カイコハナサナギタケ冬虫夏草摂取により男性更年期症状の緩和を確認!
PR TIMES / 2024年8月9日 12時15分
~肥満傾向者、性腺機能低下傾向者のテストステロン、更年期症状を改善~
第一工業製薬(本社:京都市南区、代表取締役社長:山路直貴)は、男性更年期諸症状を自覚する健康な中高年男性に対する臨床試験において、カイコハナサナギタケ冬虫夏草摂取による男性更年期症状の緩和、テストステロンの増加作用を確認しましたのでお知らせします。
本研究成果は、2024年8月5日発行の日本抗加齢医学会雑誌「アンチ・エイジング医学」に論文として掲載されました。
近年、男性の更年期障害が大きな社会課題となっており、メディアなどで盛んに取り上げられています。加齢やストレスなどの要因によりテストステロンが低下することで生じる、加齢性腺機能低下症(LOH症候群)の国内潜在患者は600万人にのぼると言われ、大きな経済損失に繋がっています。LOH症候群では、ホットフラッシュやいらいら、うつ症状、睡眠障害、性機能低下など男性のQOLに影響する症状に加え、メタボリックシンドロームや心血管疾患、認知症などさまざまな疾患のリスクを高めることが報告されています。かねてより、当社のカイコハナサナギタケ冬虫夏草摂取者から、個人の感想として活力や性機能など男性機能に関するお声がありました。そこでカイコハナサナギタケ冬虫夏草による中高年男性の更年期症状へ作用を検証するため、臨床試験を実施しました。
【試験結果】
男性更年期諸症状を自覚する健康な中高年男性60名を対象に、4週間カイコハナサナギタケ冬虫夏草またはプラセボを摂取していただき、無作為化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験※1を実施しました。主要評価項目は唾液中のテストステロン、副次評価項目はAMSスコア※2、POMS2(R)日本語版※3としました。試験参加者のうち、肥満傾向者を解析対象とした唾液中テストステロンの検査結果、および性腺機能低下傾向者を解析対象としたAMSスコアの解析結果を次の図で示します。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/73630/39/73630-39-96dcf5a9264b2722d566b5b8f60e7911-959x681.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
唾液中テストステロン変化量
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/73630/39/73630-39-3c5cdd073f056356447eefdbae352857-950x768.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
AMSスコア(いらいら)変化量
「アンチ・エイジング医学」掲載論文の表を、分かりやすく改変し図表を作成
● カイコハナサナギタケ冬虫夏草を摂取することで、BMIが25kg/m2以上の肥満傾向者において、唾液中テストステロンが有意に増加しました。
● また、テストステロン値が低い性腺機能低下傾向者では、更年期症状の一部である「いらいら」、「疲労-無気力」が有意に改善しました。
肥満者はテストステロン値が低値となる傾向が報告されており、カイコハナサナギタケ冬虫夏草はLOH症候群のリスクが高い方に対し特に有効に、テストステロン増加、男性更年期症状緩和の作用を示すことが確認できました。
LOH症候群は近年大きく顕在化された社会課題であり、この予防、緩和のため代表的な男性ホルモンであるテストステロンを維持することが極めて重要です。テストステロンは疾病予防のほか、男性女性ともに心身の健康を維持するのに大きな役割を担っています。カイコハナサナギタケ冬虫夏草は、このテストステロンを増加させ更年期症状の緩和などの作用が期待される食品です。当社は、今後もカイコハナサナギタケ冬虫夏草についてさらなる研究を進め、ストレス社会、超高齢化社会が抱える社会課題の解決に努めていきます。
※1 無作為化二重盲検プラセボ対照並行群間試験 :ランダムに振り分けた2群の被験者に、医療従事者および被験者が食品の識別ができない状態でそれぞれの群に試験品、プラセボ品両方を摂取させる手法。
※2 AMSスコア :自己記入式の男性更年期症状に関する質問紙で17項目から構成されている。各項目とも「なし」、「軽い」、「中等度」、「重い」、「非常に重い」の5段階で評価して、それぞれに1から5点の点数をつけ合計点でその訴えの重症度を評価する。
※3 POMS2(R)日本語版 :世界共通で用いられている心理検査。「怒り-敵意」、「混乱-当惑」、「抑うつ-落込み」、「疲労-無気力」、「活気-活力」、「友好」の尺度と、ネガティブな気分状態を総合的に表す「TMD得点」から気分状態を評価する。
■掲載誌 「アンチ・エイジング医学」8月号
・発行学会:日本抗加齢医学会 https://www.anti-aging.gr.jp/
・発行所:株式会社メディカルレビュー社
・発行日:2024年8月5日
・論文標題:「カイコハナサナギタケ冬虫夏草による中高年男性の更年期症状の改善効果
-無作為化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験-」
・論文著者:第一工業製薬 山本 真史、小森 紀明、後藤 慎平、斉藤 大輔、齋藤 志穂 順天堂大学 本田 知江、堀江 重郎
【本リリースについてのお問い合わせ先】
第一工業製薬株式会社 広報IR 部
TEL. 075-276-3027 E-mail: d-kouhou@dks-web.co.jp
〒601-8002 京都市南区東九条上殿田町48 番地2
以 上
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