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雲南市、シグマクシス、NTT-ME、リクロスエクスパンション、おっちラボ「共創による雲南市の脱炭素・再生可能エネルギーの推進に関する連携協定」を締結

PR TIMES / 2024年6月10日 17時45分

~エネルギー地産地消・地域経済循環に向け、市民・事業者・行政の共創を通じた事業づくりの検討を開始~



 島根県雲南市(市長:石飛 厚志)、株式会社シグマクシス(東京都港区、代表取締役社長:太田 寛、以下 シグマクシス)、株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー(東京都新宿区、代表取締役社長:星野 理彰、以下NTT-ME)、株式会社リクロスエクスパンション(東京都新宿区、代表取締役:中嶋 崇史、以下 リクロスエクスパンション)、特定非営利活動法人おっちラボ(雲南市、代表理事:小俣健三郎、以下 おっちラボ)は、2024年6月10日に「共創による雲南市の脱炭素・再生可能エネルギーの推進に関する連携協定」を締結したことをお知らせいたします。
[画像: https://prtimes.jp/i/10818/44/resize/d10818-44-25cc45cac8a3343bfde8-0.jpg ]

 本協定は、「課題解決先進地」を目指す雲南市と、事業開発における共創プロセスマネジメントのプロフェッショナルであるシグマクシス、NTTグループ傘下で社会インフラ事業を展開するNTT-ME、地域×エネルギー領域において複数自治体での実績を有するリクロスエクスパンション、雲南市を中心に地域の未来を創る人の成長を支援するおっちラボが、互いの資源を活かし協働することで、雲南市の地域課題解決と同市民の暮らしの豊かさの創造に資することを目的としています。連携協定の期間は、締結日より1年とします。

【連携協定の締結背景】
 雲南市は2004年に6つの町村が合併して誕生しました。近年は人口減少が加速し、高齢化率は40.1%と、日本が25年後に直面するであろう高齢化社会を先取りしている状態です。一方で同市の誕生を機に、市民が主体となり行政がバックアップしながら地域づくりを行う「地域自主組織」の活動を開始しています。2019年には、地域の全世代の市民と事業者がいきいきと暮らせる魅力あるまちづくりに取り組む「雲南ソーシャルチャレンジバレー構想」が立ち上がりました。同構想のもと、2021年までに実現した起業や社会貢献プロジェクトは約120件、経済波及効果は12億円超に上っています。

 市民、事業者、行政等の協働により「課題解決先進地」として新規ビジネス創出等の成果を上げてきた雲南市は、新たな挑戦としてエネルギーの地産地消・地域経済循環を目指し、ビジョンを共有し経験、知見、技術を有する組織や団体との共創を通じた脱炭素・再生可能エネルギー推進に関する連携協定を締結する運びとなりました。雲南市は、2022年6月に「雲南市脱炭素宣言」を表明、2024年に2050年における温室効果ガス排出量の実質ゼロに向けた「脱炭素社会実現計画」を策定しており、本協定はこの一環として締結するものです。

【本連携協定の概要】
■ 締結日:2024年6月10日(月)
■ 目的:
 1.雲南市の脱炭素社会実現計画に掲げる、再生可能エネルギーの推進
 2.1の実現に向けた事業構想および事業スキームのあるべき姿の取りまとめ
 3.雲南市民や市内事業者等との共創を通じた、脱炭素・再生可能エネルギー推進の土壌づくり

■ 内容:
 1.下記の事項について連携し情報交換を行う
  (1) 雲南市における事業構想、事業スキームのあるべき姿の取りまとめに関すること
   1.共創プロセス:対話・議論・合意形成・意思決定・協働をどのように進めるべきか
   2.世界観:脱炭素・再生可能エネルギー推進を手段として、どのような地域を目指すべきか
   3.事業構想:どのようなエネルギーインフラを目指し、どのような事業を構築すべきか
   4.事業シナリオ:どのようなマイルストン・プロセスで事業を構築すべきか
   5.事業スキーム:市民、事業者、行政等がどのような役割を担うべきか
  (2) 市民や市内事業者等との共創プロセス推進に関すること
  (3) その他雲南市の脱炭素・再生可能エネルギー推進に必要と認められる事項
 2.上記を効果的に推進するため、各組織・団体は、担当者を 1名以上選出し、定期的に協議を行う

【雲南市、各法人代表のメッセージ】
■ 雲南市 市長 石飛 厚志
 当市は、2022年に脱炭素宣言を表明し、本年3月には雲南市脱炭素社会実現計画を策定したところです。その基本コンセプトは「生命(いのち)と神話が息づく 持続可能なまちづくり」で、1.暮らしの豊かさの向上 2.適応力(レジリエンス)の向上 3.地域経済循環の向上 の3つの柱を補完性の原則に基づいて展開していくこととしています。
 当市は、概ね小学校区ごとの地域自主組織など、住民自治力を基盤に据えた協働のまちづくりをまちづくりの基本に据えています。さらにチャレンジ推進条例に基づき、新たな価値の創造に向けた市内外からのチャレンジを積極的に推進しています。このたびの協定により、これまで培ってきた協働力を活かしながら再生可能エネルギーの地産地消を実現し、地域力の向上、そしてまちづくりに活かしてまいります。

■ 株式会社シグマクシス 代表取締役社長 太田 寛
 シグマクシス・グループは、「Create a Beautiful Tomorrow Together(美しい明日を共に創る)」を企業理念に掲げ、未来の社会や産業の姿を構想し、企業・組織をはじめとした多様なプレイヤーとの連携による価値創造に取り組んでいます。
 この度の連携協定のもとシグマクシスは、雲南市の新たなエネルギー事業創出に向け、市民の皆様、市内事業者の皆様との共創プロセス構築をはじめ、事業のあるべき姿の検討に参画いたします。当社の強みである事業開発、プロジェクトマネジメントおよびエコシステム形成・運営などの能力を発揮し、市民が主体的に地域運営に関わる体制・文化を育んでこられた雲南市ならではの新事業の実現に貢献してまいります。

■ 株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー 代表取締役社長 星野 理彰
 NTT-MEは、地域のみなさまとともに持続可能な循環型の地域社会を実現していきたいという想いから、NTT東日本グループのパーパスである「地域循環型社会の共創」のもと、「これからのつなぐを創る」をミッションと位置づけ、お客さまや地域社会へ安心・安全・信頼のサービスを提供する「総合エンジニアリング企業」です。
 今回の連携協定においては情報通信インフラを支えてきた経験値から、地域とともに持続可能なエネルギーインフラと事業運営の雲南市としての在り方について、共に考え具体的な行動へとつなげられるよう貢献したいと考えております。この取り組みを通じ、当社としましても地域とのつながりをさらに深め、地域課題解決のあるべき姿を学び、地域とともに成長する企業を目指してまいります。

■ 株式会社リクロスエクスパンション 代表取締役 中嶋 崇史
 RE-Xは、コンサルティング事業の枠を超え、必要に応じて自らが事業主体も担うスピンオフ事業を展開しています。代表的な事例として、熊本県球磨村で展開している地域新電力“株式会社球磨村森電力”があります。ここでは、地域課題解決型の電力ビジネスを展開しており、環境省の脱炭素先行地域(第1回)にも選定されています。
 今回の連携協定における弊社の役割は、雲南市の脱炭素・再生可能エネルギーの推進に対して、RE-Xが積み上げてきた地域課題解決型のビジネスの事業化アプローチの経験を提供するものです。こうした経験の提供という側面と同時に、この連携協定を通じて、すでに事業化している球磨村、あさぎり町、五木村にとって有益な経験を得ることもできるものと考えております。今回の連携協定をきっかけに、地域課題解決型のビジネスの事業化アプローチを高度化し、一つでも多くの地域に貢献していきたいと考えています。

■ 特定非営利活動法人おっちラボ 代表理事 小俣 健三郎
 雲南市は合併以来、全国からも注目される地域自治の取り組みを進め、近年では全世代での人材育成および企業との連携による地域課題解決に力を注いできました。その中で当法人は、地域課題解決に自ら果敢にチャレンジする市民を応援してきました。
 この度の雲南市の地産地消の再生可能エネルギー推進は、地域自治のさらなる進展に資するものであり、また経済の地域内循環を向上させ、地域課題解決の土台を強化する絶好の機会だと考えています。雲南市の「自分たちで地域課題解決を担う」という精神に照らし、できる限り市民の力を発揮できるエネルギー地産地消の仕組みを構築できるよう、市民側の議論の場をつくりながら、本協定の目的に貢献してまいります。

【各法人の概要】
■ 株式会社シグマクシス
株式会社シグマクシスは、デジタル経済下で企業や組織が取り組むべき主要なトランスフォーメーションを支援するコンサルティングサービスを提供しています。事業構想提案、事業開発、デジタル先端技術、SaaS/クラウド、プロジェクトマネジメント、共創プロセスマネジメント等、多様な能力を擁したプロフェッショナルが、企業や組織の課題解決と新価値の創造を通じ、新たな産業の共創にも取り組んでいます。
詳細はhttps://www.sigmaxyz.com/sx/をご覧ください。

■ 株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー
株式会社NTT-MEは、情報通信領域において最高品質のネットワークとそれを支える高度なエンジニアリング力で、地域の皆様に安心・安全で信頼性の高いサービスを提供しています。また、先端技術を駆使した再生エネルギー、防災、スマートインフラなどの非通信領域での事業展開も行っています。地域に密着した現場力とテクノロジーの力で、夢や希望を感じられる持続可能な循環型地域社会の共創に取り組んでいます。
Webサイト: https://www.ntt-me.co.jp/

■ 株式会社リクロスエクスパンション
株式会社リクロスエクスパンションは、代表の中嶋が早稲田大学研究室ベンチャー企業の代表取締役を経て2014年に設立。エネルギー・リサイクル分野のビジネスプロデュースを得意領域とし、2018年には熊本県球磨村との連携協定に基づき地域新電力会社として球磨村森電力を設立(2022年環境省「脱炭素先行地域」選定)、2023年には熊本県あさぎり町で株式会社あさぎりエネジーを設立(環境省「脱炭素先行地域(第3回)」選定)、2023年に熊本県五木村で株式会社五木源電力を設立し、脱炭素先行地域で得られた知見の横展開を進めています。
Webサイト: https://re-x-expansion.com/

■ 特定非営利活動法人おっちラボ
特定非営利活動法人おっちラボは、地域の未来を創る人を育成する中間支援組織です。 雲南市を中心に、地域の未来を切り拓いていく人の想い・可能性をカタチにするため、「地域を元気にしたい」「もっと住んでいて楽しいまちにしたい」「地域の課題解決を仕事にしたい」という方たちの、挑戦の機会と応援し合うコミュニティをつくっています。雲南市を中心とした200名以上のローカルチャレンジャーのみなさんの活動は、仲間や地域、企業と連携しながら、地域の課題解決につながる動きや起業に繋がっています。

以上

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