アークエッジ・スペース、新開発の6U衛星汎用バスを採用した小型衛星AE1c、AE1dの打上げ、運用開始
PR TIMES / 2025年1月15日 18時45分
~VDESミッション機器を含む宇宙コンポーネントの軌道上実証~
小型衛星コンステレーションの企画・設計から量産化、運用まで総合的なソリューション提供を行う株式会社アークエッジ・スペース(本社:東京都江東区、代表取締役 CEO :福代孝良、以下「アークエッジ・スペース」)は、2021年度より開発を進めてきた6U衛星の汎用バスのうちAE1c・AE1d2機の打上げが成功し、試験電波による通信確立により運用を開始したことをお知らせします。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/73065/43/73065-43-1946e493df9cb7e9c3719ffb736ddad5-3712x2475.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
AE1c・AE1d 外観
AE1c・AE1dは、日本時間2025年1月15日4時9分に、Space X社のFalcon 9ロケット Transporter 12にて所定の軌道に投入され、同日、当社が保有する牧之原地上局(静岡県牧之原市)にて試験電波による通信を確認しました。
これら2機の衛星は、数か月の初期運用を行ったのち、それぞれのミッション部に設定されたサクセスクライテリア(成功判断基準)の達成を目指します。
本プロジェクトは、2021年度に経済産業省に採択され、2023年度以降はNEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の助成事業である「宇宙産業技術情報基盤整備研究開発事業(超小型衛星の汎用バスの開発・実証支援)/迅速かつ効率的な多種類複数機生産を実現する6U標準汎用バスとその生産・運用システムの開発・実証」の一環として進められているものです。その成果として、10kg級の6U衛星の標準汎用バスシステム、量産システム、および複数衛星の自動運用システムを構築するとともに、2025年度までにこれらのシステムを利用した7機の衛星からなる多目的衛星コンステレーションの軌道上実証を行います。
先日、国際宇宙ステーションから放出され、現在、軌道上で運用中のAE1b(YODAKA)に加え、今回のAE1c・AE1dの運用開始により、7機のうち3機の軌道上運用が開始となり、多様な軌道投入方法を利用可能であることが確認されました。
本事業で得られる知見を活かし、国内外の政府・研究機関、民間事業者に6U衛星のプラットフォームを提供することで、地球規模の課題解決や持続可能な宇宙産業の創出に貢献して参ります。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/73065/43/73065-43-a34a13575373587816f57752f24ab16f-633x204.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(参考)当社の6U衛星汎用バスシステムの各モデル
■AE1cについて
本ミッションでは6U衛星汎用バスの「基本モデル」を利用しており、6U衛星汎用バスシステムの基本機能と標準搭載のIoT通信機能に加え、3Uの縦型ミッション部を確保しております。AE1cのミッション部には、当社が展開するホステッドペイロードサービスを利用頂いたお客様のコンポーネントを搭載し、軌道上でのペイロード実証を予定しております。
また、AE1bに続いて2機目の「基本モデル」の軌道上運用により、安定したホステットペイロードサービス展開に向けた運用・データ蓄積を行います。
■AE1dについて
本ミッションでは6U衛星汎用バスの「大型アンテナ搭載モデル」を利用し、本モデルの実証を行います。当社が展開するVDES (VHF Data Exchange System、海洋向け通信) 事業向け展開アンテナの実証、及びVDES受信機の要素技術実証を行う予定です。VDESは、衛星を活用した海上の船舶と双方向のデジタル通信を行うことができる次世代の海洋情報インフラとして、さらなる船舶の安全航行、海上のデジタル化に貢献することが期待されています。
参考:今後の打上げ計画について(2025年1月時点)
今後の6U衛星汎用バスシステムによる小型衛星打上げのスケジュールは、以下の通りです。
※打上げロケットの事情等により、変更となる場合があります。予めご了承ください。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/73065/43/73065-43-b63205256ef67e6da9a4a7be0ed5feef-2250x1391.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■参考:6U衛星汎用バスの概要について
先日公開した以下記事に詳細を記載しておりますので、是非ご参照ください。
【プレスリリース】アークエッジ・スペース、6U衛星汎用バスシステムの開発を完了
~7機の小型衛星が打上げ・軌道上実証フェーズへ移行~
https://arkedgespace.com/news/multipurpose6usatellite
■株式会社アークエッジ・スペースについて
アークエッジ・スペースは、小型衛星コンステレーションの企画・設計から量産化、運用まで総合的なソリューション提供を行う宇宙スタートアップ企業です。
“衛星を通じて、人々により安全で豊かな未来を”実現することを目指し、今後は地球観測、船舶向け衛星通信(衛星VDES)、光通信、低軌道衛星測位等に対応した小型衛星コンステレーションの構築を実現するとともに、月面活動にむけた衛星インフラ構築や深宇宙探査など、多様なミッションニーズに対応し、誰でも手が届く宇宙の開発利用を推進します。
本社所在地 :東京都江東区有明一丁目3番33号ドーム有明ヘッドクォーター3階
代表取締役CEO :福代 孝良(ふくよ たかよし)
設立 :2018年7月
WEB :https://arkedgespace.com/
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