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OpenText、調査レポートを発表:生成AIの使用に伴いプライバシーの懸念が高まる中、消費者のデジタルライフ保護に対する認識を向上

PR TIMES / 2024年10月23日 13時45分

生成AIの使用が普及する中、回答者の3分の2は、個人のデータを収集するAIシステムへの懸念を表明

※本リリースは、OpenText Corporationが2024年10月3日(北米時間)に発表したリリースの抄訳です。

OpenText(NASDAQ:OTEX、TSX:OTEX、日本法人:東京都千代田区、代表取締役社長:三浦デニース)は本日、Webrootの2024年版「GenAI Consumer Trends and Privacy Report(生成AIコンシューマー・トレンド/プライバシー・レポート)」の結果を発表しました。米国の消費者1,000名以上を対象とした今回の調査によると、消費者の39%が少なくとも週に1回は生成AIを使用していますが、特に保護者の間ではプライバシーに関する大きな懸念が依然として残っていることが分かりました。さらに、消費者は個人情報の保護対策を講じていますが、生成AIを使用する際に職場の情報を保護するためのプライバシーツールや設定を使っている割合は27%にとどまっています。

人工知能が日常生活において浸透するにつれて、消費者はプライバシーとデータセキュリティへの影響について常に情報を得ることが重要です。米国連邦取引委員会(FTC)によると、消費者はAI詐欺の主な標的になりつつあり、最近では、消費者向けサービスを標的としたAI詐欺が新たに5件発表されました。AIシステムは膨大な個人情報を処理することが多く、個人はデータの悪用や監視の潜在的なリスクを認識する必要があります。消費者は、デバイスのプライバシー設定をアクティブに管理し、Webroot Premiumなどの包括的なデバイス、プライバシー、ID保護ソフトウェアをインストールすることで、機密情報を不正アクセスや悪用からより効果的に保護できます。

OpenTextのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼最高製品責任者であるMuhi Majzoubは、次のように述べています。「生成AIが利用できるようになり、私生活とビジネスにおける最新テクノロジーとの関わり方が変化してきました。今回の調査結果は、個人や家族のAI使用が増えるにつれて、誰もが生成AIを安全に使用できるように、分かりやすいプライバシーとセキュリティソリューションと透明性のあるデータ収集方法が必要であることを示しています。」

調査結果は以下の通りです。

生成AIが普及し、消費者の利用が拡大する中、プライバシーの懸念は残っています。
- 生成AIの使用は一般的であり、回答者の39%は少なくとも週に1回は使用しており、半数近く(46%)は定期的に使用しています。ChatGPTなどのテキスト生成ツールが主流であり、62%の回答者が最も頻繁に使用するAIツールとして挙げています。
- 生成AIの使用状況は、年齢によって異なります。生成AIを使ったことがない回答者の割合は、20~30歳でわずか22%、31~40歳で25%であるのに対し、41~50歳では41%でした。
- AIの使用は拡大する見通しです。半数以上(56%)は、今後1年間でAIの使用が増えると予想しており、約3分の2(63%)は5年以内に増加すると予想しています。一方、41~50歳の回答者の20%は、生成AIツールを使用しておらず、今後も使用するつもりはないと考えています。
- ただし、AIがプライバシーに与える影響は大きく、90%の回答者は、AIシステムが個人のデータを収集することに懸念を抱いているか中立的であり、そのうち3分の2の回答者は懸念を示しています。

生成AIシステムによるデータ収集を保護するためのプライバシーツールと設定は、職場よりも私生活で多く使用されています。
- 生成AIの使用時に個人情報を保護するための対策を講じる、もしくはプライバシーツールや設定を使用したことがあるかの質問に対して、回答者の43%はプライバシーツールや設定を使用していると回答し、32%は検討中、16%は個人情報の保護方法が分からない、9%は使用しておらず、心配もしていないと回答しました。
- 職場でのプライバシーツールや設定は十分に利用されていません。就業中の回答者のうち、生成AIを使用する際に職場の情報を保護するためにプライバシーツールや設定を使用しているのは、わずか27%にとどまりました。
- 職場でプライバシーツールや設定を使用するユーザーに人気のツールとしては、パスワード管理ソフトウェア(64%)、アンチウィルスソフトウェア(63%)、VPN(62%)、広告ブロッカー(61%)、アイデンティティ窃盗保護(57%)が挙げられました。
- 個人情報の保護は割合が高く、76%が強力でユニークなパスワードを使用し、69%はソフトウェアの定期的なアップデートを実行し、64%はデータ保護用の二要素認証を使用していると報告しています。

保護者は子どものAIの使用を心配しています。保護者の4分の3以上(77%)は、生成AIツールを使用する子どものプライバシーについて懸念しています。
- 保護者の約半数(49%)は非常に懸念しており、懸念していない保護者の割合はわずか8%です。
- 保護者の過半数(52%)は、AIを使用する子どもの行動を監視しており、ペアレンタルコントロールに頼る保護者(50%)や、プライバシー教育を実施している保護者(45%)の割合が明らかになっています。
- 生成AIは、多くの保護者の懸念事項となっており、一部の保護者にとってはビデオゲームに対する懸念を上回っています。子どもの個人データの収集・使用に関し、生成AIシステムとビデオゲームを比較した場合、85%の保護者は、生成AIをより懸念しているか、ビデオゲームと同じ程度で懸念しています。


OpenTextの2024年版「生成AIコンシューマー・トレンド/プライバシー・レポート」の調査結果の詳細は、ブログ記事をご覧ください。オンライン・アイデンティティの保護に関する詳細は、Webrootのサイトをご覧ください。

調査方法
Webrootによる今回の調査は、米国の消費者1,014名を対象としたものです。調査対象者の年齢構成は、20~30歳が30%、31~40歳が35%、41~50歳が35%です。性別の内訳は、女性が51%、男性が48%です。53%は子どもを持つ親で、47%は子どもを持たない回答者です。回答者の役職は多岐にわたり、経営者または創設者が8%、経営幹部が6%、取締役またはバイスプレジデントが4%、マネージャーまたはチームリーダーが19%、一般社員が29%、無職が34%です。経営者または創業者のうち、88%が小規模企業の経営者です。

OpenText Cybersecurityについて
OpenText Cybersecurityは、あらゆる規模の企業やパートナーに包括的なセキュリティソリューションを提供します。予防、検知、対応から復旧、調査、コンプライアンスまで、統合されたエンドツーエンドプラットフォームにより、総合的なセキュリティポートフォリオを通じて、お客様のサイバーレジリエンスを構築します。OpenText Cybersecurityのお客様は、リアルタイムかつ文脈的な脅威インテリジェンスから得られる実用的な洞察により、高い有効性を持つ製品、コンプライアンスに対応した体験、ビジネスリスクの管理を支援する簡素化されたセキュリティ体験が可能となります。

OpenTextについて
OpenText(TM) は、情報管理ソフトウェアおよびサービスのグローバル・リーディングカンパニーです。 ビジネスクラウド、ビジネスAI、ビジネステクノロジーの包括的なスイートを提供し、企業が複雑化するグローバルな問題を解決できるよう支援しています。 OpenText(NASDAQ/TSX: OTEX)の詳細については、https://www.opentext.comをご覧ください。

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