ハイドレクシアグループと日本の水素市場への参入について
PR TIMES / 2024年10月23日 15時15分
当社(東証スタンダード、証券コード:2134)は2024年10月23日付で、当社が51%を出資し、再生エネルギー電力およびデータセンターの開発を手掛ける北浜GRF株式会社(以下「KGC」)を通じて、世界をリードする水素ソリューションプロバイダーであるHydrexia Holding Limited(ハイドレクシアホールディングリミテッド。以下「ハイドレクシア社」)の完全子会社であるハイドレクシアシンガポールPTE LTDと、両社が日本の水素市場を共同で開発するための覚書(以下「MOU」)を締結したことをお知らせします。
当該MOUでは、ハイドレクシア社とKGCが、日本における水素アプリケーションのサプライチェーンの開発を両社が協力して取り組みます。ハイドレクシア社のバリューチェーン全体にわたるソリューション能力とKGCの地域ビジネスリソースを活用し、両社は段階的なアプローチで幅広い水素事業で協力することを目指します。
計画されているコラボレーションでは、AIの急激な利用増加に伴う電力不足の懸念に対応するため、水素の利用で電力不足解消を目指し、ハイドレクシア社のマグネシウム系固体技術(水素吸蔵合金=圧縮水素ではなく、水素をマグネシウム合金に吸収させ保存・ハンドリングする。)を活用し、日本における水素プラントの設計・建設、水素製造、輸送、貯蔵の開発に共同で取り組むことが求められています。当初は、KGCが企画・開発を進める忍者エナジーデータセンターで稼働する燃料電池への水素供給の実現可能性調査に重点を置きます。水素利用燃料電池で廃熱利用運用することで効率の良い冷水供給導入につながり、電力消費量の削減、ひいてはRe100ユーザー向けの100%脱炭素電源での運用も視野に入ってきます。
今回の提携によりKGCは、将来的にデータセンターの電力需要を満たす水素供給体制の構築を目指します。これら独自の電源確保の視点から水素燃料電池の導入により、電力不足の解消だけでなく、CO2排出量削減にも貢献し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
日本市場におけるKGCとのMOUに基づく事業計画は、世界市場で急速に成長しているハイドレクシア社の事業運営に、新たな重要な事業を追加するものです。2024年初頭以来、ハイドレクシア社はマレーシア、インド、オーストラリア、ブラジル、タイに事業を拡大し、事業契約、戦略的パートナーシップ、合弁事業を確保しています。
「KGCとのMOUを通じて、この重要な世界の水素市場に参入できたことを嬉しく思います。ハイドレクシアは、水素アプリケーションのサプライチェーンに対するパートナーのニーズに、重要な技術的価値を追加できると確信しています。」と、ハイドレクシアホールディングリミテッドの最高経営責任者であるアレックス・ファンは述べています。「信頼できるパートナーとして、ハイドレクシア社は、すべての段階を通じてこのチェーンの構築を成功させるために最善を尽くします。」と同氏は付け加えました。
「ハイドレクシア社をパートナーに選んだのは、同社の水素技術の優位性と、実証されたプロジェクト経験に基づいています。」と、KGCの代表取締役である片岡宣秀は述べています。「今後数年間で、計画されている水素事業開発を着実に実現するために、ハイドレクシア社と緊密に協力していくことを楽しみにしています。」と同氏は続けました。
業界全体のバリューチェーン技術ソリューションプロバイダーとして、ハイドレクシア社は、グローバルな顧客のために、業界全体のバリューチェーン技術とソリューションを最大限に活用しています。世界中の顧客から認められ、受け入れられていることは、水素精製、水素輸送と貯蔵、水素充填ステーションにおけるハイドレクシア社の技術とソリューションの優位性と差別化を証明するものです。KGCはこの機会を通じて、ハイドレクシア社との水素燃料の開発にも具体的な足がかりを築くことができます。
【北浜GRFについて】
商 号: 北浜GRF株式会社
所 在 地: 大阪府大阪市中央区北浜2-1-13
代 表 者: 代表取締役社長 片岡 宣秀
事業内容: 発電プラント及び蓄電所に関する事前調査、計画、設計、開発
電気・ガス・バイオマス燃料・温暖化ガス排出権等の売買、媒介
発電事業及び電力の購入、販売
各種コンサルティング業務
設立日: 2024年7月26日
株主持株比率: 北浜キャピタルパートナーズ株式会社 51%
Green Rock Fuel Holdings株式会社 49%
【北浜キャピタルパートナーズについて】
商 号: 北浜キャピタルパートナーズ株式会社
所 在 地: 〒541-0041大阪市中央区北浜二丁目1番17号 北浜ビジネス会館8階
TEL:06-6226-7581(代表) / FAX:06-6226-7582
代 表 者: 代表取締役社長 前田 健晴
事業内容: 投資事業
ソリューション事業
設 立 日: 1992年9月
資 本 金: 4,421,753,669円(2024年3月現在)
【ハイドレクシア社について】
ハイドレクシアホールディングリミテッドは、世界をリードする水素技術ソリューションプロバイダーです。同社は、水素の製造、貯蔵、輸送、最終用途のアプリケーション向けの技術ソリューションの提供を専門としています。確固たる研究開発能力と業界をリードする技術を活用し、ハイドレクシアは、世界の水素業界のバリューチェーン全体にわたる技術とアプリケーションのニーズに効果的に対応することを目指しています。
詳細はhttps://www.hydrexia.com/en を参照。
以上
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
【東芝エネルギーシステムズ】次世代型純水素燃料電池スタックの共同開発契約を締結
Digital PR Platform / 2024年11月21日 10時0分
-
持続可能な未来を育むために、シノペックがCOP29で水素エネルギーに関する多国間イベントを開催
共同通信PRワイヤー / 2024年11月18日 9時52分
-
北浜GRF株式会社、高効率液浸冷却式データサーバーシステムの販売権を確保
PR TIMES / 2024年11月11日 16時45分
-
Hyundai Motorが水素をエネルギー源とする大胆で効率的なFCEVコンセプトカーを新たなデザイン言語のプレビューとして発表
PR TIMES / 2024年11月6日 16時1分
-
分散型電源に対応可能な電力網構築のロードマップ策定へ(シンガポール)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月30日 1時20分
ランキング
-
1「無人餃子」閉店ラッシュの中、なぜスーパーの冷凍餃子は“復権”できたのか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年11月20日 6時15分
-
2ブランド物を欲しがる人と推し活する人の共通点 囚われの身になってしまう、偶像崇拝者たち
東洋経済オンライン / 2024年11月21日 14時30分
-
3食用コオロギ会社、破産へ 徳島、消費者の忌避感強く
共同通信 / 2024年11月22日 1時18分
-
4「サトウの切り餅」値上げ 来年3月に約11~12%
共同通信 / 2024年11月21日 19時47分
-
5さすがに価格が安すぎた? 『ニトリ』外食事業をわずか3年8カ月で撤退の原因を担当者に直撃「さまざまな取り組みを実施しましたが…」
集英社オンライン / 2024年11月21日 16時49分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください