マカフィー、AIが生成した音声詐欺や偽情報の増加に対抗すべく高度な音声ディープフェイク検出技術をCES 2024で発表
PR TIMES / 2024年1月15日 10時45分
マカフィー株式会社(本社:東京都渋谷区)は、1月8日(米国時間)、世界最大級のコンシューマー・エレクトロニクスの見本市「CES 2024」において、AIを活用した音声ディープフェイク検知技術「プロジェクト・モッキングバード (Project Mockingbird)」を発表しました。この独自の新技術は、AIが生成した偽の音声を利用した金銭や個人情報の盗難、ネットいじめ、さらには著名人のパブリックイメージを悪用するサイバー犯罪者の脅威が急増していることから、消費者を守るべく開発されました。生成AIツールは高度化し、より利用しやすくなったことから、サイバー犯罪者は巧妙な詐欺を簡単に作れるようになりました。例えば、ボイスクローニングを使用し、困っている家族になりすまして金銭を要求するといった手口や、「チープフェイク」と呼ばれる、ニュース番組や有名人のインタビュー動画に偽の音声を挿入し、影響力のある人の口から発しているように見せかける手口もあります。マカフィーのイノベーションおよび脅威インテリジェンス部門であるマカフィーラボは、消費者がデジタル操作されたコンテンツと本物のコンテンツを区別することがますます困難になることを予測し、AIが生成した音声を検出するように訓練された業界をリードする高度なAIモデルを開発しました。マカフィーのプロジェクト・モッキングバードは、AIを搭載した文脈、行動、カテゴリの検出モデルを組み合わせて使用し、動画内の音声がAIによって生成された可能性が高いかどうかを識別します。現在90%の精度で、マカフィーは悪意のある「チープフェイク」やディープフェイクのために作成されたAIコンテンツを検出し、保護することができ、消費者に比類のない保護機能を提供します。米国マカフィー(McAfee, LLC、本社:米国カリフォルニア州)の最高技術責任者(CTO)であるスティーブ・グロブマン (Steve Grobman)は、次のように述べています。
「マカフィーの最新AI検出機能により、90%以上の精度で動作するツールを皆様に提供し、人々がデジタル世界を理解し、見た目と異なる可能性のあるコンテンツの評価を支援します。70%の確率で雨が降るという天気予報が一日の計画を立てるのに役立つように、コンテンツが見かけ通り本物であるかどうか賢明な判断を下すためのインサイトを提供します。
AIによる詐欺や偽情報が横行する中、このAI検知技術の用途は多岐にわたり、消費者にとって非常に貴重なものとなるでしょう。マカフィーの音声ディープフェイク検出機能によって、何が本物で偽物であるかといったことを知る力を消費者の手に直接届けることができます。マカフィーは、消費者がクローン有名人が新しい期間限定景品を謳うチープフェイク詐欺を回避できるよう支援し、また、消費者が米国大統領候補者に関するビデオを見たときに、それが本物なのか、それとも悪意のある目的でAIが生成したものなのかを瞬時に判断できるようにします。これは、AI時代の保護をまったく新しいレベルに引き上げるものです。私たちは、AIが主導する新しい世界におけるニュアンスの違いをナビゲートし、オンライン上のプライバシーとアイデンティティ、そして健全な生活を守るための明確さと自信をユーザーに提供することを目指しています。」
マカフィーは、AIイノベーションの豊かな歴史に基づき、マカフィーの音声ディープフェイク検出技術であるプロジェクト・モッキングバードの最初の公開デモを、コンシューマー・エレクトロニクス・ショー「CES 2024」の会場にて実施しました。この新しいAI技術の発表は、消費者のデジタルライフを保護するために、クロスプラットフォームで複数のユースケースに対応するAIモデルの包括的なポートフォリオの開発にマカフィーが注力していることのさらなる表れでもあります。「プロジェクト・モッキングバード」 とは
モッキングバードは、主に他の鳥の鳴きまねをすることで知られています。なぜモッキングバードが鳴き真似をするのか解明されていませんが、この行動を取る背景には、メスの鳥がより多くの歌を歌うオスを好む可能性があるため、オスはメス鳥を騙すために鳴き真似をするという説があります。同様に、サイバー犯罪者は生成AIを活用して、有名人やインフルエンサー、さらには愛する人の声を「模倣」し、クローン化することで、消費者を騙します。マカフィーは 10 年以上にわたって、AI を使用して、世界中の何百万ものお客様をオンラインプライバシーやアイデンティティの脅威から守ってきました。複数のモデルを並行して実行することで、マカフィーは問題を多角的かつ包括的に分析することができます。例えば、脅威の種類を理解するための構造モデル、その脅威が何を行うかを理解するための行動モデル、そして、特定の脅威を与えるデータの出所を追跡するためのコンテキストモデルを使用します。複数のモデルを同時に活用することで、マカフィーはお客様に効果的な情報と推奨事項を提供し、人々のプライバシー、アイデンティティ、及び個人情報を保護する取り組みを強化いたします。本リリースには、開発中の製品、サービス、プロセスに関する情報が含まれています。ここに記載されている情報は、マカフィーの独自の判断により予告なく変更される場合があります。本リリースのいかなる内容も、マカフィーによる申し出とみなされたり、マカフィーに義務を負わせたり、現在の購入やパートナーシップの決定に影響を与えるような将来のリリースを期待させるものではありません。マカフィーについて
マカフィーは、消費者と中小企業向けのオンライン保護のグローバル・リーダーです。デバイスだけでなく人を保護することにも重点を置くマカフィーの消費者および中小企業向けのソリューションは、常時オンラインの世界におけるユーザーのニーズに適応し、適切なタイミングとセキュリティで家族、地域社会、ビジネスを保護する、総合的で直感的なソリューションを通じて、ユーザーが安全に生活できるよう支援します。詳細情報については、https://www.mcafee.com/ja-jp/index.html をご覧ください。
*McAfee、マカフィー、McAfeeのロゴは、米国およびその他の国における米国法人 McAfee, LLCまたはその関連会社の商標又は登録商標です。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
著名人を悪用したデマキャンペーンが拡大
PR TIMES / 2024年7月31日 12時15分
-
マカフィー、国際的イベントの開催に合わせた悪質デマキャンペーンに注意喚起
マイナビニュース / 2024年7月31日 11時51分
-
偽情報の拡散阻止へ新法要求 マイクロソフトAI悪用で議会に
共同通信 / 2024年7月31日 9時20分
-
イスラエルのAIサイバーセキュリティ企業Clarity、独自技術でフェイク動画見破る
Techable / 2024年7月10日 12時30分
-
豪首相が謝罪「AIの不祥事」に学ぶリスク管理 迫るEU法規制、日本企業も制裁の対象になる
東洋経済オンライン / 2024年7月5日 9時0分
ランキング
-
1「身代金」「初動対応」、"KADOKAWA事件"の教訓 凄腕ホワイトハッカーが語る日本企業への警告
東洋経済オンライン / 2024年7月31日 8時0分
-
2海外の優秀なエンジニアが日本企業を選ばない訳 人気が落ちている要因は「企業の体質」にあった
東洋経済オンライン / 2024年7月30日 16時0分
-
3部屋に泥棒がいる!〈高級老人ホーム〉で優雅に暮らす86歳母からのSOS…急ぎ駆けつけた51歳長男の目に飛び込んできた「まさかの光景」【FPの助言】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月30日 11時15分
-
4なぜペットボトルのサイズが8種類もあるのか…伊藤園の「むぎ茶」が圧倒的に支持される納得の理由
プレジデントオンライン / 2024年7月30日 16時15分
-
5しまむらグループの子ども服「バースデイ」が謝罪、物議のコラボ商品の販売中止【全文】
ORICON NEWS / 2024年7月30日 20時41分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください