フォースタートアップス、東京大学と産学共同研究「スタートアップ・エコシステムの構造分析」について人工知能学会全国大会(第34回)にて結果発表
PR TIMES / 2020年6月19日 11時40分
2000年代以降、前世代の成功者による次世代の起業家への成長支援が行われており、日本のスタートアップ・エコシステムの新しい成長の仕組みが構築されていることがデータから明らかに。
成長産業支援事業を推進するフォースタートアップス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:志水 雄一郎 以下、フォースタートアップス )は、国立大学法人東京大学(東京都文京区、総長:五神真)空間情報科学研究センター(柴崎研究室)に対し、STARTUP DB(スタートアップデーターベース)を用い、「スタートアップ・エコシステムの構造分析」に関する共同研究に2019年9月より取り組んでまいりました。本研究結果を、2020年6月9日から12日まで行われていた「2020年度人工知能学会全国大会(第34回)」にて、発表いたしましたので報告いたします。研究結果からは、前の世代の成功者が次世代のスタートアップに対して投資を行い、成長支援を行っていることが明らかになりました
[画像1: https://prtimes.jp/i/32589/48/resize/d32589-48-373861-0.jpg ]
■共同研究論文の概要
本研究の目的は、スタートアップのエコシステム(ヒト・カネ・バショで構成される成長の生態系)の中で、「資金調達」がスタートアップの成長にどう影響しているかを明らかにすることです。資金調達構造をネットワーク分析によって可視化、エコシステム強化のために必要な施策等への貢献を目指します。
研究の方法は、スタートアップと投資家をノード(ネットワーク上の頂点)とし、その出資関係をエッジ(頂点と頂点を結ぶ紐帯・線)とするネットワークデータを構築。成長しているスタートアップは、どのようなネットワーク構造を持っているかのグラフ分析を行いました。
分析の結果、エンジェル投資家がスタートアップへの投資を介してコミュニティを形成し、スタートアップに資金供給以外にもコミュニティとして様々な支援を行うなど、強いサポート力を有することが評価できました。また、2000年代~2010年代に上場を果たしたスタートアップ、経営者、関連VCが、スタートアップ・エコシステムで中心的な役目を果たしていることがわかりました。すなわち、前の世代の成功者が次世代のスタートアップに対して投資を行い、成長支援を行っていることが明らかになりました。従来、課題とされていた連続起業家によるエコシステムが形成されていることがデータによって確認されたことになります。これは、2000年代前半のネットバブル時代にはなかったもので、日本において新しい成長の仕組みが形成されていることになります。
[画像2: https://prtimes.jp/i/32589/48/resize/d32589-48-327275-1.jpg ]
■共同研究論文タイトル
2モードグラフによるスタートアップ・エコシステムの資金調達構造分析
Analysis of funding structure of startups ecosystem using two-mode graph
URL: https://www.ai-gakkai.or.jp/jsai2020/proceedings
【大会論文集→カテゴリー別→J-13 AI応用→[2H4-GS-13-01] 2モードグラフによるスタートアップ・エコシステムの資金調達構造分析 (穴井 宏和、柴崎 亮介)】
■2020年度人工知能学会全国大会(第34回)
6月9日(火)~12日(金)までの3日間Web上で開催。その中で、本論文の発表は行われました。
東京大学 空間情報科学研究センター 柴崎研究室 について
実世界のデジタルコピーを作成、それを使って実世界に起こる様々な問題の解決を支援するための研究や技術開発を行っています。具体的には、位置情報ビッグデータ解析、携帯電話データを利用した海外の都市・地域の比較分析、人々の流動解析やデータ同化、海外大都市における交通や物流解析、企業の取引構造データを利用したモノの流れ・カネの流れの推定などを行っています。
https://shiba.iis.u-tokyo.ac.jp/overview/
「STARTUP DB(スタートアップデータベース)」について
国内最大級の成長産業領域に特化した情報プラットフォームです。企業データベースは、12,000社を越える日本のベンチャー・スタートアップ企業の情報を保有するとともに、起業家・投資家、エコシステムビルダーの方々累計100名以上のインタビューコンテンツをリリースしています。2019年6月24日より、英語版リリース。また、世界最大級のベンチャー企業データベース「Crunchbase」とデータ連携し、日本企業の情報を海外のプロフェッショナルに届けることで、国内の成長産業領域市場の発展に貢献しています。
https://startup-db.com/
フォースタートアップス株式会社 概要
社名 : フォースタートアップス株式会社
代表者 : 代表取締役社長 兼 CEO 志水 雄一郎
設立 : 2016年9月1日
事業内容:成長産業支援事業
所在地 : 東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー36F
https://forstartups.com/
フォースタートアップスは、「世界で勝負できる産業、企業、サービス、人を創出し、日本の成長を支えていく」 ために、「for Startups」というビジョンのもと、インターネット/IoTセクターをはじめ、ディープテック等リアルビジネス領域も含めた起業支援と転職支援を中核とした成長産業支援事業を推進。国内有力ベンチャーキャピタルと連携したスタートアップ・ベンチャー企業への戦略的資金支援や、成長産業領域に特化した情報プラットフォーム「STARTUP DB(スタートアップデータベース)」の運用、及び、大企業とのビジネス共創モデルによる産業エコシステム強化にも取り組む。今後もビジョンとともに、日本の成長・発展に貢献してまいります。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
【STARTUP DB】調査結果 スタートアップ資金調達金額ランキング(2024年8月)
PR TIMES / 2024年9月13日 20時40分
-
「doda X HeadHunter of the Year 2024」に、個人賞として当社シニアヒューマンキャピタリスト山本 陽平・宮木 亮が、法人賞として当社フォースタートアップスが受賞しました。
PR TIMES / 2024年9月10日 11時45分
-
フォースタートアップス、2024年11月11日に「麻布台ヒルズ 森JPタワー」に本社移転
PR TIMES / 2024年9月2日 11時15分
-
世界各国から投資家・スタートアップエコシステムビルダーが集結する「JAPAN INNOVATION WEEK」が今秋に開催決定
PR TIMES / 2024年8月27日 12時45分
-
フォースタートアップス、大阪産業局の 「スタートアップ関連イベント企画・実施計画策定等業務」に採択
PR TIMES / 2024年8月23日 11時45分
ランキング
-
1高齢者のダイエットは危険!実は寿命を削ってしまう可能性もあることが判明
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月19日 11時0分
-
2日系企業、社員の一時帰国容認も=邦人に募る不安―中国・男児襲撃事件
時事通信 / 2024年9月19日 21時1分
-
3マイナ保険証では"大損"する人が続出…廃止される健康保険証だけに記載された最重要情報で医療費は雲泥の差
プレジデントオンライン / 2024年9月19日 10時15分
-
4「タイミー」上場後初の決算で株価大幅下落のナゼ 小川代表は競争激化を否定、見えてきた課題は
東洋経済オンライン / 2024年9月19日 8時0分
-
5ローソン、107円になる「長すぎるパン」を発売 「大きすぎるパン」も KDDIと共同開発した背景
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月19日 16時44分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください