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DB Cargo AGからのハイブリッド機関車の受注について

PR TIMES / 2020年1月24日 9時55分

-欧州機関車市場へ参入-

東芝インフラシステムズ株式会社のドイツ現地法人である東芝鉄道システム欧州社はドイツ鉄道の鉄道貨物事業を行う子会社であり欧州最大の鉄道貨物運営会社のDB Cargo AGからディーゼル電気ハイブリッド機関車50両の設計、製造、供給契約を受注しました。製造はDBCのメンテナンス工場であるロストック工場(ドイツ メクレンブルク=フォアボンメルン州)で行い、2021年から製造に向けた準備を開始予定です。



 東芝インフラシステムズ株式会社(以下、当社)のドイツ現地法人である東芝鉄道システム欧州社(Toshiba Railway Europe GmbH、以下TRG)はドイツ鉄道(Deutsche Bahn、以下DB)の鉄道貨物事業を行う子会社であり欧州最大の鉄道貨物運営会社のDB Cargo AG(以下DBC)からディーゼル電気ハイブリッド機関車(Diesel-Electric Hybrid Locomotive、以下ハイブリッド機関車)50両の設計、製造、供給契約を受注しました。製造はDBCのメンテナンス工場であるロストック工場(ドイツ メクレンブルク=フォアボンメルン州)で行い、2021年から製造に向けた準備を開始予定です。

 今回受注したのは、ディーゼル発電機で発電した電力およびバッテリーからの電力を使用する駆動システムを搭載した出力750kWのハイブリッド機関車です。120kWhのバッテリーには当社が開発したリチウムイオン二次電池「SCiB™」を、主電動機には定格効率97%の高効率な永久磁石同期電動機(PMSM:Permanent Magnet Synchronous Motor)を採用し、従来のディーゼルエンジンのみを搭載した機関車と比べ、30%以上の排出ガス低減を目指しています。さらに高信頼性・高稼働率・省メンテナンスの実現を目指しており、入換用ヤード、工場構内での運搬、および本線での軽負荷運行が可能です。

 欧州はCO2削減に向けて様々な環境規制が導入されてきており、入換作業用の機関車にもハイブリッドタイプ等の低公害車の導入の動きが強まっています。
 当社は、日本貨物鉄道株式会社(JR貨物)向けハイブリッド機関車をはじめとして国内の鉄道事業者にリチウムイオン電池を使ったシステムを納入してきました。また、2018年8月にリチウムイオン電池「SCiB™」を使用した蓄電池システムで、鉄道車両に要求される欧州規格EN50126(RAMS注1)およびRAMSの安全性(Safety)に関するEN50129の認証をSIL 4注2(最高水準)として世界で初めて取得しています。
 今後当社は、欧州をはじめとした海外および国内向けに、省エネルギーを実現する環境調和型ハイブリッドシステムの市場投入および鉄道向け蓄電池システム事業の強化を図っていきます。

注1:RAMS(Reliability Availability Maintainability and Safety)信頼性,有効性,保守性,安全性の仕様と実証
注2:SIL4(Safety Integrity Level 4)1時間当たりの危険側失敗の平均頻度 1×10-8未満の水準

[画像1: https://prtimes.jp/i/28039/47/resize/d28039-47-358115-0.jpg ]



[画像2: https://prtimes.jp/i/28039/47/resize/d28039-47-403195-1.jpg ]



ニュースリリース:https://www.toshiba.co.jp/infrastructure/news/20200123.htm
鉄道システム事業HP:https://www.toshiba.co.jp/sis/railwaysystem/jp/index_j.htm

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