伊藤忠商事株式会社とのミドリムシ海外培養実証事業開始に向けた覚書の締結について
PR TIMES / 2019年6月19日 22時40分
~バイオ燃料用・飼料用ミドリムシ生産の商業化実現に向けた海外実証に着手~
株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充)は、伊藤忠商事株式会社(以下「伊藤忠商事」)と、火力発電所から排出される排ガスや排熱などを利用したバイオ燃料用・飼料用微細藻類ミドリムシ(学名:ユーグレナ)の海外培養実証事業を開始するにあたり、覚書を締結しましたのでお知らせします。
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昨今、地球温暖化問題を背景として、次世代の技術革新によるエネルギーの低炭素化、代替エネルギーの開発や将来の爆発的な人口増加に向けたタンパク質源の安定供給が世界共通の課題となっています。
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ミドリムシは、光合成により二酸化炭素を吸収するとともに酸素を発生し、体内に炭素を蓄えて増殖するという特徴をもっています。本実証事業では、ミドリムシの培養に適した海外候補地において火力発電所に隣接して培養設備を設置し、火力発電所から排出される二酸化炭素や排熱を活用したミドリムシの培養実証を行います。最初は試験規模の培養からスタートし、実証成果に応じて培養規模を段階的に拡大していくことで、バイオ燃料用および飼料用ミドリムシ生産の商業化実現に向けたフィージビリティ・スタディおよび技術開発・実証を行います。なお、最初に開始する培養実証の試験場所としては、生産コストや培養環境の観点よりインドネシア共和国を選定しており、その他候補国についても今後継続して検討する予定です。
今回の覚書締結により、当社はミドリムシ現地株の単離・収集と育種・培養に関する実証試験を、伊藤忠商事は実証事業の候補地リサーチ・交渉・資材調達支援・生産物の販売可能性調査などの海外進出・事業化支援を行います。
また、当社と伊藤忠商事は、本実証事業を通じて、SDGs(持続可能な開発目標)のうち、「GOAL7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに」「GOAL9:産業と技術革新の基盤をつくろう」「GOAL13:気候変動に具体的な対策を」「GOAL17:パートナーシップで目標を達成しよう」への貢献に取り組んでいきます。
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<株式会社ユーグレナについて>
株式会社ユーグレナは2005 年に世界で初めて石垣島で微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功。「人と地球を健康にする」を経営理念とし、石垣島で生産した微細藻類ユーグレナ、クロレラなどを活用した機能性食品、化粧品等の開発・販売を行っています。
<伊藤忠商事株式会社について>
伊藤忠商事株式会社は、1858年初代伊藤忠兵衛が麻布の行商で創業したことにはじまり、 現在は世界63ヶ国に約110の拠点を持つ大手総合商社として、繊維、機械、金属、エネルギー、化学品、食料、住生活、情報、金融の各分野において国内、輸出入及び三国間取引を行うほか、国内外における事業投資など、幅広いビジネスを展開しております。
<微細藻類ユーグレナについて>
微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)は、植物と動物の両方の特徴を持ち、ビタミン類やミネラルなど豊富な種類の栄養素をバランス良く含む藻の一種です。2005年に株式会社ユーグレナが世界で初めて食用屋外大量培養に成功しました。https://euglena.jp/
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