【SolidWorks】既存データを効率よく再利用する「描かない設計」に、EPDMを活用 「一品一様でありながらのコスト削減」に大きな成果

PR TIMES / 2012年1月16日 13時3分



伸線機を主体とした電線製造装置メーカーである株式会社サイカワにおける、SolidWorks活用事例のご紹介です。

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株式会社サイカワは、2005年からSolidWorksを導入して、設計3次元化に着手してきた。設計者自身による解析で問題解決を迅速に行い、試作レスでの製品機能強化に成果をあげてきた。さらに2011年には、SolidWorks Enterprise PDM(以降、EPDM)を導入。これにより、図面検索にかかる時間は4分の1に短縮され、検索・再利用・部品集計などの効果を合計すると、設計時間が37%短縮できた。EPDMは、既存データを組み合わせ、再利用しながら新しいものを生み出す「描かない設計」をがっちりと支えているのである。

■□事例記事全文はこちらから□■
http://www.solidworks.co.jp/sw/successes/customer-story.htm?record=%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%83%AF&id=4831

サイカワは、国内唯一の伸線機専業メーカーである。創業100年の長い歴史のうち、70年余りを伸線機メーカーとして歩んできた。
「伸線機は、電線の基となる銅線を作るために発達してきた金属塑性加工の機械です」と、常務取締役 相沢隆氏は説明する。
サイカワは、電線用伸線機の全盛時代に、いち早く銅線以外の他の素材用の伸線機開発に取り組み、多角化を図った。この先見の明が功を奏して、電線用伸線機が国内に行きわたった後も、成長を続けてきた。
現在では、ICボンディングワイヤー、FFC(Flexible Flat Cable)、スクリーンメッシュ用ステンレスワイヤー、EDM(放電加工)ワイヤー、極細同軸ケーブル用ワイヤーなどの専門分野で、世界トップシェアを獲得している。

サイカワでは、100%が個別受注生産である。
「伸線機を使うお客様自身が、少しでも他社より差別化しようと必死ですから、伸線機注文には必ずこれまでの機能にプラスアルファする要求が伴います」と相沢氏。
この「一品一様で、しかも必ず機能高度化を伴う設計を、コストを抑えながら効率よく行う」ために導入したのが、CADである。
1995年にCADSUPERを全面導入して、図面の手描きを一掃した。
「機能や品質の高度化要求へ効率よく応えるためには、3 次元化が必須と考え、2 0 0 5 年にSolidWorksを導入しました」と、技術営業本部 技術課 次長 山田満氏は話してくれた。
選定段階では、SolidWorksを含むミッドレンジ2製品の間で、詳細な比較検討を行った。
「SolidWorksは、3次元の発想で一貫しているため、2次元CADに慣れた人間には、とっつきにくいのではないかと懸念しました。ところが現場設計者の反応は予想外だったのです」と山田氏。
「直観的にモデリングができる」「奥が深いソフトなので、1つ機能を覚えるごとに世界が広がり、自分に力がついていく感じがする」「フォトリアルなレンダリング画像を作ったら、営業が『おお、すごい。これはお客様に見せよう』と喜んでくれた」など、明らかに設計を楽しんでいる感想が寄せられた。
決定打になったのは、世界シェアがトップであることだ。国内200社以上、海外21カ国150社近くから受注生産をし、「ワングローバルマーケット」を標榜するサイカワにとって、海外とのやり取りが容易にできることはツール選びの重要なポイントだった。
現在は、約15人の機械設計者が、14ライセンスの2次元CADと、8ライセンスのSolidWorksを併用している。
3次元化の最も大きな効果は、設計者自身が解析を活用して、迅速に問題解決できるようになったことだ。部品の干渉チェック、重心把握などが、机上だけでできるようになった効果も非常に大きい。設計履歴情報を参照しながら、チーム設計もスムーズに進められるようにもなった。

次の課題は、「描かない設計」である。
サイカワには図面資産が山ほどある。直近10年に限っても、新たに400機種が生まれており、1機種ごとに200~500枚ずつ図面が増えている。これをいかに効率よくピックアップし、組み合わせて再利用しながら、まったく新しいものを作り上げるかが、「一品一様でありながらのコスト低減」を実現する勝負どころだ。
「承認フロー付きの図面管理システムは長年にわたって利用してきましたが、これは完成した2次元図面を静的に管理するもの。2次元データが、約10年間で30万枚に達した時点で、この資産を動的に活用して、再利用に機動力をもたらすPDMシステムを導入したいと考えました」と大橋氏は言う。
SolidWorks Enterprise PDM(以降、EPDM)を選んだのは、3次元ファイルの参照関係を確実に管理でき、再利用しやすいことに加えて、同じバージョンのデータを使って複数の設計者が同時に作業でき、しかも「予期せぬ上書き」をする心配がないなど、チーム設計を支援する機能が優れていたからだ。
サイカワでは、2011年1月に導入し、4カ月の準備期間を経て、同年5月に本格利用を開始した。
EPDMの導入によって、図面検索にかかる時間は4分の1程度に短縮された。
従来は、200~1,000枚を検図してからでないと再利用できないため、準備作業だけで実に半日以上かかっていたのだ。
部品リストの集計もEPDM上でやると、最も大きいアセンブリでまとめて一回やれば済む。
「検索、再利用、部品リストなどの効果を合計すると、設計時間が37%短縮できた計算になります」と大橋氏は語る。

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http://www.solidworks.co.jp/sw/successes/customer-story.htm?record=%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%83%AF&id=4831

このように、「描かずに再利用する設計」ができるようになったサイカワにとって、次の目標は、設計自動化である。
「お客様が『直径何ミリのものをこの素材で作りたい』と言ったら、目の前で必要項目を入力するだけで外観と概要設計図と見積書が出てくるようにしたい。解析をさらに重ねてモデル化を進め、若手設計者が習得したプログラミング技術と組み合わせれば、近い将来に実現できるはず」と相沢氏は意欲的だ。
さらに山田氏は、「これからは、検索、部品集計、出図などの作業から設計者を解放して、競争力ある新製品の開発や、コストダウンに向けた改良に、時間を振り向けられる体制にしたい。設計者が、図面づくりではなく本来の役割である『開発』に力を注ぎ、ものづくりを超え、創造ができるようになってこそ、3次元を導入した意味があるのです」と熱く語った。

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