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Laboro.AI、味の素(株)のWEBサービスのエンジンである「献立作成エンジン」を開発

PR TIMES / 2024年8月2日 18時45分

 オーダーメイドのAI・人工知能ソリューション開発およびAI導入コンサルティング『カスタムAI』を展開する株式会社Laboro.AI(ラボロエーアイ、東京都中央区、代表取締役 CEO 椎橋徹夫・代表取締役 COO 兼 CTO 藤原弘将 以下、当社)は、味の素株式会社(東京都中央区、代表執行役社長 藤江太郎 以下、味の素(株))に対して、AIが料理のレシピデータを組み合せ、ユーザーのニーズを満たす献立を作成する「献立作成エンジン」を開発いたしました。
なお、「献立作成エンジン」は好きなメニューと栄養バランスを考慮した献立を提案する同社のWEBサービス「未来献立(R)」(※1)に 使用されております。



開発背景


 味の素(株)は、サステナビリティへの取り組みとして、「10億人の健康寿命の延伸」(※2)への貢献をコミットメントに掲げ、おいしさに加えて栄養の観点で顧客価値を高めた製品・情報を提供することに取り組んでおります。同社では、これまでの製品開発や研究開発で培った健康や栄養に関する知見やノウハウ、データ、数々のレシピデータを保有しており、さらなる顧客価値向上とビジョン実現に向け、これらのデータの活用方法を模索していました。

 そこで味の素(株)および当社は、料理をつくる多くの人が抱える悩みとして、献立づくりがあることに着目し、味の素(株)が保有するレシピデータを組み合せ、栄養素の条件とユーザーのニーズを満たす献立を作成するAIエンジン「献立作成エンジン」を開発いたしました。

 なお、本件において当社は、ビジネス構想検討、初期開発、テストマーケティング、サービス化開発、サービス提供にいたるプロセスに長期伴走し、味の素(株)のビジョン実現と将来的なサービス導入を見据えたプロジェクトとして、同社との共創に取り組んでまいりました。

開発内容:栄養素の条件を満たした複雑な献立作成の実現


[画像: https://prtimes.jp/i/27192/45/resize/d27192-45-e7ac639ba2f55b818e9e-0.png ]

 献立作成を顧客価値向上につながるサービスとしてより最適なものにするためには、単にレシピを複数組み合わせるだけでは不十分であり、例えば栄養バランスを取ることと同時に、品数やジャンルの統一など、人が無意識に行うことを考慮した違和感のない献立を作成することや、運動習慣や減塩ニーズ、嫌いな食材など、個人ごとの様々なニーズを加味した複雑な条件を元に実行することが重要になります。
 今般開発した「献立作成エンジン」は、味の素(株)の保有するレシピデータの組み合わせにより献立を作成するエンジンであり、味の素(株)が保有する10,000を超えるレシピデータと、健康や栄養に関する豊富な知見・ノウハウを活用しています。ユーザーが栄養素(例えば減塩など)や好みの食材など様々な条件を指定すると、その条件を満たす献立を作成することができます。また、「献立作成エンジン」は味の素(株)以外のサービスとも連携が可能で、サービスの提供者は、自社サービスのユーザーに適した献立を作成するよう事前に条件を指定することができます。

 「献立作成エンジン」は、これまで管理栄養士などの専門家に限られていた、おいしさと栄養条件を兼ね備えた献立作成のノウハウを一般家庭にも提供することにつながる技術として位置付けられ、味の素(株)が掲げる「10億人の健康寿命の延伸」への貢献が期待できます。また「献立作成エンジン」は、APIで提供することにより外部サービスへ連携可能であり、今後、様々な外部サービスでの利用も見込まれることから、味の素(株)におけるさらなる顧客価値の創出にも貢献するソリューションとして今後の展開が期待されます。

 なお、本件において当社は、AI開発を担当するのみでなく、APIの開発や実行インフラの検討など、サービス提供に必要な機能を網羅的に支援いたしました。

今後の展望


■各社コメント
株式会社Laboro.AI 代表取締役CEO 椎橋徹夫
 当社は「すべての産業の新たな姿をつくる」をミッションの一つに掲げ、各産業のリーディングカンパニーの皆様と共に、AIを活用した顧客価値向上を目的とした長期にわたるAIプロジェクトを推進し、各産業における新たなビジネス価値の創出に取り組んでおります。そして、当社では、こうしたAI開発テーマを「バリューアップ型AIテーマ」として定義し、積極的に注力しているところです。
 今般当社で伴走ご支援させていただいた「献立作成エンジン」の開発は、味の素(株)様が保有する知見・ノウハウ・データを元に「10億人の健康寿命の延伸」という味の素(株)様のビジョン達成、延いては生活者の毎日の食生活にもたらすその価値、意義、影響の大きさから、まさに当社が目指す「バリューアップ型AIテーマ」に相応しい機会を頂戴したものと捉えています。
 味の素(株)様との価値創造の瞬間をご一緒できたことを大変嬉しく思うとともに、さらなる展開に向け、味の素(株)様とのより一層の共創活動に取り組ませていただき、食領域における産業の新たな姿の実現に向けて共に邁進してまいる所存です。

味の素株式会社 R&B企画部 マネージャー 勝美由香様
 当社は「10億人の健康寿命延伸」をパーパスに掲げており、その実現に向けた新たなソリューションの一つとしてデジタルサービスによる価値提供のあり方をLaboro.AI様と模索してまいりました。当社が保有する健康や栄養に関する様々な研究知見やノウハウをデジタル化するだけではなく、どんな時でも食事の時間を楽しみ、おいしく食べて欲しいという生活者の食の現場に向き合い続けてきた当社ならではの想いをもくみ取っていただき、まさに「味の素らしい」エンジンを開発することができたと感じております。
 今後は当エンジンを、自社サービスと社外の様々な業種の企業様、双方への提供を推進し、エンドユーザーの栄養摂取や健康に貢献してまいる所存です。

(※1)「未来献立(R)」
https://miraikondate.com/
(※2)味の素グループのビジョン
https://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/nutrition/n4g2021/vision/

ご参考情報


■味の素株式会社 会社概要
会 社 名:味の素株式会社
所 在 地:〒104-8315 東京都中央区京橋一丁目15番1号
代 表 者:代表執行役社長 藤江太郎
設  立:1925年12月
事業内容:調味料、栄養・加工食品、ソリューション&イングリディエンツ、冷凍食品、医薬品・食品用アミノ酸、バイオファーマサービス(CDMO)、ファンクショナルマテリアルズ(電子材料等)、その他事業活動
U R L : https://www.ajinomoto.co.jp/

■株式会社Laboro.AI 会社概要
会 社 名:株式会社Laboro.AI(ラボロエーアイ)
所 在 地:〒104-0061 東京都中央区銀座八丁目11-1
代 表 者:代表取締役CEO 椎橋徹夫・代表取締役COO兼CTO 藤原弘将
設  立:2016年4月
事業内容:機械学習を活用したオーダーメイド型AI『カスタムAI』の開発
カスタムAI導入のためのコンサルティング
U R L : https://laboro.ai/

 株式会社Laboro.AIは、オーダーメイドのAIソリューション『カスタムAI』の開発・提供を事業とし、アカデミア(学術分野)で研究される先端のAI・機械学習技術をビジネスへとつなぎ届け、すべての産業の新たな姿をつくることをミッションに掲げています。業界に隔たりなく様々な企業のコアビジネスの改革を支援しており、その専門性から支持を得る国内有数のAIスペシャリスト集団です。

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