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公立学校を対象とした読書機会の普及による教育支援「ミャンマー読書推進事業」を開始

PR TIMES / 2018年1月27日 12時1分

公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(所在地 東京都新宿区/会長 若林恭英/以下、シャンティ)は、外務省の日本NGO連携無償資金協力を得て、2018年1月12日から3年間の予定で、ミャンマー連邦共和国内のピー県及びタヤワディ県地域を主に対象とし、ミャンマーの子どもたちのために「ミャンマー読書推進事業」を開始しました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/5053/40/resize/d5053-40-403879-1.jpg ]

「おおきなかぶ」(福音館書店)撮影:川畑嘉文


■ミャンマーの教育体制の現状

ミャンマーでは、50年以上続いた軍事政権の影響もあり、暗記中心型の教育が行われてきました。子どもたちは、教師が言うことや教科書の内容をひたすら復唱し、暗記します。今までは、子どもたちが創造的に考えながら学ぶ機会は与えられてきませんでした。

新政権下では、従来の教育を改め、国際的にも推奨されている子ども中心の学習環境を推進する方針を立て、JICAの支援も継続して受けながら5カ年国家教育戦略計画(2016~2021年)の下、教育の質の向上を図っています。しかし、長年に渡り根付いた教授・学習方法を切り替えることは容易ではなく、質の高い学びを助ける図書館も、ミャンマーの学校にはほとんど存在しないのが現状です。


■読書機会の普及による教育支援

ミャンマーの教育体制の状況を踏まえ、シャンティ国際ボランティア会では、同国の豊かな人材を育てるために、読書機会の普及が必要であると考え、子どもたちが楽しみながら創造的に学ぶ機会を得られるよう、教育現場から読書活動の普及を目指し、教育環境の改善に取り組みます。良質な絵本を中心とした図書を通じて、子どもたちの思考や創造力だけでなく、コミュニケーション能力の養成や異文化理解の促進等を行っていきます。主な活動としては、1.事業対象の公立学校に図書コーナーを設置し、対象教員に図書研修を行う、2.学校図書コーナーが機能するための最低限の要素(図書、家具、図書館員研修等)を含み、他地域でも複製できる最小限のパッケージを作成、3.児童図書の出版、4.公共図書館による移動図書館活動の実施を行います。

■これまでの実績

過去3年間(2014-2017年)、外務省の日本NGO連携無償資金協力を得て、同地域の公共図書館を対象に児童向けの絵本の配架や図書館員の育成、移動図書館活動等の支援活動を行ってきました。活動前は、児童サービスが皆無でしたが、同国の情報省から活動の成果を高く評価され、現在は全国の公共図書館に児童スペースを設置する通達の下、児童サービスを拡充する動きが高まっています。過去に対象としてきた公共図書館の協力も得ることにより、今後の公立学校での読書活動の普及の促進が期待されます。

■活動写真
[画像2: https://prtimes.jp/i/5053/40/resize/d5053-40-472719-2.jpg ]

   移動図書館バイクに積んだ絵本を選ぶ子ども(撮影:川畑嘉文)

[画像3: https://prtimes.jp/i/5053/40/resize/d5053-40-490454-3.jpg ]

   移動図書館バイクでの活動(撮影:川畑嘉文)

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