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【理系就活動向】研究室のコアタイムが就活に与える影響を調査!

PR TIMES / 2019年8月2日 0時40分

就活と研究の両立に悩む理系院生のリアル

研究内容をもとに優秀な理系学生をスカウトできる新卒採用サービス『LabBase(ラボベース)』を提供している株式会社POL(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:加茂倫明)は、「就職活動に関する調査」を全国の理系大学院修士2年生155人を対象に実施いたしました。(調査期間:2019年7月19日~7月25日)



就職活動を終え、研究活動に戻る理系学生も多い7月。理系の修士2年生155名を対象にアンケート調査を行いました。就活と研究のバランスが悩ましい、理系院生のリアルをお届けします。

《調査のポイント》

コアタイムがある研究室で、約40%の学生が「就活をしにくい」と感じていた
理系修士2年生の22.4%が「就活開始時には知らなかった企業」に就職した
生物・農は推薦ゼロ。専攻によって選考の方法に顕著な違いが現れた


ポイント1:コアタイムがある研究室で、約40%の学生が「就活をしにくい」と感じていた

□研究室のコアタイムの有無
修士2年生の32.9%がコアタイムのある研究室に所属していることがわかりました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/20282/40/resize/d20282-40-183798-4.png ]



中でも、化学専攻の69.2%、生物・農専攻の60%の学生がコアタイムがあると回答しており、情報・機電などの他の専攻に比べ、コアタイムがある研究室が多いことが見受けられます。


[画像2: https://prtimes.jp/i/20282/40/resize/d20282-40-251784-9.png ]



□コアタイムの有無と就職活動のしやすさ
コアタイムの有無は就職活動のしやすさにも関係していました。
「就職活動をしにくいと感じることがあるか」という質問に対する回答として、コアタイムありの学生の39.2%が「就職活動をしにくい」と答えたのに対し、コアタイムなしの学生が「就職活動をしにくい」と答えた割合は6.7%に留まりました。
以上から、コアタイムのある研究室に所属する学生ほど、就職活動がしにくい状況であることがわかりました。コアタイムがあると、より研究へのコミットメントが求められるためだと考えられます。


[画像3: https://prtimes.jp/i/20282/40/resize/d20282-40-574150-10.png ]



さらに、「どのような時に就職活動をしにくいと感じたか」という問いに対しては、「長期研究室に行けなかった時。結果を出せれてなかった時。」「志望業界の関係から,先輩方がこれまで早期に就職活動が終わっていたことや推薦を使って就職活動を行うといった雰囲気があったから」「就活の繁忙期でも研究室のスケジュールは全く融通してもらえなかったとき」などという声がありました。


ポイント2:理系修士2年生の22.4%が「就活開始時には知らなかった企業」に就職した

□内定した企業を就活開始時に知っていたか
有名企業への就職を希望する学生も多い中、修士2年生の22.4%が「就活開始時には全く知らなかった企業」に内定承諾した/しようとしていることがわかりました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/20282/40/resize/d20282-40-896464-8.png ]



□「就活開始時には知らなかった企業」をいつ知ったか
就活開始時には全く知らなかった企業に内定承諾した/しようとしている学生が、その会社を知った時期として最も多かった時期が1月~3月となりました。本選考が始まる直前であることからも、インターンなどでは視野に入れていなかった企業にまで幅を広げていると考えられます。
[画像5: https://prtimes.jp/i/20282/40/resize/d20282-40-865100-0.png ]



ポイント3:生物・農は推薦ゼロ。専攻によって選考の方法に顕著な違いが現れた

□専攻別の一般応募と推薦の割合
修士2年生全体では一般応募が71.8%で推薦が28.2%となりました。
[画像6: https://prtimes.jp/i/20282/40/resize/d20282-40-327576-1.png ]



ここで注目すべきは、推薦による選考を受ける学生の割合が専攻によって大きく異なることです。
推薦による選考を受けた割合は、物理・数学が10.0%、化学が20.0%、生物・農が0%と非常に低い結果になったのに対し、情報が66.7%、機会が50.0%、電気電子が60.0%と高い結果となりました。
[画像7: https://prtimes.jp/i/20282/40/resize/d20282-40-535163-11.png ]



□研究と仕事の関連度
自身の研究と内定承諾した/しようとしている企業の関連度に関するアンケートでは、上記、専攻別の一般応募と推薦の割合と相関がみられる結果が得られました。
物理・数学、化学、生物・農を専攻する学生は、自身の研究を直接活かさない進路を選ぶ割合が比較的高い一方で、情報、機械、電気・電子を専攻する学生は、比較的、研究を活かせる進路を選ぶことが多いようです。


[画像8: https://prtimes.jp/i/20282/40/resize/d20282-40-787314-3.png ]



その他のアンケート

□企業での研究と大学での研究、どちらを選ぶか
「企業での研究と大学での研究、どちらも同い給与をもらえるならばどちらに進みたいですか」という問いに対して、企業を選んだ学生が72.9% 大学を選んだ学生が27.1%となりました。
[画像9: https://prtimes.jp/i/20282/40/resize/d20282-40-707332-6.png ]


大学を選ぶ理由

企業の営利活動にとらわれず研究に専念できる(機械系・男性)
企業側の研究では後に採算を考慮したビジネスを絡めた研究になり、本来興味のある研究をすることは難しい。その点、学術研究ならば望んだ分野で自由に研究ができる(情報系・男性)
企業で研究するとその成果が企業のものになるため(電気・電子系・男性)
基礎研究がしたいから(化学系・女性)


企業を選ぶ理由

世の中に製品として発信したいあるいはそのための仕事に携わりたいため(物理・数学・男性)
自分の研究成果を論文として残すのではなく、人の生活に貢献できる形で残したいから(化学・男性)
企業の方が成長できると思ったから。企業の方がビジネスなどの勉強も出来ると思ったから(医学・女性)
大学の場合、他の雑務が多そう(物理・数学・男性)

選ぶ道がどちらであっても、研究に対する思いは強く、自分の好きな研究ができる方を選んでいる人が多いという印象を持ちました。


■会社概要

POLは「研究者の可能性を最大化するプラットフォームを創造する」をミッションに掲げるLabTech企業です。両親が大学勤務者というアカデミアのバックグラウンドを持ち、自身も東京大学工学部在学中である代表の加茂が、「研究者の可能性を最大化し、科学と社会の発展を加速したい」との想いから2016年9月に創業いたしました。
2017年2月、理系学生に特化したダイレクトリクルーティングサービス『LabBase』をローンチし、サービス開始から1年半で日本最大級のシェアを誇る理系学生リクルーティングサービスに成長いたしました。また、2019年3月にリリースした産学連携を加速する研究者データベース『LabBase X』では、企業と研究室のマッチングの実績を重ねており、POLが提供するプラットフォーム上で様々な研究が創造されています。

会社名 :株式会社POL
代表者 :代表取締役CEO 加茂倫明
設 立 :2016年9月23日
資本金 :131,056,000円 (資本準備金含む)所在地 :東京都中央区日本橋大伝馬町1-7 日本橋ノースプレイス3Fコーポレートサイト:https://pol.co.jp/
理系採用を革新する LabBase(ラボベース):https://labbase.jp/
産学連携を加速する LabBase X(ラボベース クロス):https://material.labbase.jp/x/business

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