【日本橋高島屋】クリエイティブリユース-廃材・端材からはじまる世界-
PR TIMES / 2021年6月4日 18時15分
大月ヒロ子氏と6人のクリエイターによる後期展示スタート
【会期】6月16日(水)~8月29日(日)
【会場】日本橋高島屋S.C. 本館4階 高島屋史料館TOKYO
[画像1: https://prtimes.jp/i/69859/44/resize/d69859-44-458911-5.jpg ]
不要なモノとして捨てられそうになった廃材・端材を観察し、想像力と創造力によって再び循環させる「クリエイティブリユース」活動。本展では、倉敷市玉島の古民家を改装して、国内初のクリエイティブリユースの拠点「IDEA R LAB」を開設し、活動を行っている大月ヒロ子氏の監修のもとに、クリエイティブリユース活動の一端をご紹介いたします。
素材に生まれ変わった色とりどりの廃材や端材とともに、それらを使って作られたプロダクトを展示している前期展示は6月13日(日)で終了致します。
6月16日からの後期では、大月氏が選定した6プロジェクトのユニークなクリエイティブリユース作品を展示いたします。また高島屋創業190年をテーマとして、廃材を用いて作られたオブジェを展示いたします。使われなくなったモノや、廃材・端材を、思いも及ばない方法で活かす人の創造力には、これからの心豊かな暮らしを牽引する力が宿っているように思います。
クリエイターのご紹介
【WOMB BROCANTE(ウーム ブロカント)】
[画像2: https://prtimes.jp/i/69859/44/resize/d69859-44-781944-0.jpg ]
岡山県倉敷市児島にある戦前の古い銀行をリノベーションした古道具店。地元で集めた古道具を扱うとともに、古い素材を加工して実用的なアイテムに仕立てる。オリジナル商品も販売する。2018年に倉敷美観地区の倉を改装した2号店をオープン。
(写真)「壁掛け時計」(2019年、陶器皿)
【コンセプト】
80年代の大量生産・消費時代に作られ、現代のブームに合わず廃棄となったホテル食器。70年代に建てられ、現代の建築基準に合わず解体となった保育園にあった知育玩具カード。このように時代に合わず廃棄され地域汚染の原因となるような部材をアップサイクルするなど、古道具を介しサスティナブルな暮らしを提案しています。
【Kakara Woolworks(カカラ ウールワークス)】
[画像3: https://prtimes.jp/i/69859/44/resize/d69859-44-303754-1.jpg ]
代表・青島由佳氏は、武蔵野美術大学短期大学部工芸デザイン専攻テキスタイルコースにて染織を学ぶ。2007年に糸車屋Kakara Woolworksをはじめる。2013年より新・東京スピニングパーティー実行委員会事務局代表。2020年に著書「糸紡ぎのテクニックとデザイン」誠文堂新光社より発売。2021年5月に岡山県赤磐市にアトリエ店舗をOPEN。
(写真)[nothing](2021年、素材:鉄、プラスチック、手紡ぎ糸、ラメ糸、残糸、端切れ、ネット、網戸の網、ジッパー、USBケーブル、電気線、針金、羽根)
【コンセプト】
IDEA R LABのマテリアルライブラリーで見つけた様々な糸状の素材を使用して、ランプシェードに織りつけたり、巻き付けたり、結んだり、絡ませたりしながら融合させた。見る方向、角度から、違う素材や違う光を感じることのできるファイバーアートのランプシェード。
【川埜龍三(カワノ リュウゾウ)氏】
[画像4: https://prtimes.jp/i/69859/44/resize/d69859-44-328723-2.jpg ]
1976年、神戸市生まれ、岡山県笠岡市在住。独学で美術を学び、既存の価値観に左右されない独自の芸術活動を続けている。近年は、瀬戸内海を舞台とした個人企画《犬島の島犬》(2012 年)など、特定の地域の歴史を掘り起こし、その土地に眠る伝説を可視化する手法で象徴的な造形作品を発表している。
(写真)「マチヲ式モンタージュ(玉島マチヲ)」
(2017年、 素材:印刷物、木工ボンド)
【コンセプト】
倉敷市玉島で生まれ育ったという"玉島マチヲ"の足跡をたどり、彼の住んでいるアパートメント「オレンジハイム103」を制作しています。モンタージュ群は、架空の人物に迫るドキュメンタリー作品の部品として2017年に着手しました。マチヲさんのユニークな表現は、今は寂れた港町の風土や色彩と、引き出しの奥に捨て置かれた絵葉書のようなものから生まれています。
【宮田明日鹿(ミヤタ アスカ)氏】 ニットテキスタイルアーティスト、家庭用編み機研究家
[画像5: https://prtimes.jp/i/69859/44/resize/d69859-44-339656-6.jpg ]
2007年桑沢デザイン研究所卒業。糸や写真を素材に人の記憶の曖昧さや偶然性をテーマに作品、ワークショップ、アートプロジェクトなどを展開。生産中止となった家庭用電子編み機を改造して何でも作るニット製作所「宮田編機」主宰。
(写真)「手工3D印字机 ~馬毛篇~」(2016年、素材:バイオリンの弓など)
【コンセプト】
昨今話題の3Dプリンターはあらゆる素材と時間が積層され 作りたいものが出来上がります。 しかし機械といえど、出力するものによっては一晩かかることも。 では手動3Dプリンターなるものをしてみようと考えました。
【富田菜摘(トミタ ナツミ)氏】
[画像6: https://prtimes.jp/i/69859/44/resize/d69859-44-910980-3.jpg ]
2009年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業
ヤマザキマザック美術館、佐藤美術館、新宿高島屋、Bunkamura Gallery をはじめ、シンガポール、香港など、国内外で個展を開催。また、浜田市世界こども美術館、越後妻有アートトリエンナーレなど多くのグループ展で作品を発表。
(写真)「駿太郎」(2007年、素材:ミクストメディア、金属廃材)
【コンセプト】
誰かが乗っていた自転車、古い調理器具、壊れた電子機器、日々何気なく使われる様々なものたち・・・
その表情からは、新品にはない深い味わいを感じる。使い込まれた風合い、錆、日に焼けて褪せた色。一つとして同じものはなく、優しくて、強くて、温かい。
そういったものを集め、つなぎ合わせ、新しくいきものに生まれ変わらせている。
【サイネンショー】
[画像7: https://prtimes.jp/i/69859/44/resize/d69859-44-144528-4.jpg ]
陶芸家 松井利夫の呼びかけにより、2011年の震災を契機に資源やエネルギーの自給自足、さらには持続可能なアートコミュニティー形成の実験として始まったプロジェクト。これまで250名以上の有志により、廃棄される陶磁器を回収し、古民家の解体材や端材を燃料に穴窯で再燃焼させる。
(写真)サイネンショー<参考写真>(素材:陶磁器)
【コンセプト】
廃棄される陶磁器を回収し、古民家の解体材や端材を燃料に穴窯で再び超高温で燃焼させる。一見すると非合理な行為によって、溶融し歪み、上絵が消え下絵が流れ、美しいビードロがかかり、様々な窯変が生まれ、さらに金彩銀彩を施したもの、金継ぎしたものなど伝統的な工芸技法を駆使し、くっつき、ぶく、等々、焼き物の世界では 「キズ」 といわれるものたちの新たな一面を浮き彫りにする。
監修者のご紹介
【大月ヒロ子(オオツキ ヒロコ)氏】
[画像8: https://prtimes.jp/i/69859/44/resize/d69859-44-927231-7.jpg ]
岡山県倉敷市(旧玉島市)生まれ。有限会社イデア代表取締役・ミュージアムエデュケーションプランナー。
(写真)高島屋190周年記念作品(素材:大月氏マテリアルライブラリーの廃材・端材の中から集めた百貨店で見られるもの)
■高島屋史料館TOKYOホームページ
https://www.takashimaya.co.jp/shiryokan/tokyo/
■お問い合わせ
日本橋高島屋03-3211-4111(代表)
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