1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

愛媛の交通事故 徹底分析~データ解析・ビジュアル化~ 第7弾「高齢ドライバーの事故」

PR TIMES / 2024年8月21日 11時15分

~ 協力:愛媛県警交通部交通企画課、交通事故の低減目指す ~

 株式会社 愛媛新聞社(本社:愛媛県松山市大手町1丁目12-1、代表取締役社長:加藤令史)は、愛媛県警交通部交通企画課の協力を受け、愛媛県内で発生した交通事故データを基に、グラフ化による発生傾向の分析、Google earth、Google earth studio、Google map、ストリートビューなどを活用した事故現場の表示、主要な事故要因のアニメーション化を行い、交通事故の減少を目指す「シリーズ 愛媛の交通事故徹底分析~データ解析・ビジュアル化」に取り組んでいます。
 シリーズ第7弾では、車、バイク、ミニバイクを運転していた高齢ドライバー(65歳以上)が、過失が重い第一当事者となった愛媛県内の交通事故(2019年1月~2023年12月発生)3,082件をデータ分析しました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/97202/45/resize/d97202-45-ed594149ab2708d5096e-0.jpg ]


 近年、高齢ドライバーによるブレーキとアクセルの踏み間違いで、死亡事故が発生したニュースが大きく取り上げられています。加齢に伴い、動体視力、複数情報の同時処理、瞬時に判断する能力など、身体機能が低下したことにより、ハンドルやブレーキ操作に遅れや誤りが生じることがあります。また、認知機能の低下が運転に影響を及ぼす懸念もあります。一方で、公共交通機関が整っていない地域ほど、通院、買い物など、生活の足として、車などの運転は欠かせません。
 5年間のデータを基に、どのような場所で、どのような事故が発生しているのかを分析し、マップで表示するとともに、発生しやすい事故形態をアニメーションで解説しました。高齢ドライバー事故の特徴を理解し、悲惨な事故を起こさない方策を考える一助にしてください。

【URL】https://www.ehime-np.co.jp/online/life/safe_and_secure/traffic_accident/elderly_driver.html

第7弾「高齢ドライバーの事故」特設ページの概要
★データ分析
[画像2: https://prtimes.jp/i/97202/45/resize/d97202-45-4a41152e1a78de777c8c-1.jpg ]

【URL】https://www.ehime-np.co.jp/online/life/safe_and_secure/traffic_accident/elderly_driver_data.html
 愛媛県内で発生した高齢ドライバー(第1当事者)の事故は2019年1月から2023年12月末までで3,082件。いつ、どこで、どのような事故が発生したのか。データ分析し、その傾向を探っています。

★アニメーション解説
[画像3: https://prtimes.jp/i/97202/45/resize/d97202-45-b538f3f923e69c1dd2e3-2.png ]

 出会い頭、右折時、左折時の事故がどのような場所で起きているかをGoogle earth studioやストリートビューを使って説明するとともに、アニメーションで事故形態や注意点を分かりやすく解説しています。

★年代別データ比較・交通事故防止のポイント
[画像4: https://prtimes.jp/i/97202/45/resize/d97202-45-e1a5d013436aaa43fb01-3.png ]

 事故直前の速度、高齢ドライバーの法令違反について、65歳以上の高齢ドライバー事故の傾向を、5歳刻みで分析し、65歳未満のデータと比較しました。また、運転免許保有者数と自主返納数の推移や、高齢ドライバーの交通事故を防止するポイントを説明しています。

「高齢ドライバー事故」のデータ分析から見えてきたものとは
愛媛県の運転免許保有者894,861人(2024年3月末時点)のうち65歳以上の免許保有者は約3割。この割合は、過疎、高齢化が進む自治体ほど高く、上島町、久万高原町、松野町、伊方町、鬼北町、愛南町、西予市の1市6町では、40%を超えています。運転免許証自主返納数は、2019年をピークにそれ以降は減少傾向。

高齢ドライバーの事故時の通行目的を年齢別(5歳刻み)で分析すると、高齢になるほど「買物」「訪問」「通院」目的の際の事故割合が高く、日常生活の移動に車両が欠かせない手段となっていることが分かる。事故の発生時間帯別では10時台が最も多い。

「交差点」での事故が約5割。事故類型では、「出会い頭」が32.1%と最も多く、次いで「追突」が19.5%。

事故で重傷、死亡に至るケースほど75歳以上のドライバーの割合が高い。

「出会い頭の事故」では、高齢ドライバーの指定場所一時不停止等の違反での事故が多い。

「追突事故」では、わき見・車内戯れ等、漫然運転違反による事故が多い。

「右折時の事故」では、前方・左右の安全不確認が多く、「左折時の事故」では、後方の安全不確認が多い。

高齢ドライバー事故の約6割は、時速20キロ以下の低速走行時に発生。発進時、後退時、右左折時に多くの事故が起きている。

法令違反の種類を65歳未満のドライバーと比較すると、指定場所一時不停止等違反、信号無視、横断歩行者妨害の比率が、高齢ドライバーは全違反に占める割合が高い。

ハンドル・ブレーキ操作不適の割合は65歳未満3.8%に対し、65歳以上はすべての年代(5歳刻み)で上回っており、特に80歳以上では6%を超えている。

アクセルとブレーキの踏み間違いも、65歳未満が0.6%に対し、65~84歳は1.3~1.4%、85歳以上は2.9%と、65歳未満の5倍近くになっている。


などの傾向が浮かび上がってきました。

【対策・注意点】
長年の運転経験による慣れと過信で、油断や習慣化された運転をしがちになりますが、加齢に伴う身体能力の低下、判断力・認知力の低下を受け止めて、慌てず焦らずに安全確認を行い、慎重な運転操作を心がけましょう。「買物」「訪問」「通院」等で通り慣れた道の場合でも油断せず、注意して運転しましょう。

一時停止の標識があるところでは必ず一時停止し、十分に安全確認しましょう。また、発進する際も、安全を確認して走行しましょう。

交差点で右折や左折をする時は、ひとつずつ順番に安全確認を行い、徐行して事故を防ぎましょう。右折時は対向車やその先の横断歩道の歩行者、自転車の確認、左折時は前後左右の確認、特に左後方の安全確認を徹底しましょう。



【バックナンバー】
第1弾 登下校中の高校生の自転車事故
https://www.ehime-np.co.jp/online/life/safe_and_secure/traffic_accident/high_school_student.html
第2弾 ツーリング中のバイク事故
https://www.ehime-np.co.jp/online/life/safe_and_secure/traffic_accident/touring.html
第3弾 歩行者横断中の事故
https://www.ehime-np.co.jp/online/life/safe_and_secure/traffic_accident/crossing.html
第4弾 高齢者の自転車事故
https://www.ehime-np.co.jp/online/life/safe_and_secure/traffic_accident/elderly_bicycle.html
第5弾 信号機のない横断歩道での事故
https://www.ehime-np.co.jp/online/life/safe_and_secure/traffic_accident/pedestrian_crossing.html
第6弾 交差点での自転車事故
https://www.ehime-np.co.jp/online/life/safe_and_secure/traffic_accident/bicycle_intersection.html

愛媛新聞社について
【会社概要】
会社名:株式会社 愛媛新聞社
所在地:愛媛県松山市大手町1丁目12-1
代表者:代表取締役社長 加藤 令史
創刊:1876(明治9)年9月11日
愛媛新聞ONLINE URL:https://www.ehime-np.co.jp/
会社概要URL:https://www.ehime-np.co.jp/online/company/

【本リリースに関する一般からのお問い合わせ先】
愛媛新聞社システム部(安田・奥村・重松)
TEL:089-935-2272
e-mail:system.web@ehime-np.co.jp

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください