グッドイヤー、大豆油をタイヤ原料にする技術が「Environmental Achievement of the Year(年間環境功労賞)」を受賞
PR TIMES / 2018年2月28日 15時1分
(2018年2月22日 オハイオ州アクロン)
ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニー(以下グッドイヤー)は、ドイツのハノーバーで開催された「タイヤ・テクノロジー・エキスポ2018」にて、タイヤ・テクノロジー・インターナショナル・アワーズ・フォー・イノベーション・アンド・エクセレンス(国際タイヤ技術大賞)の「Environmental Achievement of the Year(年間環境功労賞)」部門で表彰されました。従来の石油を原料としたオイルに代わって、大豆を原料としたオイルをタイヤのトレッドゴムに適用する技術の革新性が認められての受賞になります。
この数年間、グッドイヤーはアメリカの大豆振興団体(United Soybean Board以下USB)からの協力を得ながら、タイヤの性能を向上させる大豆ベースの技術を開発してきました。広範囲に及ぶロードテストと分析を経て、現在米国で販売の2つの新製品、Assurance WeatherReadyとEagle Enforcer All Weatherに採用されています。
「USBとの協力により、我々の素材研究者やタイヤ技術者たちが高性能なタイヤを研究開発するうえで、原料として大豆油を採用するというユニークな挑戦をする機会が与えられました。そして、この成果が実際に新商品に採用され、業界においても環境配慮に大きく貢献したと認められたことは非常に嬉しいことです。」(クリス・ヘルセル グッドイヤー・チーフ・テクノロジー・オフィサー)
グッドイヤーは、大豆油が低温状態でのタイヤの柔軟性を向上させ、寒い気候でもしなやかさを維持し、雪面と濡れた路面でのグリップ力を同時に高めることを発見しました。さらに、大豆油はゴム・コンパウンドとより容易に混合させることができるため、タイヤ生産に要するエネルギー消費を低減できることがわかりました。これよりタイヤの生産効率を改善することができます。
「グッドイヤーの革新的な大豆油技術の量産化は、再生可能材料に関する研究開発が環境だけでなく、実際にタイヤ性能を向上にさせることも証明しています。このようなWin-Winの技術革新は、将来のタイヤ業界では例外ではなく、ますます標準的になるだろうと考えています。」(グラハム・ヘップ氏:タイヤ・テクノロジー・インターナショナル誌 編集長および選考委員長)
[画像: https://prtimes.jp/i/20555/43/resize/d20555-43-848896-0.jpg ]
授賞式に出席したマイク・ケーンズ(グローバル・マテリアル・サイエンス マテリアル・デベロップメント・マネージャー)
タイヤ・テクノロジー・インターナショナル・アワーズ・フォー・イノベーション・アンド・エクセレンスの候補者は、タイヤ・テクノロジー・インターナショナル誌(英国 UK&Media&Events社発行)の読者から推薦を受け、編集部により選ばれます。受賞者は、国際的なタイヤ業界の専門家によって構成された独立選考委員会により選出されました。この授賞式は、タイヤ業界でも有数の技術展示会のひとつであるタイヤ・テクノロジー・エキスポで行われました。同展示会は、世界中のタイヤメーカーや関連企業、研究機関、その他の団体が技術、製品、サービスを紹介する絶好の機会となっています。
≪グッドイヤーについて≫
グッドイヤーは世界屈指の大手タイヤ会社です。従業員数は約6万5000人で世界21か国、47の拠点を展開しています。米国オハイオ州アクロンとルクセンブルグのコルマーベルグの2ヶ所に技術開発センターを有し、技術・性能の両面でタイヤ業界の標準を形づける最先端の製品とサービスを開発しています。グッドイヤーと製品の詳細情報はwww.goodyear.com/corporateをご覧ください。
≪日本グッドイヤー株式会社≫
日本グッドイヤー株式会社は1952年創立。国産および輸入品のグッドイヤーブランドのタイヤを、補修用タイヤ市場で販売しています。日本グッドイヤー関連会社の日本ジャイアントタイヤ株式会社は、土木建築車両用・重機用オフロードタイヤを兵庫県たつの市の工場で生産しています。又グッドイヤーは日本において航空機用タイヤのマーケティングと販売も行っています。日本グッドイヤー株式会社とその製品について、ホームページで詳しい情報がご覧頂けます。 日本グッドイヤー株式会社ホームページ www.goodyear.co.jp/
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