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ispace、米国マグナ・ペトラ社と将来的な月面資源探査実施に向けた覚書を締結

PR TIMES / 2024年12月10日 12時15分

月資源探査および採取機器の輸送に関する枠組みを定める協定に署名



 株式会社ispace(東京都中央区、代表取締役:袴田武史、以下ispace)(証券コード9348)は、米国に拠点を置く、月面資源開発企業であるマグナ・ペトラ社と将来的な月面探査実施に向け協力することに合意したことを発表いたしましたので、お知らせします。同社は月面でのヘリウム3同位体の探査、採掘、および地球への帰還を目指す初の月面資源開発企業です。


 本覚書で両社は、月の資源を非破壊的且つ持続可能な方法で採取することで、地球上に経済的な価値を生み出すことが可能な月面資源開発の協業を目指すことに合意しました。

■ 株式会社ispace 代表取締役CEO & Founder 袴田武史のコメント
「シスルナ経済圏の構築のための開発分野において、マグナ・ペトラのような野心的な挑戦を輸送を通して協力できることを嬉しく思います。シスルナ経済圏の発展のためには、水以外にも重要な資源が多々あり、そのような資源を利用できるように挑戦していくことが重要です。当社は引き続きシスルナ経済圏の発展に必要な様々なプレーヤーの活動を支援していきます。」


■ マグナ・ペトラ CEO Jeffrey Maxコメント
「今回の重要な取り組みにおいて、ispaceと協力することが出来ることをとても光栄に思います。このミッションには、ispaceのような実績と機敏性を備え、且つリーダーシップを有する、月周回軌道及び月面への輸送インフラを提供できるパートナーが必要でした。ispaceの革新性そしてグローバルな事業展開は、マグナ・ペトラの求めているミッション要件に完璧に合致しました。」


 マグナ・ペトラは、月面への影響を最小限に抑えながらエネルギー効率の高い同位体の抽出と収集を可能にする技術の特許を出願中です。月面同位体をモデリングするための高度なAIや、収量密度検証のためのNASAが開発する機器、および同位体分離のための最先端技術を活用し、今後、月面から商業的に利用可能な同位体量を検証、採取、回収するスケジュールで、地球上の重要なサプライチェーン不足に寄与します。


 ispaceは、日・米・欧の3法人でそれぞれの地域の文化や多様性を活かしながら、1つの統合的なグローバル企業として宇宙開発を進めてまいりました。最速 2025年 1 月に日本法人が主導するミッション2でRESILIENCEランダーの打ち上げを予定しています。このミッションでは、ispaceの欧州法人が開発したTENACIOUSローバーを月面に展開し、レゴリス採取と月面自走の技術検証を行います。続いて2026年には米国法人が主導するミッション3を順次実行していく計画です。また、2027年には、現在日本で開発中のシリーズ3ランダー(仮称)を用いたミッション6を予定しています。世界中の政府、企業、教育機関からの高まる需要に応えるため、ispaceはミッション3およびそれ以降のミッションのペイロードサービス契約とデータサービスを提供してまいります。


■ マグナ・ペトラについて
 マグナ・ペトラは、月面資源開発の最先端を担う企業で、月面でのヘリウム3採掘を目指している。ヘリウム3は国家安全保障、医療用画像、量子コンピューティングや核融合エネルギー等重要な用途がある中で、ヘリウム3の供給危機は悪化するばかりで、未だ解決されていないが、マグナ・ペトラは世界的な供給網の中で重要な役割を担うことを目指す。アイソトープのシミュレーションと業務最適化のために独自開発したAIツール、月面アイソトープ抽出のための技術、パートナーシップや業務拡張のための戦略的計画など、経験豊富な経営陣と共に実施を予定しているミッションは、希少な月面アイソトープの主要サプライヤとしての地位を確固たるものとする。詳細はこちらから。www.magnapetra.com


■ 株式会社ispace ( https://ispace-inc.com/jpn/ )について
「Expand our planet. Expand our future. ~人類の生活圏を宇宙に広げ、持続性のある世界へ~」をビジョンに掲げ、月面資源開発に取り組んでいる宇宙スタートアップ企業。日本、ルクセンブルク、アメリカの3拠点で活動し、現在約300名のスタッフが在籍。2010年に設立し、Google Lunar XPRIZEレースの最終選考に残った5チームのうちの1チームである「HAKUTO」を運営した。月への高頻度かつ低コストの輸送サービスを提供することを目的とした小型のランダー(月着陸船)と、月探査用のローバー(月面探査車)を開発。民間企業が月でビジネスを行うためのゲートウェイとなることを目指し、月市場への参入をサポートするための月データビジネスコンセプトの立ち上げも行う。2022年12月11日には SpaceXのFalcon 9を使用し、同社初となるミッション1のランダーの打ち上げを完了。続くミッション2の打ち上げは最速2025年1月[i]に、ミッション3は2026年[ii]、ミッション6は2027年に[iii]打ち上げを行う予定。
 ミッション1の目的は、ランダーの設計および技術の検証と、月面輸送サービスと月面データサービスの提供という事業モデルの検証および強化であり、ミッション1マイルストーンの10段階の内Success8まで成功を収めることができ、Success9中においても、着陸シーケンス中のデータも含め月面着陸ミッションを実現する上での貴重なデータやノウハウなどを獲得することに成功。ミッション1で得られたデータやノウハウは、後続するミッション2へフィードバックされる予定。更にミッション3では、より精度を高めた月面輸送サービスの提供によってNASAが行

[i] 2024年12月時点の想定
[ii] 2024年12月時点の想定
[iii] 2024年12月時点の想定

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