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日本農業が青森県産りんごの製造体制を拡大!オランダ・GREEFA社製の大型選果機導入で約2.5倍の選果量を目指す

PR TIMES / 2024年11月13日 16時45分

青森県弘前市のりんご選果場で9月下旬より稼働開始



日本の農産物の生産から販売まで一気通貫で展開し、新たな産業構造を創出する株式会社日本農業(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:内藤祥平、以下「日本農業」)は、青森県弘前市内のりんご選果場(以下「境関選果場」)にてオランダの選果機メーカー企業・GREEFA(グリーファ)社製の大型選果機を導入いたしました。従来の日本式選果機に比べ約3倍の処理能力の大型選果機を2024年9月下旬より稼働させ、境関選果場では昨シーズンから約2.5倍の1万9,000トンのりんごの選果を行う計画です。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/24854/44/24854-44-0058825f508c439109bf20b870462679-3699x2216.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



■導入の背景
日本農業は「日本の農業で、世界を驚かす」をミッションに、生産から販売までを一気通貫で担い、産業の構造転換を目指しています。生産性向上やコスト削減を図り、収益性が向上する農業モデルを構築し、農業に携わる方々の安定した収入獲得にもつながる持続可能な農業の実現を推進しています。
2016年の設立より日本産りんごの輸出を手がけてまいりました。青森県弘前市に支店を構え、青森県内のりんご生産者の皆さまと契約を結び、青森県産りんごをアジア各国へ輸出および日本全国に販売しています。さらなる海外・日本国内の双方の販路拡大を見据え、今秋、りんごの外観検査を自動化でき、かつ1秒で8個の高速選別ができ従来の約3倍の処理能力を持つ大型選果機を導入する運びとなりました。

■導入の目的・期待される効果
GREEFA社製大型選果機を導入することで、品質を安定させ、大幅にりんごの選果量を増やすことができます。2023年実績で、導入拠点の境関選果場では7,500トンのりんごの選果を行いました。2024年シーズンは約2.5倍の1万9,000トンの選果量を計画しています。なお、GREEFA社製大型選果機では、入庫していただいたりんごの粗選果と、国内販売用製品の製造で稼働します。
選果量の増加は、国内外への販売拡大だけではなく、生産者向けのサービス拡充にもつながります。いままで生産者が担ってきた選果作業をせず入庫する「ぶっこみ入庫」のサービス対応量を増やし、生産者の作業負担軽減に寄与します。青森の基幹産業であるりんご産業に貢献できるよう今後もまい進してまいります。

【期待される効果】
・品質の安定化
これまで熟練の作業員が目視で確認していた「生傷」や「オセ*1」「サビ*2」などの判別を機械化することで、人で選果していたときに発生する「見落とし」を減らすことができます。また、安定した品質の製品を製造できるため、経験が少ない作業員でも選果・梱包作業に従事することが可能となります。

・生産性の向上
1粒ごとの品質確認を機械が担い自動化することで、これまで目視で確認していた作業が削減されます。人の手が介在する箇所を減らし簡略化することで、効率化を図ります。

・製造量の増加
GREEFA社製大型選果機では、従来の約3倍の処理能力を持つため、大幅な製造量の増加を見込みます。海外および日本国内の消費地でニーズがあるタイミングに、求められる規格の製品を供給できる体制を築くことが可能となります。境関選果場では1万9,000トンの選果量を計画しています。

・労務費の半減
100トンを選果・梱包するために、従来の日本式選果機では20名で40時間ほどを必要としましたが、GREEFA社製大型選果機では40名で9時間ほどになります。コスト削減につながり、さらには人手不足を解消する一手となることを期待しています。

・生産者の作業負担軽減
GREEFA社製大型選果機による効率化や選果量増加に伴い、生産者の作業の負担軽減となるサービスの充実を図ります。「ぶっこみ入庫」の対応量を増やすことで、生産者の作業が軽減され、生産規模の拡大や栽培により注力していただきたいと考えています。

GREEFA社製大型選果機は5月にオランダを出発し、輸送から設置工事、9月下旬の稼働開始まで約6か月を要しました。稼働までを追いかけた動画を、YouTube「ニチノウチャンネル」で公開しています。

【海外選果機】国内初!オランダGREEFA社製の大規模選果機を導入!搬入から稼働までを大公開!
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=3oxgG5v9M0s ]

*1:果実の自重により果実同士または果実の容器に接触することで生じた傷のこと
*2:りんごの皮の一部が茶色っぽくザラザラする現象。霜害などで発生する

■GREEFA社製大型選果機と従来の日本式選果機の比較
・カメラ
GREEFA社製
内蔵カメラが20基搭載されており、りんご1個につき360度、150枚の撮影を行うことが可能です。従来の日本式選果機の機能に加え、「生傷」や「オセ」「サビ」なども判別できることが、大きな特徴です。
従来の日本式選果機
内蔵カメラが1基搭載されており、りんご1個につき上部から1枚を撮影し、色、サイズ、糖度を見ることができます。

・選果速度(1レーン)
GREEFA社製
1秒に8個のりんごを選別できます。
従来の日本式選果機
1秒に3個のりんごを選別できます。

・選果量
GREEFA社製
100トン/日(当社計画値)のりんごを処理できます。
従来の日本式選果機
20トン/日のりんごを処理できます。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/24854/44/24854-44-f8083f9ae9d86c831b8f9fc2df81e375-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/24854/44/24854-44-3d03a8579fe77562a7aa92c00f0ccaa2-3580x2685.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



■りんご入庫希望の青森県内の農家の皆さまへ
日本農業では、りんごを入庫していただく農家の皆さまを募集しています。農家の皆さまの作業負担の軽減となるよう、木箱のみならず軽量化を図ったプラスチックコンテナ・折りたたみコンテナでの入庫や、生産者での山選果をせず入庫する「ぶっこみ入庫」が可能で、集荷サービスなども提供しております。「身体が楽になった」「作業が減って助かった」という声をいただいています。
ご興味ございましたら、下記のお問合せ先よりご連絡ください。

【りんご入庫に関するお問い合わせ先】
株式会社日本農業 弘前支店
住所   :青森県弘前市境関西田34-2
公式LINE:http://nav.cx/aDJHPUw
TEL   :0172-55-8206


■株式会社日本農業について
企業名  :株式会社日本農業(英文表記:Nihon Agri, Inc.)
代表者  :代表取締役CEO 内藤祥平
所在地  :東京都品川区西五反田1丁目13-7 マルキビル101
設立   :2016年11月
事業内容 :農産物の生産・加工および輸出・販売、農業経営コンサルティング等
URL   :https://nihon-agri.com/
公式note:https://note.com/nihon_agri/

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