大和総研とReceptによるDID/VC技術を活用した自己主権型デジタル証明書サービス提供に向けた基本合意に関するお知らせ
PR TIMES / 2025年1月22日 16時15分
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/139472/45/139472-45-4e0eb6bc5f393df99d8c928e86a1a066-1200x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
株式会社大和総研(代表取締役社長:望月 篤、本社:東京都江東区、以下、「大和総研」)と株式会社Recept(代表取締役社長 中瀬 将健、本社:東京都豊島区、以下「Recept」)は、自己主権型デジタル証明書サービスの提供に向けた業務提携基本合意書を締結しました。
1.業務提携基本合意書締結の背景
近年、不正アクセスやサイバー攻撃による、ユーザーの個人情報漏洩リスクが高まっています。この状況を受け、個人情報保護法では個人データの漏えい等が発生し、個人の権利利益を害するおそれがあるときは、個人情報保護委員会への報告及び本人への通知を義務付けています。
このような背景から、個人の情報漏洩リスクに対する危機感と、企業の個人情報取扱いにかかる管理負担が増加しており、不必要な個人情報の授受を避けたいというニーズが、個人・企業の双方において高まっています。
しかし、現状では氏名のみを確認したい場合でも、免許証などの本人確認書類を提示しており、不必要な個人情報の開示が行われています。本人確認書類の写しを黒塗りして提出するなど、開示範囲を制限する試みもありますが、黒塗りの手間や、真正性確認が困難になるなどの別の問題も生じています。
この課題を解決するため、大和総研とReceptは「自己主権型デジタル証明書サービス」の提供を目指します。このサービスでは、本人確認書類の情報をデジタル化してユーザーのスマートフォン上に保管し、ユーザーは本人確認情報のうち、開示が必要な最小限の情報だけを選択して提出することができます。加えて、ブロックチェーン技術により、情報取扱者は受領した情報の真正性を確認することが可能です。これにより、個人情報の開示範囲制限にかかる作業負担の低減と、真正性の担保を両立でき、個人情報を提供する側・取り扱う側双方のニーズを充足します。
大和総研は、大和証券グループのデジタル戦略の中核会社として、証券業務の基幹システムを始めとする高品質で信頼性の高いサービス提供と、ブロックチェーンやAIなどの先端技術を活用したビジネスモデル変革を推進してきました。
Receptは「歴史を変える会社になる」をミッションに掲げ、DID※1 / VC※2技術を専門とするスタートアップです。主力プロダクト「proovy」は、デジタル証明書の発行、検証、そしてウォレットによる管理を可能にする統合プラットフォームです。2024年3月のサービスリリース以来、教育機関や資格発行団体を中心に採用され、アジアでは2社目となるEBSI(European Blockchain Services Infrastructure※3)の国際認証を取得しました。
今般、大和総研が金融業界で培ったセキュアなシステム開発技術、およびブロックチェーン技術とReceptがもつDID/VC領域における知見やサービスを融合して、「自己主権型のデジタル証明書サービス」の開発を推進することとなりました。
2.基本合意書の主な内容
(1)自己主権型デジタル証明書サービスの事業展開に向けた優先交渉
Receptの「proovy」を基盤とした、安全で利便性の高いデジタル証明書サービスを共同で事業展開するために、両社は優先的な交渉を行う。
(2)市場開拓とビジネスモデルの確立
デジタル証明書の認知度向上を目的に共同で新規市場の開拓を推進し、業界スタンダートとなるビジネスモデルの確立を目指す。
※1 DID (Decentralized Identifier) とは、分散型デジタルIDを実現するための識別子。デジタルIDによって、ユーザーは自身のアイデンティティをデジタル空間で安全かつ主体的に管理することができる。関連する資格情報は、自らが管理するデジタルウォレットに保管され、選択的な情報開示が可能となる。ユーザー中心の分散型管理により、組織や国境を越えたデジタルIDの相互運用性が向上し、より柔軟で安全なデジタルアイデンティティエコシステムの実現が期待されている。
※2 VC(Verifiable Credentials)とは、検証可能なデジタル証明書。個人が自分の資格情報などを安全に管理し、提示先に必要な情報のみを選択的に提示することも可能。受け手はその真偽を簡単に検証でき、デジタル環境での安全な身分証明などが実現される。
※3 EBSI(European Blockchain Services Infrastructure)とは、欧州連合(EU)の欧州委員会および欧州各国政府が共同で設立したブロックチェーン基盤のインフラストラクチャー。EU全体で信頼性の高いブロックチェーンサービスを提供することを目的としており、デジタルID、教育証明、社会保障、ビジネス取引など、さまざまな分野での利用を促進している。
【大和総研 会社概要】
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/139472/45/139472-45-aa4d2ea6b4a2d135743370965f0c5cfe-231x75.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
- 名称 株式会社大和総研
- 主な事業内容 システムコンサルティング、システムインテグレーション、データセンターサービス、アウトソーシングサービス、AI・データサイエンス、経済・社会に関する調査研究・提言およびコンサルティング
- 設立年月 1989年8月
- 所在地 東京都江東区冬木15-6
- 代表者 代表取締役社長 望月 篤
【Recept 会社概要】
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/139472/45/139472-45-00728092a64032fd95a1d24fe40558f6-1000x300.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
- 名称 株式会社recept
- 主な事業内容 DID/VC基盤「proovy」の開発
- 設立年月 2024年4月(合同会社からの登記変更)
- 所在地 東京都豊島区南大塚2丁目38-1リードシー大塚ビル7階
- 代表者 代表取締役社長 中瀬 将健
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社Recept
大島
TEL: 03-6262-6198
E-mail: oshima@recept.earth
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