野生にはたった3,000~4,000頭!?ナショジオ・キッズ『ミッション・トラ・レスキュー』刊行のお知らせ
PR TIMES / 2019年3月22日 10時40分
原因は密猟・毒殺だけではない。環境にやさしいはずのパーム油もトラの住処を奪っていた――。
株式会社ハーパーコリンズ・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:フランク・フォーリー)は、ナショナル ジオグラフィック・キッズ〈ミッション・アニマル・レスキュー〉シリーズ 第5巻『ミッション・トラ・レスキュー』(対象:小学中学年~)を2019年3月25日に発売します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/4274/45/resize/d4274-45-441873-0.png ]
トラは今では野生にたった3,000~4,000頭しかいません。トラが絶滅の危機にさらされている主な原因は1.毛皮や漢方薬に用いるための密猟・違法取引、2.パーム油の原材料となるアブラヤシ農園を作るための森林伐採にあります。本書では危機的状況に置かれているトラの生態~保護活動までをナショジオの貴重写真と共に徹底解説します。シリーズを通してレスキュー隊長を務めるココリコ田中直樹さんの特別コラム「生きものの寒さ対策」では、なぜ、寒いところにすむ生きものは体が大きくなるのか、「ベルクマンの法則」をやさしく解説。本書を通して子供たちに気づきや行動のきっかけを与える一助となれましたら幸いです。
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https://www.harpercollins.co.jp/mission-rescue/
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https://amzn.to/2JDLYV5
【内容】
ナショナル ジオグラフィック キッズ
〈ミッション・アニマル・レスキュー〉シリーズ
大型ネコ科動物で最大、森の王者トラが消える――?
トラを知らない人はいない。
大きく強くたくましく、しまもようが美しい。
でももう、野生にはたった3~4000頭しか残っていない。
人間による密猟や、森林伐採が原因だ。
絶滅したら、なにが起きると思う?地球全体にとって困ること。
どうすれば絶滅をふせげる?トラを知ることから、始めよう――
■特長
ナショジオならではの、美しく、迫力たっぷりなトラの写真が満載
トラの亜種や、それぞれの特徴、進化の過程、生息域など、図鑑に負けない情報を網羅
必読!レスキュー隊長ココリコ田中の書き下ろしコラム「生きものの寒さ対策」
多摩動物公園のアムールトラ3頭、シズカ、アイ、アルチョムを紹介
レスキュー隊長企画!「レスキュー・アクティビティー」コーナーは「ビッグ・キャットウォーク」!トラ柄ファッションショーの模様を掲載。
■各章の内容
1章 トラの生態:トラは、大型ネコ科動物でもっとも大きな種。オスは最大300kgにもなる!
2章 トラのすみか:かつては東南アジアから中国、ロシアの北東部まで広い地域に生息していたが、森林伐採や広大なヤシ油プランテーションの開発がトラのなわばりを分断し、生息地を奪っている。
3章 トラの家族:トラは一夫多妻制? オスの大きななわばりの中に、メス数頭がそれぞれのなわばりをもってくらす。
4章 トラの狩り:大きな獲物も倒せるほど強いが、成功率はそれほど高くない。1回の食事で食べる量は40kgにもなる!
5章 トラと人:古くから、生命力とパワーの象徴としてうやまわれてきたトラ。だがその厚い信仰心によって、トラは薬の原料にもされてしまう。また、楽しみのために大型動物を狩る「スポーツハンティング」の標的にもなっている。
6章 トラを絶滅から守ろう:世界と日本のトラ活動家たちを紹介。世界の子ども活動家たちは、野生のトラを救うためにどんなことをしているのだろう?日本の子どもたちができることはなんだろう?
【日本版企画監修】ココリコ 田中直樹
本シリーズのレスキュー隊長を務める。芸能界随一の生きもの大好き芸人。ドキュメンタリーTVのナショナル ジオグラフィックが2015年より展開する親子向けプロジェクト「ナショジオ オープンキャンパス」のナビゲーターを務め、全国各地をまわり、子どもたちと楽しく知識を深めている。専門家も驚くほどの見識と、子どもたちと同じくらい旺盛な好奇心、芸人ならではの視点とユーモアで会場を盛り上げ、幅広い世代から絶大な支持を受けている。
【監修者】土居 利光(日本パンダ保護協会会長)
前恩賜上野動物園園長。2012年、シャンシャンの兄に当たるパンダの赤ちゃんが生後すぐに亡くなった際の記者会見で涙を流した姿は、今も多くの人の記憶に残る。
〈ミッション・アニマル・レスキュー〉シリーズとは
動物園や水族館で人気の生きものたち。なのに、地球上からどんどん姿を消しているのはなぜ…?絶滅危惧動物を取り巻く環境を知り、人間との共存を考える。子どもたちが初めて出会う、図鑑を超えた動物シリーズ全8巻(サメ、パンダ、ライオン、シロクマ、トラ、オオカミ、ゾウ、ウミガメ)。順次刊行!芸能界随一の生きもの大好き芸人、ココリコ田中直樹がシリーズ日本版に企画立案・企画監修として参加。レスキュー隊長として、子どもたちと動物保護を考える。
ナショナル ジオグラフィックとは
1888年に設立された、科学と教育を推進する世界有数の非営利団体。さまざまな教育活動を通じて、人々の相互理解と地球環境の保全に取り組んでいる。ハーパーコリンズ・ジャパンではナショナル ジオグラフィックの児童書を順次刊行。
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【イベント実施のお知らせ】
『ミッション・トラ・レスキュー』レスキューアクティビティー ビッグ・キャットウォーク
ココリコ田中さんといっしょに、トラと人間の関係を考える。
~トラ柄ファッションショーを開催しよう!~
レスキュー隊長:ココリコ田中直樹、講師:すま あみ(壁画ペインター)
[画像2: https://prtimes.jp/i/4274/45/resize/d4274-45-297263-1.jpg ]
株式会社ハーパーコリンズ・ジャパンは2018年12月28日『ミッション・トラ・レスキュー』の「レスキュー・アクティビティー」(子どもにもできる保護活動を提案するココリコ田中さん企画のページ)に掲載するコンテンツ・イベント「ビッグ・キャットウォーク」を渋谷区主宰の子ども向けコミュニティ・センター代官山ティーンズ・クリエイティブにて開催いたしました。
トラはライオンやジャガーとならんで「ビッグ・キャット」と呼ばれる大型のネコ科動物で、その野生生息数は現在4,000頭未満といわれています。そして数が減ってしまった大きな理由は密漁や化粧品から食品まであらゆるものに使われるヤシ油の原料となるアブラヤシ農場拡大による生息地激減にあります。本イベントはそのような危機的状況にいるトラの保護をPRする目的でおこなわれました。
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【授業風景と衣装制作の様子】
本イベントには「トラになりきってトラの気持ちを考える」ために都内の小学3~6年生までの10名が集合。 子どもたちはナショナル ジオグラフィック キッズ書籍『ミッション・トラ・レスキュー』のレスキュー隊長ココリコ田中直樹さんより、野生のトラが直面している危機的状況について学びました。
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「トラがいなくなったら、シカの仲間を食べる動物がいなくなる。するとシカの仲間は増えるばかり。シカの仲間が増えたら彼らの主食である植物が足りなくなる。それらが連鎖して将来的には人間にも大きな影響をもたらすんです。」と食物連鎖の絶妙なバランスについても易しく説いていただきました。子供たちはトラの危機的状況を理解した後、壁画ペインターのすま あみさんを講師にお迎し、トラ保護PRを目的としたファッションショーで身に着けるトラ柄アイテムを1時間という限られた時間で思い思いに制作 しました。
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【ファッションショーの様子】
「Ladies and gentleman! Welcome to the big cat walk! ファッションショーが始まります!」というすま あみさんのかけ声で幕が開いたファッションショー。子供たちは洋服のほかにも、帽子やバッグ、ベルトなど個性溢れるアイテムを披露しました。観覧に来られた親御さんたちも一緒に大盛り上がりでした。
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ショーの終わりに感想を述べた子供たち。率直な意見に大人も考えさせられる時間となりました。
「今日はトラにもなれたし、トラの気持ちを考えられるいい機会になった。」
「人間のせいでトラが減っていることを知りました。自分たちが頑張らなきゃトラは増えないと思った。」
「動物園で身近な存在だけど、世界中で考えるとトラの数はすごく少なくて驚いた。」
「絶滅危惧種のトラが大変な目に会っていて、知っている人はどう思っているんだろうと思った。」
「自分から積極的にトラを守る取り組みをしていきたい。」
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イベントは田中さんの言葉で幕を閉じました。
「僕たちにとって身近なトラの数がどんどんどんどん減っています。毛皮目当てだったり、油をつくるためだったりして減っているわけです。こうしたトラの現状を知ってもらおうと今回このような機会を設けさせていただきました。小さなイベントかもしれませんが、動物園に足を運べば見ることが出来るトラの現状は実はこうだったということを少しでも多くの人に知ってもらえたらと思います。1人500人くらいには伝えて頂きたいなと思います!」
本イベントにご協力いただいたトラ・ゾウ保護基金理事の戸川久美さんは、「トラに代わって子どもたちにお礼を言いたい」といたく感激された様子でした。
イベント前の子どもたちはイベント趣旨にピンときていない様子も見せましたが、トラの衣装制作・ファッションショーを通じて、野生のトラの現状を理解し、守りたいと思うようになるほどの意識変化を見せました。
本イベントは書籍コンテンツ制作を目的としたものだったため、クローズドな空間で行われましたが、このような取り組みを是非教育現場に取り入れて頂き、少しでも地球環境について意識しながら生活できる子供たちが増えることを祈っております。 本書籍を活用し、子供向けアクティビティをお考えの教育現場ご担当者様はお気軽にお問い合わせください。また、『ミッション・トラ・レスキュー』を少しでも多くの方に手にとっていただき、未来の子供たちのために動物・環境保護へ興味関心を持つきっかけとなれましたら幸いです。
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