【シリアと周辺国ではしかの集団感染が拡大】ユニセフ 大規模予防接種キャンペーンを強化

PR TIMES / 2013年5月1日 17時24分

イラク国内のシリア難民キャンプ等でのご取材対応中(日本人職員も活動中)

※本リリースは、ジュネーブとアンマンで発表された、現地時間4月30日付のユニセフ本部プレスリリースを基に作成したものです。


ユニセフとパートナー団体は、シリア、ヨルダン、レバノン、イラク、トルコでの予防接種キャンペーンの強化に乗り出しました。何百万人もの人が、シリア内戦の影響を受け、懸命の人道支援活動が行われているこれらの地域では、はしかの集団感染が拡大しています。はしかは、不衛生な環境や不十分な栄養、多くの人が身を寄せている環境下では、感染が拡大しやすく、命を奪いかねない感染症です。




「シリア国内では、少しでも安全な場所を求めて多くの人が移動する一方、既存の保健サービスが崩壊しており、感染症拡大防止のための取組みが求められています。子どもたちがどこにいようとも、はしかのように命に関わる感染症から守らなければいけません。予防接種は、最も費用対効果が高く、我々にできることです。」と、ユニセフの地域保健アドバイザーのマヘンドラ・シェスは言います。
■国内外で増え続けるシリア難民・避難民
シリア危機から2年以上が経過。140万人以上のシリア難民が、レバノン、イラク、トルコ、エジプトといった近隣諸国へ避難をしています。いまなお、日に平均8000人ものシリア人が、国外へと避難しています。

シリア国内では、425万人がより安全な場所を求めて避難しており、その半数は子どもたちです。多くの人は、またたく間に感染症が広まるような、狭く不衛生な環境で生活をしています。紛争は、国全体で行われていた定期的な予防接種プログラムを含む保健システムに、甚大なダメージを与えています。


■はしかの集団感染が拡大中

イラクのドミズ難民キャンプでは、332件(2012年12月以来)、レバノンでは約300件(2013年1月以来)、シリアでは133件、ヨルダンでは、多くのシリア難民が身を寄せているザータリ難民キャンプで5件、トルコでは、この1年で3000~4000件が確認されており、そのうちシリア難民は300件のはしかへの感染が、わかっているだけで報告されています。

■4月24日~30日「世界予防接種週間」にあわせ、予防接種キャンペーンを強化
ユニセフは、保健省やWHO、他のパートナー団体とともに、これらの国々で、すべてのこどもたちを感染症から守るため、予防接種キャンペーンを強化しています。ユニセフとWHOの支援を受け、シリアでは、250万人の子どもたちを対象に国家規模での予防接種を行おっており、これまで55万人の子どもたちが予防接種を受けました。レバノンでは、シリア、レバノン、パレスチナの子どもたち462,000人が、今年だけで、予防接種を受けています。

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