超臨場感3D技術「マンガパース」、セルシスのマンガ制作ソフトに搭載 - 東京大学・(株)日立製作所のNICT研究成果を活用 -

PR TIMES / 2013年8月8日 11時52分

株式会社セルシス(本社:東京都新宿区、代表取締役:野崎 愼也、以下:セルシス)は、マンガ・イラスト作成ソフト「CLIP STUDIO PAINT」に、マンガ的なパースを簡単に表現できる「マンガパース」機能を搭載し、公開いたしました。マンガ的なパース表現(目前に迫るパンチの拳だけが極端に大きく描写される等)は、マンガやイラストで迫力や臨場感を表すためによく用いられる表現技法のひとつです。このマンガ的なパース表現の作画を支援するために「マンガパース」機能は開発されました。



CLIP STUDIO PAINTには、3Dモデルによる作画支援機能が搭載されています。「マンガパース」機能を用いて3Dキャラクター(または標準搭載されている下絵用の3Dデッサン人形)を表示すると、カメラにある程度近い部位のみ極端に大きくなった、いわゆるマンガ的なパースが適用されるようになります。


「マンガパース」機能は、マルチパースペクティブと呼ばれる考え方に基づいて、複数のカメラパラメータを一毎の絵に合成する方法により、3Dモデル側の変形を一切伴わずに、マンガ的なパースが適用された3D空間の表示を実現するものです。ポーズやアングルが変更されても、リアルタイムにマンガ的なパースが表示されます。既に過去、同様の表示結果をもたらす技術はありましたが、それらは固定のポーズやアングルにおいて、3Dモデル側を変形させることでマンガ的なパースを実現しており、少しカメラを動かしたり、モデルを移動・回転させると、見た目の大きさや形状のバランスが崩れてしまうため、3Dモデル側を都度変形させる必要がありました。3Dモデルを活用したマンガ制作の過程では、ポーズやアングルの試行錯誤が必要で、それに耐えられる技術の登場が待ち望まれていました。

なお、「マンガパース」機能は、3Dアニメーション制作ソフトウェア「CLIP STUDIO ACTION」にも搭載予定で、8月下旬にアップデータを公開予定です。それにより、3Dアニメーションの分野でも、迫力あるマンガ的なパースを誰でも簡単に活用できるようになります。


http://youtu.be/thm-ZPeESq8

セルシスは今後も、産学連携によって生まれた革新的な研究成果を活用させていただいたり、プログラム開発コンテストの開催などを通じて、グラフィック分野の開発者による研究成果が、創作活動の中で実際に活かされる機会を増やすと共に、それによりデジタルコンテンツの制作環境を向上させる活動を行なってまいります。

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