サンスター「防災にオーラルケア」啓発活動を継続 ~「防災」を「忘災」にしない~
PR TIMES / 2014年3月7日 15時3分
多言語での情報発信も開始 3月11日、防災用品の備えと使用期限を確認しましょう
サンスター(本社:大阪府高槻市、代表取締役社長 吉岡貴司、以下サンスター)は、「『防災』が『忘災』になりませんように。」、「いま一度、防災用品の期限の目安の点検をお願いします。」のメッセージのもと、「覚えてください、防災にオーラルケア」と題し、本年も継続して啓発活動を行います。
このたび、災害時のオーラルケアの重要性とケア方法を日本語で情報発信してきた「防災にオーラルケア」ウェブサイト(http://jp.sunstar.com/bousai/top.html)について、新たに、英語版、中国語版(簡体字・繁体字)、韓国語版を製作、地震など災害の多い日本から海外へ災害時のオーラルケア情報の発信を始めました。今後、2020年に向けて、多くの外国人の来日が期待されるため、他の言語への対応も検討してまいります。
大規模災害時には、水が貴重となるために歯みがきが出来ない場面が発生しがちです。その結果、お口の衛生状況が悪化し、からだ全体の健康状態が悪化するという事例も多く報告されています。
サンスターでは、このことから、水を必要としない「液体ハミガキ」と「ハブラシ」を防災用品に加えていただくことと、防災用品の使用期限点検を訴えてまいりました。防災指導・訓練関係者向けには、防災用品のチェックリストや災害時のオーラルケア解説DVD、液体ハミガキ・ハブラシのサンプル品をセットにした「防災にオーラルケア」説明キットを配布しています。
サンスターは、今後も、災害時のオーラルケアの重要性に対する理解を深めていただくと同時に、災害時にも大切な身体を守るための備えとして、オーラルケア用品を防災用品の1つに加えていただけるよう、継続して働きかけてまいります。
◆「覚えてください、防災にオーラルケア」活動実施の背景
1995年の阪神淡路大震災では、震災の難から逃れられたにもかかわらず、避難生活中の肺炎で200人以上の方々が亡くなりました。断水などで歯みがきが出来ないことが多く、お口の衛生状況が悪化し、これによって繁殖した細菌が誤って肺に入ってしまうことで起こる誤嚥性肺炎も多かったと考えられています。
サンスターではこのことを重く受け止め、2011年3月の東日本大震災時には、「大切な身体を守っていただきたい」との思いから、主に被災された方々に向けて、避難所での張り紙や新聞広告、ラジオ、そして歯科医療関係者の協力も得て、災害時のオーラルケアに関する情報を発信してきました。被害が甚大な災害時には、まず初めに、食料や水、毛布などの必需品が求められますが、からだ全体への入り口であるお口のケアも、健康を保つためには欠かせません。
『覚えてください、防災にオーラルケア』は、災害時のオーラルケアに対する意識を喚起し、その重要性を理解していただくために、2011年から始めた活動で、広告、広報活動などを通じて災害時のオーラルケアの重要性や具体的なケア方法を、広く訴えてきました。
2013年秋からは、災害時のオーラルケアの重要性についての解説DVD、防災用品チェックリスト、液体ハミガキ、ハブラシをセットにした「防災にオーラルケア」説明キットを新たに制作、防災指導・訓練関係者の皆様のご要望に応じて配布し、災害時の健康管理におけるオーラルケア啓発のサポートを行っています。
◆トピックス:災害時のオーラルケアセミナーを開催(2014年2月25日)
有楽町・東京国際フォーラムで開催された第19回日本集団災害医学会ランチョンセミナーで東京医科歯科大学大学院 助教 中久木康一先生に「災害時の口腔ケアと歯科保健支援体制」と題したご講演を頂きました。災害時にはお口の衛生状況悪化で起こる誤嚥性肺炎で命を落とす高齢者が多いことや、肺炎を防ぐオーラルケアは命を守るケアであり、歯科医師、歯科衛生士、医師、保健師、看護師、薬剤師、栄養士など多職種の連携が重要であることを強調されました。
(座長:神戸常盤大学短期大学部 口腔保健学科 教授 足立了平先生)
◆防災指導・訓練関係者向け「防災にオーラルケア」説明キット
1)防災用品チェックリスト(「ハブラシ」「液体ハミガキ」を含む38項目を掲載)
(監修:危機管理教育研究所 国崎信江氏)
2)災害時のオーラルケアの重要性とケア方法を解説するDVD
Chapter 1:災害時の口腔のケアは命を守るケア
(神戸常盤大学短期大学部 口腔保健学科 教授 歯学博士 足立了平先生)
Chapter 2:液体ハミガキの正しい使い方~サンスターからのメッセージ
Chapter 3:「防災にオーラルケア」CM集
3)液体ハミガキ、ハブラシのサンプル品
液体ハミガキは、適量(約10mL)をお口に含み、20秒ほどすすいで行き渡らせた後、ブラッシングするという使用
方法です。使用後は水ですすぐ必要はありません。水が貴重となる非常時のお口のケアとして、液体ハミガキとハブ
ラシの備えをお勧めしており、サンプル品を同封しています。
<防災指導・訓練関係者向け「防災にオーラルケア」説明キット送付のお問い合せ先>
サンスター株式会社 メディアグループ jp.bousai@jp.sunstar.com
※ 「防災にオーラルケア」 説明キットは、個人のお客様への配布は行っておりません。
「防災ハンドブック」はどなたでもダウンロードしていただけます。
http://jp.sunstar.com/bousai/top.html
ご参考
◆「防災にオーラルケア」啓発広告展開(2014年3月)
新聞広告(2014年3月11日に全国の主要新聞に掲載予定)
1. 「防災」が「忘災」になりませんように。/忘れないで欲しい、防災にオーラルケア
時が経つにつれて忘れがちな災害への備え。水が貴重になる災害時への備えとして、液体ハミガキ、ハブラシを防 災用品に加えていただくことを呼びかけています。
2. いま一度、防災用品の期限の目安の点検をお願いします。
アルカリ乾電池(約2~10年)、飲料水(約1~2年)、カップ麺(約5~6ヶ月)、缶詰(約3年)、液体ハミガキ
(約3年)というように、防災用品には、使用期限や賞味期限があることを注意喚起。液体ハミガキ、ハブラシの備えも 提案しています。
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