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東京都美術館企画展「伊庭靖子展 まなざしのあわい」Yasuko Iba, A Way of Seeing

PR TIMES / 2019年3月7日 15時40分

2019年7月20日(土)~10月9日(水)



[画像1: https://prtimes.jp/i/38211/41/resize/d38211-41-239427-0.jpg ]

画家の眼とモティーフのあわいにある世界に魅せられた伊庭靖子(1967-)は、触れたくなるようなモティーフの質感やそれがまとう光を描くことで、その景色を表現し続けてきました。自ら撮影した写真をもとに制作するスタイルは変わりませんが、近年、それまで接近していたモティーフとの距離が少しずつ広がってきました。空間や風景といったものへの関心が高まり、まわりの風景が広がることで、伊庭の絵画は新たな展開を見せています。

本展覧会では、東京都美術館で撮影した写真をもとにした絵画をはじめ、版画、さらに新たな試みとして映像作品を発表する予定です。伊庭の個展は、2009年の「伊庭靖子――まばゆさの在処――」(神奈川県立近代美術館)以来、美術館では10年ぶりの開催となります。近作・新作を中心に紹介しながら、そこに至る以前の作品も併せて展示することで、この10年の変化とともに伊庭靖子の変わらない関心の核に迫ります。

会場となるギャラリーは、吹き抜けの大きな空間で、建築家・前川國男がこだわったはつり壁やぶら下がりの天井照明、打ち込みタイルから生まれる独特な質感をもつ空間です。鑑賞者が感覚的に伊庭の表現の変遷を理解し、作品1点1点との対話を静かに楽しむことのできる展覧会を目指します。


みどころ

I. 新作を中心とした個展


本展の開催が決まった2016年春から、伊庭は3年余の時間をかけて準備を行い、本展では、絵画、版画、映像の新作を中心に展示します。伊庭の絵画は、一貫して自ら撮影した写真をもとに制作されます。本展には東京都美術館で撮影した写真から描いた絵画も出品します。前川國男が設計した建築に漂う光が、伊庭のレンズと手を通して生まれ変わります。

[画像2: https://prtimes.jp/i/38211/41/resize/d38211-41-550173-3.jpg ]


II. 映像作品に初挑戦!
大学で版画を専攻した後、しだいに絵画に軸足を移し、制作活動を続けてきた伊庭ですが、今回初めて映像作品を発表します。立体視を用いた作品となる予定で、光に満ちた静謐な空間を描く絵画とはかけ離れたように見えるかもしれません。ただ、人の眼と見る対象との間にあるさまざまなもの――光、大気、雰囲気など――への関心は通底します。伊庭の芸術観を垣間見せる作品になることでしょう。


III. 10年ぶりとなる美術館での個展(東京の美術館では初めての個展!)
国内外の主要美術館に収蔵されている伊庭の作品ですが、多くのコレクターにも愛され個人の邸宅で大切にされてきた作品も少なくありません。今回は、多くの所蔵者にご協力いただき、新作・近作につながる2004年からの作品を展示します。なかなか見ることができないコレクターのお気に入りの作品群をぜひ美術館でご鑑賞ください。


伊庭靖子


[画像3: https://prtimes.jp/i/38211/41/resize/d38211-41-836772-2.jpg ]

1967年 京都市生まれ
1990年 嵯峨美術短期大学版画科専攻科修了
1999年 フランス・モンフランカンにて滞在制作
(ダイムラー・クライスラーグループ「ガスコーニュ・ジャパニーズ・アート・スカラシップ」(アート・スコープ’99))
2001-02年 文化庁芸術家在外研修員としてアメリカ・ニューヨークに滞在
現在、京都を拠点に活動

◆近年の主な個展
2009年 「伊庭靖子展――まばゆさの在処――」神奈川県立近代美術館
2012年 「paintings」MISA SHIN GALLERY、東京 (’17)
2014年 「まばゆさ/けしき」高島屋美術画廊、日本橋・新宿・大阪
2016年 「伊庭靖子展 光の感触」ギャラリー柏、北海道
2018年 「伊庭靖子展」MA2 Gallery、東京

◆近年の主なグループ展
2007年 「ダイアローグ コレクション活用術 vol.2」滋賀県立近代美術館
「椿会展2007」資生堂ギャラリー、東京(’09, ’10)
2009年 「未来を担う美術家たちDOMANI・明日展2009」国立新美術館、東京
2012年 「虹の彼方――こことどこかをつなぐ、アーティストたちとの遊飛行」府中市美術館、東京
2015年 「画家の詩、詩人の絵――絵は詩のごとく、詩は絵のごとく」平塚市美術館、神奈川 ほか

◆主な受賞歴


1998年 VOCA展’98奨励賞受賞
2003年 京都府文化芸術賞 奨励賞受賞
2010年 第20回タカシマヤ美術賞受賞
2011年 滋賀県文化賞 奨励賞受賞

◆パブリックコレクション
大原美術館、神奈川県立近代美術館、群馬県立館林美術館、国立国際美術館、滋賀県立近代美術館、資生堂アートハウス、東京都現代美術館、府中市美術館 ほか



主な作品



[画像4: https://prtimes.jp/i/38211/41/resize/d38211-41-545993-4.png ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/38211/41/resize/d38211-41-790999-5.png ]

[画像6: https://prtimes.jp/i/38211/41/resize/d38211-41-418744-6.png ]

[画像7: https://prtimes.jp/i/38211/41/resize/d38211-41-164642-7.png ]




開催概要

展覧会名:伊庭靖子展 まなざしのあわい
主催:東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)
会期:2019年7月20日(土)~10月9日(水)(計70日間)
休室日:月曜日、8月13日(火)、9月17日(火)、9月24日(火)
 ※8月12日(月・休)、9月16日(月・祝)、9月23日(月・祝)は開室
開室時間:9:30~17:30 *入室は閉室の30分前まで
夜間開室:金曜日 9:30~20:00 *入室は閉室の30分前まで
 ※ただし、7月26日、8月2日、9日、16日、23日、30日は9:30~21:00
会場:東京都美術館 ギャラリーA・B・C(計1,185平方メートル )
観覧料:一般 800円/団体(20名以上) 600円/65歳以上 500円/大学生・専門学校生 400円
※高校生以下無料

「サマーナイトミュージアム割引」
7月26日(金)、8月2日(金)、9日(金)、16日(金)、23日(金)、30日(金)の17:00~21:00は、一般600円、大学生・専門学校生無料(証明できるものをお持ちください)

※7月20日(土)、21日(日)、8月17日(土)、18日(日)、9月21日(土)、22日(日)は、「家族ふれあいの日」により、18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住、2名まで)は、当日一般料金の半額(証明できるものをお持ちください)
※8月21日(水)、9月16日(月・祝)、18日(水)は「シルバーデー」などにより、65歳以上の方は無料。当日は混雑が予想されます。(証明できるものをお持ちください)
※10月1日(火)は「都民の日」により、どなたでも無料
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料(証明できるものをお持ちください)
※都内の小学・中学・高校生に準ずる者とその引率の教員が学校教育活動として観賞するときは無料(要事前申請)

公式HP:https://www.tobikan.jp/yasukoiba 
 (主な出品作品は公式HPにてご覧いただけます)
お問合せ:03-3823-6921

※会期中に、担当学芸員によるギャラリートーク、キッズデーなどを実施予定です。
詳細は随時公式HPでご紹介いたします。

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