アークエッジ・スペース、JAXAの月測位システム(LNSS)の定常的運用サービスに向けたフィージビリティ・スタディに選定
PR TIMES / 2024年12月12日 13時40分
~月面経済活動を支える月インフラ構築に貢献~
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/73065/39/73065-39-0312393b23fa9ef031bae2ca7ff9c240-960x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
高精度化に向けて新たに検討を実施する各航法のイメージ
超小型衛星コンステレーションの企画・設計から量産化、運用まで総合的なソリューション提供を行う株式会社アークエッジ・スペース(本社:東京都江東区、代表取締役 CEO :福代孝良、以下「アークエッジ・スペース」)は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が実施する「月測位システム(LNSS)のFOCに向けたフィージビリティ・スタディ(その1)」の企画提案要請(企画競争)を経て、2024年11月20日に契約相手方として選定されましたことをお知らせします。
本検討では、2030年代前半の南極域におけるFOC開始を目指し、さらなる月測位精度の高精度化検討等を実施します。本検討を通じて、各国との相互運用性を確保しつつ、加速しつつある月探査及び月面ビジネス活動に資する実用的な月測位のサービス運用に貢献します。
現在、月通信・測位の国際フレームワークであるLunaNetの検討がNASA・ESA・JAXAで進められており、各国共同で月にGNSSの様な測位衛星システムを構築する構想が国際的に進められています。この月測位サービスはLANSと呼ばれ、日本の月測位衛星システム(LNSS)もその一つの衛星ノードを構成し、LunaNetで標準化される測位信号AFSを欧米の測位衛星と共に月面に向けて配信する計画です。これにより、月面におけるローバー走行や基地建設等において、月面のユーザーは月測位の初期段階からサービスを享受することが可能になります。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/73065/39/73065-39-560777422e3bbb66088508e9a1e723cb-903x637.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
月測位衛星システム(LNSS)の概念図
さらに、アルテミス計画を始めとする月面活動の活発化により、人類の生活圏・経済圏が月面へ拡大し、様々なビジネスを含む月面産業が立ち上がろうとしています。月面活動の初期段階を経て、徐々に月面産業が活発化していくと考えられています。月面活動には地上と同様に測位や通信等の基礎インフラが必要であり、より高精度かつ広域における月測位サービスへのニーズが高まると予測されます。他国では既に月面活動の活発化に向け、基礎インフラの一環としての定常的な月測位サービスの検討が進められています。
前述の通り、本検討では、さらなる月測位精度の高精度化検討等を実施予定です。実証ミッションの検討手法に加えて、搬送波位相の時間差分TDCP(Time-Differenced Carrier Phase)、地上局観測、南極域ビーコンからの測位信号、光学観測を追加し、LNSS衛星の軌道時刻決定精度を向上させることにより、月測位精度の高精度化を達成し得るかの検討を行います。本検討を通じて、各国との相互運用性
を確保しつつ、加速する月探査及び月面ビジネス活動に資する実用的な月測位のサービス運用に貢献します。
なお、本検討の一部は、国立大学法人東京大学との共同研究にて進めてまいります。
※LNSS:Lunar Navigation Satellite System
※FOC:Full Operational Capability、高精度かつ広域の定常的運用サービス
※NASA:アメリカ航空宇宙局:National Aeronautics and Space Administration
※ESA:欧州宇宙機関:European Space Agency
※GNSS:Global Navigation Satellite System
※LANS:Lunar Augmented Navigation Service
※AFS:Augmented Forward Signal
■事業概要
名称 :月測位システム(LNSS)のFOCに向けたフィージビリティ・スタディ(その1)
事業内容:月測位精度の高精度化検討等
事業期間:2024年11月~2025年3月
参考URL:https://stage.tksc.jaxa.jp/compe/bid_box/FY2024-0196.pdf
<関連するアークエッジ・スペースのLNSSに関する取り組み>
アークエッジ・スペースは、これまで月近傍における測位・通信の研究開発を実施しており、LNSS実現のためIOC(Initial Operational Capability:初期運用サービス)に向けた開発を進めてきました。2021年度~2023年度は「宇宙開発利用加速化戦略プログラム」(スターダストプログラム)における「月面活動に向けた測位・通信技術開発」の一環として、JAXAから契約を複数受託しました。また、宇宙戦略基金の技術開発テーマ「月測位システム技術」の実施機関として採択されており、今後、LNSS実証衛星の開発を進める予定です。
■株式会社アークエッジ・スペースについて
アークエッジ・スペースは、超小型衛星コンステレーションの企画・設計から量産化、運用まで総合的なソリューション提供を行う宇宙スタートアップ企業です。
“衛星を通じて、人々により安全で豊かな未来を”実現することを目指し、今後は地球観測、船舶向け衛星通信(衛星VDES)、光通信、低軌道衛星測位等に対応した超小型衛星コンステレーションの構築を実現するとともに、月面活動にむけた衛星インフラ構築や深宇宙探査など、多様なミッションニーズに対応し、誰でも手が届く宇宙の開発利用を推進します。
本社所在地 :東京都江東区有明一丁目3番33号ドーム有明ヘッドクォーター3階
代表取締役CEO :福代 孝良(ふくよ たかよし)
設立 :2018年7月
WEB :https://arkedgespace.com/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
アークエッジ・スペース、新開発の6U衛星汎用バスを採用した小型衛星:AE1bおよびONGLAISATの運用開始
PR TIMES / 2024年12月10日 18時15分
-
アークエッジ・スペース、共同研究の革新的エネルギー技術実証衛星「DENDEN-01」が2024年12月9日に宇宙空間へ放出
PR TIMES / 2024年12月9日 13時45分
-
株式会社New Space Intelligence、株式会社アークエッジ・スペースと衛星画像解析ソリューション分野で覚書締結
PR TIMES / 2024年12月7日 15時40分
-
アークエッジ・スペース、New Space Intelligenceと衛星画像解析ソリューション分野で覚書締結
PR TIMES / 2024年12月7日 15時40分
-
アークエッジ・スペース、JAXAの宇宙戦略基金「月測位システム技術」実施機関として採択
PR TIMES / 2024年11月29日 18時15分
ランキング
-
1船井前社長、破産状況否定 経営権、1円で譲渡と説明
共同通信 / 2024年12月12日 18時55分
-
2脱毛「アリシアクリニック」破産前から危険サイン 脱毛サロンの倒産が繰り返される背景事情
東洋経済オンライン / 2024年12月12日 17時30分
-
3欧州中央銀行、3会合連続の利下げ…独仏で政治混迷・トランプ氏の関税方針も重荷
読売新聞 / 2024年12月12日 22時22分
-
4「若手が握る銀座の高級すし」「規格外野菜の返礼品」…消費者にもメリット“訳ありサービス”が人気
日テレNEWS NNN / 2024年12月12日 21時54分
-
580代の両親、年金「月16万円」だが…「老人ホームの請求額」に子撃沈
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年12月12日 20時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください