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大日本印刷 米国取次最大手イングラム社の世界各地の書籍をオンデマンド製造・販売する連携事業「グローバルコネクト」に参画

PR TIMES / 2021年8月24日 16時45分

取り扱いの限られていた国や地域の本をオンデマンドで国内に提供

大日本印刷株式会社(本社:東京 代表取締役社長:北島義斉 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、米国最大手の取次会社イングラム社の子会社であるライトニングソース社と、「グローバルコネクトプログラム(以下、グローバルコネクト)」におけるパートナー契約を締結しました。




グローバルコネクトは、需要に応じて少部数印刷を行うPOD(Print On Demand)事業を手掛けるライトニングソース社が製造拠点を置く、アメリカ・イギリス・オーストラリア以外の国の印刷会社と契約して、世界中の出版社から許諾を受ける書籍のオンデマンド製造・販売を世界各地で展開する事業です。この事業では、パートナー契約が1つの国・地域につき1社に限定されており、今回、DNPは日本唯一の契約会社として、日本国内に向けたサービスを2021年8月に開始します。これによってグローバルコネクトは、日本を含めた世界の15ヵ国(27地域)*1に展開されます。

【グローバルコネクトにおけるDNPの役割と提供価値】

○ DNPは、ライトニングソース社が各国の出版社から許諾を受けた作品を、グループ会社である丸善雄松堂の書  籍販売サイト、ナレッジワーカー( https://kw.maruzen.co.jp/)より提供を開始するとともに、今後は自社が運営するハイブリッド総合書店「honto」の書籍販売サイトやAmazon*2での出品・販売を予定しています。

○ 注文があった書籍は、DNPが小ロットに対応したPODによって必要な部数を製造し、提供します。

○ 研究者や専門家をはじめ、日本の生活者が世界の出版社の多様な言語・ジャンルの書籍、特に従来取り扱いの少なかった中南米やアジア等の書籍を幅広く購入できるようになります。グローバルコネクトの事業イメージ


[画像: https://prtimes.jp/i/69194/44/resize/d69194-44-5cb5284554a0431a89f7-0.jpg ]


【国内でのグローバルコネクト開始の背景と概要】

専門書や学術書などの分野では、著者が書いた言語の原書を読みたいなど、日本でも海外で出版された本(洋書)に対する安定した需要がありますが、従来洋書の輸入には多くの時間とコストがかかっていました。また自費出版や英語圏以外の国で出版された書籍は流通量が少なく、多くの書店では調達が困難なため、生活者が購入できるタイトルが限定されていました。

こうした状況に対して、グローバルコネクトでは、輸送にかかる時間やコストを圧縮し、世界中のパートナー契約社とのネットワークにより、入手が困難であった国や言語の書籍を、日本の書店および生活者に、豊富な品揃えで迅速に提供できるようになります。

DNPは、書店在庫の欠品による販売機会の損失などの課題に対して、グループ書店と連携し、生活者の需要に基づくマーケットイン型のPOD製造と流通体制を整え、生活者が「読みたい気持ちが生まれ、読みたい本を、読みたい時に、読みたい形で」入手できる環境を実現してきました(ブック・ライフサイクルマネジメント(BLM)*3)。


また、海外からの学術書の輸入や大学図書館・研究機関等への販売で実績がある丸善雄松堂を中心に、国内の洋書需要に応え、販売ルートを確立してきました。DNPは2011年に、海外の学術情報の大手出版社との間で、POD製造と生活者への直接納品(ドロップシップメント)の取引を開始し、洋書の注文を1部から受ける体制を確立しています。2011年当時、欧米の書籍市場ではPOD製造が進んでいたことに着目し、DNPは日本ではいち早く参入を果たしました。

今回、完全オンデマンドによる受注・製造の体制構築に早くから取り組んできた実績や、DNPならではの高い印刷・製本技術による製品の品質がライトニングソース社に高く評価され、パートナー契約の締結に至りました。

【今後の展開】

DNPは、グローバルコネクトへの参画を通して、世界中の国・地域の出版社から多様な言語やジャンルの書籍を調達し、国内に提供することで、生活者ニーズに応えるとともに、出版物の販売機会の損失を防ぐなど、出版業界全体の活性化につなげていきます。グローバルコネクト関連の事業では、5年後に30億円の売上を目指します。

またDNPはグローバルコネクトのパートナー各社の製造・流通機能を活用し、日本の出版社から許諾を受けたコンテンツを世界中に提供することも検討しています(リバースグローバルコネクト)。リバースグローバルコネクトのネットワークには、米国、中国、インド、ロシアなどの人口が多い国が含まれており、15ヵ国合計で世界の総人口の半数以上がこの事業で提供されるコンテンツにアクセスできることになります。ライトニングソース社との契約で、各国・地域のパートナー社と連携して日本の書籍のPOD製造・販売を行うことで、日本の伝統文化やキャラクターなど、海外でも需要の高いコンテンツを持つ出版社の新たな販売機会を創出するとともに、公式コンテンツを適正に流通させる環境を整えることで海賊版の流布防止にも貢献します。


*1 グローバルコネクトのサービスが展開される国(地域) : 日本、米国(11地域)、英国(3地域)、オーストラリア、ブラジル、ドイツ、イタリア、フランス、スペイン、ポーランド、ロシア、UAE、インド、中国、韓国

*2  Amazonおよびそのロゴは、Amazon.com, Inc.または関連会社の商標です。

*3 ブック・ライフサイクルマネジメント(BLM) : BLMは、出版の企画から制作・製造、流通、販売・販促、返品、在庫、断裁まで、本のライフサイクル全体で最適化を図るものです。書店POSデータ等から市場動向を見極めて需要を予測し、POD製造によって、オフセット製造では対応しにくい少部数・短納期を実現するとともに、リアルとネットの書店の両方を活かした販売方法を提案することで、出版社の在庫コストや返品率を抑え、書店在庫の欠品による販売機会の逸失を防ぎます。

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