イラク北部での戦闘開始から2カ月、120万人を超える避難民に援助団体が懸命の対応

PR TIMES / 2014年8月14日 16時45分

イラク北部では、シリア国境に近いシンジャールで数十人もの子どもを含む、少なくとも住民500人が殺害されたことに伴い、20万人に及ぶ人々が町から逃げ出しました。それに続き、イラク最大のキリスト教徒の町であるカラコシュの町から何万人もの人々が避難しました。このような急激な避難民の増加に対処するため、援助団体が昼夜を問わず活動しています。



また、モスルでの激しい戦闘から逃れるため、一台に10人以上が乗り合わせた車が、クルド人自治区の中心都市アルビルへ続々とやって来ています。イラク北部での戦闘が始まってからこの2カ月の間に、一日に2万人以上の割合で120万人を超えるイラク人が避難している状況が続いています。

「私のこれまでの経験でも、このような急激な避難民の増加は初めてです。我々セーブ・ザ・チルドレンを始めとする援助団体は、非常に困難な状況に置かれた人々のニーズに対応するために、大変なプレッシャーを強いられています」と、イラク・カントリー・ディレクターのティナ・ユーは述べています。

「我々は、真夜中に着の身着のままで命からがら逃げてくる人々を目撃します。しかし、安全な避難場所にたどり着いたとしても、往々にして食料や薬品といった基本的な必需品を買う所持金もなく、これまでと同じような生活を送れるかも分らない状態です」

今週、セーブ・ザ・チルドレンは、最も被害の大きかった地域で、衛生キット、ジェリカン(灯油缶に似た燃料や飲料を保存する容器)、シェルター用キット、そしてビスケットを、7,000人を超える人々に対して配布しました。6月初めに戦闘が始まって以来、イラク北部ではこれまでにのべ10万人を超える人々に支援を届けてきています。

8月10日に激しい戦闘にさらされたシンジャールの町とその周辺地域では、30万人ものヤジド派住民が避難を余儀なくされ、うち少なくとも4万人は近隣の山に避難しています。現在彼らは、山に留まり脱水症状で命を落とすか、もしくは町に戻って殺されてしまうかのリスクにさらされています。

「我々は困難な状況に置かれた人々に支援を届けるため、シンジャール近郊の山を含む最も戦闘の影響を受けている地域に対する、制限のない人道支援のアクセスを必要としています。安全が保障されたアクセスがなければ、何千人もの命が危険にさらされることになるでしょう」ティナ・ユー。

セーブ・ザ・チルドレンは、イラクでこれまで23年間にわたって活動しており、アルビル、ドホーク、スレイマニア及びバスラに拠点があります。現在は、イラクのクルド人自治区全域、及びイラク北部と中部の最も被害が深刻な地域で支援活動を実施しています。

■ セーブ・ザ・チルドレンについて
1919年設立。子ども支援の世界的リーダーとして、国連経済社会理事会(UN ECOSOC)のNGO最高資格である総合諮問資格(General Consultative Status)を取得。世界30カ国の独立したセーブ・ザ・チルドレンがパートナーシップを結ぶ国際組織。すべての子どもにとって、生きる・育つ・守られる・参加する「子どもの権利」が実現されている世界を目指し、現在約120の国と地域で活動しています。セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは日本のパートナーとして1986年に設立されました。 http://www.savechildren.or.jp/

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