山形県小野川温泉の伝統冬野菜「温泉豆もやし」から、女性ホルモン様作用の期待できる活性型イソフラボン原料を開発
PR TIMES / 2020年1月22日 15時25分
~活性型イソフラボンにより、抗シワなど多くの女性の肌悩み改善が期待~
「1人でも多くの女性に正しい綺麗を」をビジョンに掲げ、植物を独特に活用した原料の開発と化粧品OEM製造を行う株式会社サティス製薬(代表取締役:山崎智士、本社:埼玉県吉川市)は、山形県米沢市は小野川温泉の冬限定の特産品「温泉豆もやし」から活性型イソフラボン化粧品原料を開発することに成功しました。イソフラボンには女性ホルモン様作用がある活性型と、無い不活性型の2種類があります。従来のイソフラボン化粧品原料は不活性型でした。今回、植物素材「温泉豆もやし」から女性ホルモン様作用をもつ活性型イソフラボンを開発しました。今後は、女性特有の肌悩み改善が期待できる本原料を化粧品に活用し、歴史ある温泉地の地域活性化に貢献していく予定です。
◆多くの女性が悩みを抱える生理的な肌老化は、女性ホルモンの低下が要因
女性ホルモン(エストロゲン)は、女性の月経周期や生殖機能、女性らしい体作りに作用します。また、エストロゲンは肌や髪の潤いを保つことから、美容に重要な役割を果たす、いわば「綺麗ホルモン」と呼ぶことができます。しかし、エストロゲンは20代をピークに閉経前後にかけて急激に低下してしまます。この事が女性の肌トラブルの一因だと考えられています。
◆一般的なイソフラボン化粧品原料は、女性ホルモン様物質としては不活性型
大豆からとれるイソフラボンのなかでも、糖の結合していない活性型イソフラボンは、女性ホルモンと構造が類似しており(図1)、穏やかなエストロゲン様作用を発揮します。しかし、現在化粧品原料として利用されているイソフラボン原料の多くが実は「不活性型」であることが課題でした(図1)。
[画像1: https://prtimes.jp/i/2821/47/resize/d2821-47-824314-0.jpg ]
◆小野川温泉の豆もやしに着目し、活性型イソフラボンを効率生産
そこでサティス製薬では、山形県米沢市小野川に伝わる伝統野菜、温泉豆もやしに注目しました。温泉豆もやしは、冬に温泉熱で砂耕栽培され、根が発達するのが特徴です(図2)。大豆の根は活性型イソフラボンを介して根粒菌と共生しています。そこで、温泉豆もやしの根は活性型イソフラボンをつくる能力が高いと考え、開発を進めました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/2821/47/resize/d2821-47-114226-1.png ]
まず、化粧品原料として利用されている大豆エキスを分析すると、活性型イソフラボンはほとんど含まれておらず、また市販の豆もやしにも僅かしか含まれていませんでした。そこで植物の力を引き出す当社独自技術で温泉豆もやしを原料化、分析しました。その結果、活性型イソフラボンを高含有する化粧品原料の開発に成功し(図3)、これを「小野川温泉の活性型イソフラボン」と名付けました。この活性型イソフラボンは、皮膚に高浸透し、シワに効果を発揮することも明らかになりました(図4)。
[画像3: https://prtimes.jp/i/2821/47/resize/d2821-47-742202-2.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/2821/47/resize/d2821-47-175173-3.png ]
◆今後の展開
今回開発した新原料『小野川温泉の活性型イソフラボン』を、OEM製造を通じて数多くの化粧品に配合していきます。これにより、女性ホルモン低下を一因とする肌悩みを解決できると期待しています。さらに、このような活動を通じて、小野川温泉とその特産品である温泉豆もやしの魅力を発信し、温泉豆もやしの生産拡大と地域活性化に貢献していきたいと考えています。
<補足情報>
◆活性型イソフラボンの角層浸透性
イソフラボンが女性ホルモン様作用を発現させるためには、経皮吸収が重要となります。そこで、温泉活性型イソフラボンと大豆エキス(不活性型イソフラボン)を皮膚に塗布して、テープストリッピング法により角層浸透性を評価しました(図5)。その結果、活性型イソフラボンは角層の浅層から深層までしっかり吸収されており、深層部では不活性型イソフラボンの浸透量の66倍にも達していました。この活性型イソフラボンの浸透性の高さは、構成するゲニステインやダイゼインが低分子であること、脂溶性が高いことに起因していると考えられます。
[画像5: https://prtimes.jp/i/2821/47/resize/d2821-47-505604-4.jpg ]
◆伝統の在来品種、伝統の栽培法、幻の冬野菜、小野川温泉の豆もやし
小野川の温泉豆もやしは、温泉熱を利用した温泉地ならではの伝統農法や在来大豆品種が江戸時代から地元民によって継承され、雪に閉ざされる山形県米沢の厳しい冬の貴重な食物として人々の健康を支えてきました。しかし、現在では、物流の発達、湯治客の減少、地域の高齢化などにより生産者数は大きく減少し、希少な食文化となりつつあります。そこで、米沢市は温泉豆もやしを「米沢ブランド」に認定し、小野川温泉観光協議会とともに地元PRの1つとして取り上げています。
[画像6: https://prtimes.jp/i/2821/47/resize/d2821-47-447420-5.png ]
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