シリア難民危機について最も検索されている5つの疑問に回答するウェブサイト「Searching for Syria(シリアを探して)」日本語版オープン
PR TIMES / 2017年10月30日 12時1分
[画像: https://prtimes.jp/i/8107/45/resize/d8107-45-509562-0.jpg ]
国連UNHCR協会は、Googleの協力の元、シリア難民危機に関する実態を伝えるウェブサイト「Searching for Syria(シリアを探して)」の日本語版をオープンしました。シリアの紛争が始まってから7年目に突入した中、改めてシリアについて知ってもらい、皆様ができることについて考えてもらうことを目的としています。報道関係者におかれましては、国連UNHCR協会の取り組みをぜひとも広めていただきますようお願い申し上げます。
Searching for Syria(シリアを探して) https://searchingforsyria.org/ja/
■ このウェブサイトについて
このウェブサイトは、UNHCRのデータやストーリー、Googleトレンド等のデータを活用し、世界の人々がシリア難民危機についてウェブで最も検索されている 5 つの質問への答えを探るプロジェクトです。
1. 紛争前のシリアとは?
2. シリアで何が起こっているのでしょうか?
3. 難民とは?
4. シリア難民はどこへ向かっているのでしょうか?
5. どうすればシリア難民を助けることができるのでしょうか?
写真やビデオ、360度見渡せるVRモード動画を駆使したこのウェブサイトでの体験を通して、これら5つの疑問に対する答えを閲覧し、シリア難民危機の実態を表すデータ、故郷を追われたシリア難民のストーリーといったコンテンツの奥深くまで入り込むことができます。より深く関わることを望むユーザーの皆さんのために、SNSを介してのシェアボタン、難民の子どもたちの教育や難民の家族の安全等を提案するよう世界各国へメッセージを届ける #WithRefugees #難民とともにキャンペーン への署名、難民支援へのご寄付、といったアクションにつながるオプションも提供しています。
■ サイト・オープンの背景
2016年、ドイツ、フランス、イギリスでもっとも検索されたキーワードの1つは“What is happening in Syria?(シリアで何が起こっている?)”でした。シリア危機は7年目となり、未だ500万人以上のシリア難民が厳しさを増す苦難と犠牲にさらされています。近隣の受入国はシリア危機に対応するため最前線での支援を続けていますが、いつまでも持ちこたえられるものではありません。一方、UNHCRが主導するシリア難民への人道支援活動においては、2017年家を追われたシリア人家族の緊急支援に必要な資金の17%しか集まっていない、という重大な課題に直面しています。
そのような状況を改善すべく、また、このウェブサイトが、シリア難民支援への人々の意識を喚起することを願い、英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・アラビア語版に続き、日本語版サイトもオープンすることになりました。
■ 今後の展開
全国6都市で開催している国連UNHCR難民映画祭や国連難民支援キャンペーン、写真展といったイベントなどでのPR展開ほか、Twitter/FacebookといったSNSを通じての広報、教育施設で実施される出張授業でも本サイトを通じてシリア難民危機への理解を深めていただくための活動を実施する予定です。
コンテンツ・イメージを含む詳細は国連UNHCR協会の下記ウェブページをご参照ください。
http://www.japanforunhcr.org/archives/searchingforsyria
▶ Searching for Syria(シリアを探して)動画 https://www.youtube.com/watch?v=P6f4K4WJkXQ
■UNHCR(ユーエヌエイチシーアール:国連難民高等弁務官事務所)とは
1950年に設立された国連の難民支援機関。難民・避難民を国際的に保護・支援し、難民問題の解決に対して働きかけています。1954年と1981年にノーベル平和賞を受賞。スイス・ジュネーブに本部を置き、130か国で支援活動を行っています。
■特定非営利活動法人国連UNHCR協会とは
UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は紛争や迫害により故郷を追われた難民・避難民を国際的に保護・支援し、難民問題の解決に対して働きかけています。この国連の難民援助活動を支えるため、広報・募金活動を行う日本国内における公式支援窓口が、国連UNHCR協会です。
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