株式会社フェイガー、イビデン株式会社と機能性バイオ炭の開発において連携協定を締結しました
PR TIMES / 2024年12月19日 16時15分
バイオ炭の農地施用によるカーボンクレジット生成と農業生産性向上を目指します
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/114514/41/114514-41-fdaf2fe57a1a6e13c1ed643b7d48dd76-850x252.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
株式会社フェイガー(本社:東京都港区、代表取締役:石崎貴紘、以下フェイガー)は、イビデン株式会社(本社:岐阜県大垣市、代表取締役社長:河島浩二、以下イビデン)と、機能性バイオ炭の開発において連携することで合意いたしました。
今回の連携を通じて、バイオ炭[i]の農地施用によるGHG(温室効果ガス)[ii]の回収・除去クレジットの生成に加えて、農業生産性向上に資するソリューションの開発を実現させ、農業者の所得向上への貢献を目指します。
[i] バイオ炭とは:木炭や竹炭といった生物資源を材料とした炭化物のこと。具体的な定義としては、「燃焼しない水準に管理された酸素濃度の下、350℃超えの温度でバイオマスを加熱して作られる固形物」 とされている。バイオ炭の原料となる木材や竹等に含まれる炭素は、 そのままにしておくと微生物の活動等により分解され、二酸化炭素と して大気中に放出される。しかし、木材や竹などを炭化し、 バイオ炭として土壌に施用することで、その炭素を土壌に閉じ込め(炭 素貯留)、大気中への放出を減らすことが可能となる。 バイオ炭には木材由来の黒炭、粉炭、竹炭や、家畜糞尿由来のもの、 もみ殻・稲わら由来のもの、製紙汚泥・下水汚泥由来のものなどがあり、J-クレジットの方法論では 11 種類に分類。バイオ炭ごとに炭素含有率、炭素残存率(閉じ込めた炭素が 100 年後にどれだけ残っているかの割合)の値が決められており、同じ重量のバイオ炭 でも種類が違えば閉じ込められる二酸化炭素の量は異なる。(経産省資料より抜粋)
[ii] 地表から放射された赤外線の一部を吸収することにより、温室効果をもたらす気体のこと。水蒸気、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロンなどが温室効果ガスに該当。近年、大気中の濃度を増しているものもあり、地球温暖化の主な原因とされている。
■イビデン様コメント
今回の連携により、農業分野で新たな可能性を拓く機会を得たことを大変嬉しく思います。
植物活性化材で培った技術で、バイオ炭の機能をさらに高め、農家の皆様の課題解決に貢献できる製品を目指します。
技術開発本部 本部長 山田啓二様
■フェイガーコメント
バイオ炭からの有効成分の徐放は、資材コストと施用工数を減らすことで、農業者のコストと作業の軽減に繋がります。いち早く農業者へお届けするために、イビデン様と実証試験を重ねてまいります。
Chief Agriculture Officer 後藤明生
■イビデン株式会社について
岐阜県大垣市に本社を置く創業110年を超える技術開発型企業。独自の技術を進化・融合させながら、新たな技術や製品を開発し、現在は、電子・セラミックの分野を中心に事業を展開しています。新たな領域として、バイオマテリアル関連製品事業も手掛け、人々がより良好な栄養にアクセスできる社会の実現に貢献するため、独自のバイオ技術をコアに植物活性化材の開発を進めています。
イビデンHP:https://www.ibiden.co.jp/
■株式会社フェイガーについて
農家向け脱炭素施策の収益化とカーボンクレジットの流通サポートを行う、カーボンクレジットデベロッパーです。クレジットの生成から販売までを一貫して取り組んでいるため「脱炭素に取り組む生産者の顔が見えるクレジット」を企業に提供し、カーボンオフセットだけではなくPRも含めた価値を提供しています。「クレジットの地産地消モデル」についても推進しています。
フェイガーHP:https://faeger.company/
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