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2016年本屋大賞受賞の宮下奈都、待望の新刊『つぼみ』発売!タイトルに込められた想い、6つの短編が出来るまでの11年間を振り返る―生活と執筆の密接な関係、中には主人公と長男の姿を重ねて執筆した作品も?

PR TIMES / 2017年9月8日 19時7分

旬な作家の意外な素顔が・・・?旭屋書店「本TUBE」ピックアップ本、著者出演インタビュー企画!【旭屋書店主催イベント:著者出演インタビュー】

旭屋書店では、10月9日から各店舗で“秋の夜長、静かに読みたい一冊"にて、作家・宮下奈都の新刊『つぼみ』をご紹介&本書をフィーチャーした『本TUBEニュース』コーナーを設置!連動して、1億人の本と本屋の動画投稿サイト「本TUBE」のスペシャル企画、ピックアップ本の著者への直接インタビューも開催!今回は、『つぼみ』発売を記念し、宮下さん自身に、作品についてじっくりと語っていただきました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/13301/46/resize/d13301-46-344110-4.jpg ]

◆本編再生はコチラ!
http://www.hon-tube.com/pc/movie.php?movieid=2112

旭屋書店では、宮下奈都さんの新刊『つぼみ』発売を記念し、著者インタビューを実施した。宮下さんは、2004年、『静かな雨』が第98回文學界新人賞佳作に入選し、デビュー。2010年『よろこびの歌』が坪田譲治文学賞候補となり、さらには昨年『羊と鋼の森』が第154回直木三十五賞候補、第13回本屋大賞受賞作品として話題となったことが記憶に新しい。本作『つぼみ』は、帯にある“宮下奈都11年の軌跡”という言葉通り、宮下さんが長い歳月をかけて大切に書き綴った物語を、6つの短編集にまとめたもの。11年を振り返りながら、作品への想いを伺ってみた。

「11年というのは、4つ目に入っている『晴れた日に生まれたこども』という作品から数えてなんですが、あっという間でした。小説と生活が結びついているので、これまでを振り返ると、10年前これを書いていた頃、どこに住んでいたかとか、子どもが何年生だったとか重ねて考えますね。」

生活の中で感じたものが作品にも反映されているという宮下さん。親としては切ないお話に仕上がっている『なつかしいひと』は、当時まだ幼かった長男の姿を重ねて書いているという。
「書いていたときに、主人公が長男と同じ年だったんですよ。彼だったらどうだろう?とか思いながら書いていて、書きながら辛いと感じることもありました。これを読み返すと、その時の気持ちが思い出せて、とても好きですね。でも長男自身、『なつかしいひと』が自分を重ねた作品ということは、知らないと思いますし、読んでいないと思います。(自分の作品を)読まないように頼んでいるので…。」
[画像2: https://prtimes.jp/i/13301/46/resize/d13301-46-610665-2.jpg ]

丁寧に言葉を選びながら、手繰り寄せるように、語る宮下さん。『つぼみ』の短編たちが彼女に取って大切な作品であることが伝わってくるが、その強い想いはタイトルにも込められているようだ。

「以前書いた『スコーレNo.4』のスピンオフ作品が3編入っているのですが、それがお花に関する話だったこと。あとは、6編に共通するものを考えたときに、これから開こうとしている“つぼみ”だと考えた。タイトルは、ちょうどこれ以外にないなって思いましたね。もちろん登場人物の中に、大人もいるのですが、大人もここから枯れていくわけじゃない。違う形かもしれないけど、また花開くのかなと。」

主人公たちの織りなす物語は、どこか懐かしく、暖かく、身近にも感じ、読む者の心を打つ。一方で、宮下さんが哲学科出身ということもあり、哲学的な思想も作品世界に反映されており、作品に深みを与えている。
「花を活けるという精神的なものに憧れがあり、そういった思想は作品に込められていると思います。また、意識してこの哲学家の思想を出そうという事はしていないけれど、自分の良いと思っている考え方とか、哲学はどうしても反映されていると思うんですよね。」


育児をしながら執筆を続けている宮下さん。子供の存在や、成長を続ける彼らの感性が執筆の救いになっているという。執筆と生活が結びついている宮下さんにとって、彼らと過ごす時間や彼らの成長は、作品を形成する大切な要素となっている。そんな“宮下奈都の生活”とともに進化し続ける作品の軌跡が凝縮された『つぼみ』をぜひ一度手に取っていただきたい。そしてまた、今後も良い意味で変わり続ける宮下作品に期待する。

[画像3: https://prtimes.jp/i/13301/46/resize/d13301-46-503027-1.jpg ]

単行本: 243ページ
出版社: 光文社

※店舗によりコーナー名表記・開催日程が異なる可能性がございます。予めご了承下さい。

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