ログリー、AMPページに最適化された高速なレコメンドウィジェットを開発、実証試験を実施

PR TIMES / 2019年7月30日 17時40分

ネイティブ広告プラットフォーム「LOGLY lift」(*1)を提供しているログリー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:吉永浩和、証券コード:6579、以下:ログリー)は、Accelerated Mobile Pages(以下:AMP)(*2)環境において従来のタグよりも高速化を実現した新しいレコメンドウィジェットを開発しました。



[表: https://prtimes.jp/data/corp/6043/table/44_1.jpg ]



 近年、媒体のページ速度向上およびユーザー体験の向上を目的としてAMPページを実装する媒体社が増えてきました。AMPページにおいては、コンテンツとは別にamp-adを用いた広告の実装をすることでAMPページ上でもマネタイズが可能となっています。また、編集コンテンツへのリンクと広告が一体化したレコメンドウィジェットをコンテンツの記事下に設置する機会も増えてきました。その際、Google Ad Managerで発行した広告タグを用いて複数事業者のレコメンドウィジェットのタグを振り分ける(アロケーション)ことにより、常時A/Bテストを行うことが主流となっています。
 一方、広告タグは各社独自のJavaScriptを実行しているため表示速度の統一ができず、事業者によってはページの読み込みが遅れることや広告の表示にタイムラグが発生するケースも存在します。そこで当社では、amp-listを用いてレコメンドウィジェットの実装を行うことでさらなる高速化を実現しました。

 amp-listは、AMPコンポーネントを利用することで、外部サーバーからコンテンツに必要な情報を動的に取得することが可能です。そのため、広告とコンテンツを掲出する必要があるレコメンドウィジェットの要件に適しています。データのみを取得し、それを元にAMP HTMLで描画されることから、amp-adを用いた場合に比べて高速に描画が可能となります。ただし、タグの配置のみでよいamp-adと異なり、HTML(amp-list template)やCSSを記述する必要がある分、amp-adよりも導入は手間になります。

■性能評価試験の概要および結果
 性能評価試験では、amp-ad(A)とamp-list(B)それぞれによって実装したレコメンドウィジェットをAMPページに設置し、同一指標において比較することにより、描画速度等の有意差を検証します。なお、それぞれのタグ以外のコンテンツ条件は同一とし、純粋なタグのパフォーマンスを計測できるようにしています。

・A … Google Ad Manager経由で配信される従来のタグ (amp-ad)
・B … amp-listを用いた新しいタグ(amp-list)

また、検証ツールとしてWebPageTest(*3)を利用し、以下の指標で検証を行いました。

・Waterfall … Webページのロード時に送られるリクエスト毎に生じた時間を測る指標。
・Speed Index … ページのロード開始から経過時間に対する画面の描画進捗を用いて計測するページの読み込みパフォーマンスにおける指標。スコアが低いほどパフォーマンスが高くなる。
・Time to Interactive(TTI)… Webページのロードが終わって、ユーザーの入力に対して確実に応答できるようになったタイミングのこと。
・Processing Breakdown …(IDLE状態を除いて)ブラウザのメインスレッドがどの処理にどれだけの時間を割いたかを示す。

[画像1: https://prtimes.jp/i/6043/44/resize/d6043-44-523605-0.png ]

 性能評価試験の結果を下記の図に示しています。amp-ad(A)とamp-list(B)それぞれを実装したページに対して、各指標で5回の性能評価試験を行いました。結果としては、Waterfallにおいて従来型のamp-adに比べてamp-listを用いた場合では1.5倍、SpeedIndexでは1.6倍、Time to Interactiveでは1.2倍、そして、Processing RenderingFrameでは3.3倍速い結果となり、すべての指標においてamp-listが優れた結果となりました。
以上のことから、amp-listを用いたレコメンドウィジェットでは、amp-adに比べて1.5~3倍の描画速度になるため、ユーザー体験の向上と回遊性および収益性の向上が見込まれる場合があります。(導入した媒体では、回遊性および収益性が約30%~50%向上したケースも存在します。)

[画像2: https://prtimes.jp/i/6043/44/resize/d6043-44-929771-1.png ]

 ログリーは今後も、メディア価値最大化をミッションとし、収益向上のみならず、サイトに訪問したユーザーのメディア体験向上にも貢献すべく、研究・開発に取り組んでまいります。

【ログリー株式会社について】
会 社 名 ログリー株式会社(東証マザーズ:証券コード6579)
代 表 者 代表取締役社長 吉永浩和
本社所在地 東京都渋谷区道玄坂1-16-3 渋谷センタープレイス2F
事 業 内 容 メディアテクノロジー事業、アドテクノロジー事業

■用語説明
*1 LOGLY lift( https://lift.logly.co.jp/
2012年に提供を開始した日本初のネイティブ広告プラットフォーム。ログリー独自の自然言語処理技術と機械学習技術を用いて、メディアの文脈にマッチしたコンテンツを広告として配信します。レコメンドウィジェット型とインフィード型のフォーマットをサポートし、メディアの回遊、集客そして収益化を支援しています。

*2 AMP( https://amp.dev/
GoogleやTwitterなどの業界各社によって発足したモバイル端末で、Webサイトを高速に表示するためのオープンソースプロジェクトです。ログリーでも、2016年7月よりAMPに対応したレコメンドウィジェットの提供を開始しています( https://corp.logly.co.jp/news/20160727/000039)。

*3 WebPageTest( https://www.webpagetest.org/
AOLによって開発され、2008年からBSDライセンス配下でオープンソース化されたWebサイトのパフォーマンスを計測できるツールです。現在はGoogleを中心に開発が進められています。

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