近接覚センサー搭載「次世代ロボットハンドプロジェクト」が国立研究開発法人NEDO「ディープテック・スタートアップ支援事業」に採択
PR TIMES / 2024年12月16日 10時45分
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近接覚センサーを武器に「ロボットハンドの民主化」に取り組む株式会社Thinker(読み:シンカー、本社:大阪府大阪市、代表取締役兼CEO:藤本弘道、以下Thinker)が構想する近接覚センサー搭載“次世代ロボットハンド”の開発プロジェクトが、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下NEDO)が実施する「ディープテック・スタートアップ支援事業第5回公募」に採択されました。
「ディープテック・スタートアップ支援事業」とは、技術の確立や事業化・社会実装までに長期の研究開発と大規模な資金を要し、国や世界全体で対処すべき経済社会課題の解決にも資すると考えられる革新的な技術の研究開発を対象に行われるもので、2023年度は総額約308億円分、2024年度は約200億円分の支援が予定されています。※1Thinkerは、NEDOが設定する3つのフェーズのうちの「STSフェーズ(Seed-stage Technology-based Startupsフェーズ、実用化研究開発(前期))」※2として、2年の事業期間で最大2.15億円の支援を受けることになります。
また、支援の対象となる近接覚センサー搭載“次世代ロボットハンド”の開発プロジェクトでは、Thinkerは近接覚センサーの技術をベースに、ロボットハンドにおけるエッジAI活用を促進。“指先で考える”ロボットの“思考力”を高めることで、ものをつかむ作業における効率と効果、それに拡張性を飛躍的に高めます。独自の技術やそれに基づく構想が評価されて採択に至ったことを受けて、Thinkerではこれからもロボット活用の社会実装を加速させられるよう邁進してまいります。
※1 2024年度「ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業」に係る公募について(予告)
https://www.nedo.go.jp/koubo/CA1_100447.html
※2 STSフェーズ(Seed-stage Technology-based Startupsフェーズ、実用化研究開発(前期)
NEDOが実施する「ディープテック・スタートアップ支援事業」が設定する3つのフェーズのうちのひとつ。STSフェーズに続いて、「PCAフェーズ(実用化研究開発(後期))」「DMPフェーズ(量産化実証)」があり、助成率や助成金の額が異なる。
参照:https://www.nedo.go.jp/koubo/CA2_100465.html
■国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
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NEDOは、持続可能な社会の実現に必要な研究開発の推進を通じて、イノベーションを創出する、国立研究開発法人です。
リスクが高い革新的な技術の開発や実証を行い、成果の社会実装を促進する「イノベーション・アクセラレーター」として、社会課題の解決を目指しています。
https://www.nedo.go.jp/introducing/index.html
■Thinkerの近接覚センサー
カメラを用いることなく、赤外線とAIを組み合わせた独自の高速・高分解能なセンシングによりモノの位置と形を非接触かつ高速に把握できるセンサーです。これにより、従来の産業用ロボットでは難しいとされていた鏡面・透明物質の取り扱いや、現場環境に応じた臨機応変なピックアップが可能となり、ロボットハンドによるピッキングの可能性を飛躍的に広げることができます。また、ティーチング(ロボットに作業を教え込む工程)の時間や労力を大幅に軽減できることから、これまでとは異なる領域でのロボットハンドの活用も期待されています。2023年8月の量産サンプル提供開始以来、実に800社を超える引き合いをいただいております。現在は60社を超えるパートナー企業とともに実証評価に取り組んでいるほか、すでに量産工程における試験導入も始まっているなど、実装への準備が進んでいます。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/106143/44/106143-44-d7b46a081b52de13571d31251839e1e4-2679x2700.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/106143/44/106143-44-e113360e098aa265f66d38226e806acc-1314x897.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
○近接覚センサーTK-01の紹介動画(YouTube):
https://youtu.be/9ngE1IxFgHw
〇動く対象物をセンシングすることで把持部が追従する動画(YouTube):
https://www.youtube.com/watch?v=MtwL4D1kWuU
■会社概要
名称 : 株式会社Thinker
住所 : 〒541-0056 大阪府大阪市中央区久太郎町4丁目1−3 大阪センタービル6F-188
代表者 : 代表取締役兼CEO 藤本 弘道
設立 : 2022年8月
企業説明: 大阪大学大学院基礎工学研究科の小山佳祐助教(当社取締役)が開発した「近接覚センサー」の販売および、同製品を活用したソリューション提案を行っています。その場、その場に応じて、自分で判断する“思考力”をロボットに持たせることで、ヒトと一緒に働く協働ロボットの世界に革新を起こします。
URL : https://www.thinker-robotics.co.jp/
備考 : 社名のThinkerには「考え抜く集団」「考えるロボット」「ロボットの進化(シンカ)を加速させる」といった思いを込めています。
■関連リンク
・「手先のイノベーション」を起こせ、産業用ロボットの可能性開く赤外線型の近接覚センサー
(MONOist 2023年10月19日)
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2310/05/news002.html
・Thinkerが、週刊東洋経済「すごいベンチャー100」に選出されました
(PRTIMES 2024年9月23日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000106143.html
・“指先で考えてつかむ”次世代型ロボットハンド開発に着手
(PRTIMES 2023年7月31日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000106143.html
・動作時の死角を補う第六感センサー、独自のハードとAIで透明物体も逃さない
(日経クロステック 2022年9月13日)
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02183/00002/
・ロボットの視覚・触覚を補う“第六感”、阪大小山助教が開発「近接覚センサー」
(日経クロステック 2022年2月28日)
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/nmc/18/00011/00158/
・小山佳祐公式サイト
https://kk-hs-sa.website/
■株式会社Thinkerへのお問い合わせ
お問い合わせページ:https://www.thinker-robotics.co.jp/contact/
Eメール:info-web[at]thinker-robotics.co.jp
※[at]を@に変えて入力ください。
件名に貴社名、本文にご担当者情報[(1)法人名、(2)部署、(3)氏名、(4)メールアドレス、(5)企業URL]とお問い合わせ内容をご記入のうえ、送信ください。
公式ウェブサイト:https://www.thinker-robotics.co.jp/
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