フィンランドのHycamite、MOL (Europe Africa)、MOL PLUSが、メタン熱分解技術を用いた船舶用発電・推進装置の利用促進に向けた覚書を締結
PR TIMES / 2024年12月9日 16時45分
~海運業におけるCO2排出量削減の取り組みを加速~
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Hycamite TCD Technologies OY. (CEO:Laura Rahikka、本社:フィンランド、以下「Hycamite」)、MOL (Europe Africa) Ltd.(代表:篠田敏暢、本社:ロンドン、以下「MOLEA」)、MOL PLUS Co., Ltd.(代表:阪本 拓也、本社:東京都港区、以下「MOL PLUS」)の3社は、メタン熱分解 (メタンを水素と固体カーボンに分解する技術) を用いた船舶の発電・推進装置の利用促進を目的とした相互協力に関する覚書を2024年10月に締結しました。
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上段左からNina Gronqvist(Hycamite), Matti Malkamaki(Hycamite), Laura Rahikka(Hycamite)、下段左からBruce Moore(MOLEA)、Alex Green(MOLPLUS UKデスク)
Hycamiteは、フィンランドのKokkolaに産業用メタン分解実証1号プラントを2024年9月に完成させ、2025年初めに稼働を開始します。MOLEAはHycamiteおよびMOL PLUS、MOLグループの技術チームと協力し、船舶用のメタン分解装置の開発を検討してまいります。
MOL PLUSはHycamiteが有する独自の低温メタン分解プロセスの社会実装により以下の貢献を期待しており、関係会社間での用途探索を推進していきます。
- ターコイズ水素(メタン熱分解により生成された水素)を製造するための生産コストを大幅に削減し、有用な固体炭素をコンパクトな方法で水素の燃焼前に回収することによる脱炭素化
- グローバルで多様性のある低炭素エネルギー供給網の構築
Hycamite
HycamiteはフィンランドのKokkolaに本社を置くディープテックのスタートアップ企業です。Hycamiteは、熱と独自のゼロエミッション技術を用いて、メタン分子をクリーンな水素と固体炭素に分解する技術を開発しています。Hycamite社製品は二酸化炭素排出量が少なく、顧客のニーズに合わせて高価値の炭素製品を製造し、工業的に大量生産することができます。Hycamiteのメタン分解技術は、フィンランドのオウル大学の応用化学における長年の研究に基づいています。
ホームページ:https://hycamite.com/
MOL (Europe Africa)
ロンドンに拠点を置く株式会社商船三井(代表取締役社長:橋本剛、本社:東京都港区)の100%子会社です。欧州・アフリカ地域において、長年培ってきた経験とノウハウを継承しつつ、お客様に商船三井グループ全体の総合力を発揮した、付加価値の高いサービスの提供に努めています。
MOL PLUS
株式会社商船三井100%子会社のCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)です。中長期的な視点で、海運業のビジネスモデル変革や新規事業創出を実現し得る国内外のアーリー、ミドルステージのスタートアップ企業を中心に幅広く投資を行います。
スタートアップ企業が持つ斬新なアイデアやテクノロジーと商船三井グループがもつリソースに相乗効果を生ませ、『海運業と社会に新しい価値をプラスする』、新規事業の創出を目指し続けます。
ホームページ: https://www.molplus.net/
本プレスリリースに関するお問い合わせ先:
Hycamite
Sonja Vermeulen
Communications and Marketing Manager
TEL:+358 40 142 9174、Eメール:sonja.vermeulen@hycamite.com
MOL (Europe Africa)
TEL:+44 20 3764 8054、Eメール:Alex.Green@molgroup.net
MOL PLUS
TEL:03-3587-7643、Eメール:molplus@molgroup.com
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