【Wrap Up】Snowflake、開発者向け年次イベント「BUILD」製品アップデートに関する説明会を開催
PR TIMES / 2024年12月4日 11時0分
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AIデータクラウドを提供するSnowflake合同会社(所在地:東京都中央区、社長執行役員:東條 英俊、以下Snowflake)は、米国サンフランシスコで行われた開発者向け年次カンファレンス「Snowflake BUILD 2024」(11月12日~14日、以下「BUILD」)の国内向け説明会を11月28日に報道機関向けに開催しました。当日はSnowflake 執行役員 セールスエンジニアリング統括本部長の井口 和弘が登壇し、BUILDで発表された製品アップデートを解説しました。
井口は冒頭、Snowflakeが年間75万人以上の開発者が関与し、1日に50億回以上クエリ検索が実行されていることを強調。背景にあるデータのサイロ化解消に向けた取り組みと、SnowflakeのAIデータクラウドの思想を説明し、「AIとデータは切っても切れない関係にある。Snowflakeのシングルプラットフォームにより、セキュリティとガバナンスが効いた状態でお客様がデータを活用できることを目指している」と述べました。また6月のユーザーカンファレンス「Snowflake Data Cloud Summit 2024」で発表したSnowflakeのAIとデータへの考え方も説明しました。
BUILDでは、カスタマーサクセスを促進するイノベーションとして、Snowflake Data Cloud Summit 2024からの流れをくみ、「ニーズに応じた柔軟なデータとアーキテクチャ」「信頼できるエンタープライズAIとML」「データとAIのための比類なきコラボレーション」の3つの領域にフォーカスした新機能の発表がありました。
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「ニーズに応じた柔軟なデータとアーキテクチャ」では、Snowflake オープンカタログやドキュメントAIの一般利用開始、多数のセキュリティ監視機能であるSnowflake Horizon カタログの強化が発表されました。セキュリティ監視機能の強化について井口は、漏洩パスワードを検知して報告する機能やデータソースを保護する機能の一般公開などを説明しました。
「信頼できるエンタープライズAIとML」では、Snowflake Cortex AIにおけるさまざまなAI機能のアップデートについて説明しました。特に企業AIアシスタント「Snowflake Intelligence」の開発について、井口は「Snowflakeはデータをセキュリティとガバナンスを維持して一元管理するという部分でデータ基盤を10年提供してきた実績やノウハウがある。元から持っている構造化データの分析という強みを生かしながら、非構造化データへの対応も強化している」と述べました。
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「データとAIのための比類なきコラボレーション」については、既に利用されているSnowflakeマーケットプレイスに加えて、社内活用を目的に公開先を限定できる「インターナルマーケットプレイス」の一般公開を発表。井口は「生成AIを使っていくことによってデータを使いやすくすることへの重要性が上がっており、データのエコシステムを構築することがより重要になっていく」と述べ、データ活用を支援する取り組みを説明しました。
最後に井口はMLと生成AIを融合した顧客事例として、Zoom社のカスタマーサクセスチームチャットボットについての事例を説明。同社では、複数システムに分散した営業チームの顧客に関する情報へアクセスすることに課題がありましたが、自然言語インターフェースのチャットボットを構築したことでより効率的な顧客支援が可能になったことを示しました。
事例紹介動画:Customer video case study in AI/ML webpage
【Snowflake BUILD 2024の発表について】
■Snowflakeユニストア、Hybrid テーブルでトランザクションデータと分析データを統合
トランザクションデータと分析データをシングルプラットフォームに統合する最新のアプローチであるUnistore(以下、ユニストア)を発表しました。ユニストアは、トランザクション処理の負荷をサポートする高速かつ同時実行性の高いポイント操作が可能なハイブリッドテーブル(現在一般提供中)によって動作します。ユニストアを利用することで、データアーキテクチャをさらに簡素化しながら、データ全体にわたって一貫したセキュリティとガバナンスを確保することができます。
■Snowflakeプラットフォームのさらなる進化で企業のデータとAIの簡素化を支援
業界をリードするプラットフォームの新たな進化を発表しました。これにより、企業はデータとAIの混乱を切り抜け、価値創出を加速することができます。現在、Snowflakeは、エンタープライズデータレイク、データウェアハウス、データレイクハウス、データメッシュアーキテクチャ向けの主要プラットフォームとして、ユーザーにとっての複雑性やメンテナンスの手間を排除する統合型フルマネージドサービスを提供しています。
■Snowflake、信頼性の高いAIを本番環境対応の機能を拡張
企業がデータを活用し、簡単で効率的かつ信頼性の高いAIを本番環境に導入するための道のりを加速する新たな発展を発表しました。Snowflakeの最新イノベーションにより、開発者は、構造化データおよび非構造化データ用の会話アプリを高精度で簡単に構築し、自然言語処理(NLP)パイプライン用の大規模言語モデル(LLM)推論をバッチで効率的に実行し、GPU搭載コンテナでカスタムモデルをトレーニングすることができます。これらすべてにガバナンス、アクセス制御、可観測性、安全なガードレールを組み込んでおり、AIのセキュリティと信頼性を最優先に保つことができます。
■Snowflake、エンタープライズデータとAIのクロスクラウドコラボレーションでリーダーシップを強化
チームが社内および社外のパートナーや顧客と、データ、AIモデル、アプリを簡単かつ安全に見つけ、評価し、共有できる新しいイノベーションを発表しました。Snowflakeの優れたクロスクラウドコラボレーション機能により、Snowflakeの広範なエンタープライズデータおよびAI製品からなるエコシステムに直接アクセスし、AIイニシアチブを加速できると同時に、エンドユーザー向けのアプリ開発をスピードアップします。すべてAIデータクラウドのセキュリティとガバナンスの枠組み内で実行可能です。
■Snowflake Intelligenceを発表、エンタープライズAI向けデータエージェントの未来
新プラットフォーム「Snowflake Intelligence」(近日中にプライベートプレビュー)を発表しました。これにより、企業は、自社データ全体に対してビジネス上の質問を簡単に投げかけるだけで、データ主導型の回答が得られ、そのインサイトに基づいてアクションを実行するデータエージェントをわずか数ステップで作成できるようになります。
Snowflakeについて
Snowflakeは、シンプルかつ効率的で信頼性の高いエンタープライズAIを実現します。SnowflakeのAIデータクラウドは、世界最大規模の数百の企業を含む世界中の数多くのお客様に利用されており、データ共有、AIによるビジネスの強化に貢献しています。これからは、エンタープライズAIの時代です。詳しくは、snowflake.com/ja/(ニューヨーク証券取引所:SNOW)をご覧ください。
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