今が旬の新たまねぎ、そしてたまねぎの価格はいずれも前年比10%以上アップ
PR TIMES / 2024年5月24日 13時15分
放置竹林問題の解決をきっかけにうまれた淡路島産のたまねぎにも注目集まる
「持続可能な農産業を実現し、生活者を豊かにする」をビジョンに掲げ、全国の都市部を中心としたスーパーマーケットで「農家の直売所」を運営する株式会社農業総合研究所(本社:和歌山県和歌山市、代表取締役会長CEO:及川 智正、以下「農業総合研究所」)は旬を迎えた、たまねぎの今年の傾向をまとめました。たまねぎ、そして新たまねぎの価格はいずれも前年比10%以上値上がりしていることが明らかとなりました。
たまねぎの価格は前年比で10%以上アップ
農業総合研究所が全国のスーパーマーケットで展開している2,000店舗以上の「農家の直売所」の出荷データを調査したところ、たまねぎの価格は今年1月が260.4円(前年比118.1%)、2月は250.8円(前年比113.0%)、3月は239.8円(前年比113.6%)といずれの月も前年比で1割以上も価格が上昇しています。
価格上昇の原因としては、日本最大の産地である北海道で猛暑のため、収穫量が少なく小玉傾向になったこと、全国有数の産地である兵庫県・淡路島でも収穫時期に雨の日が多くなったため、腐りやすくなり収穫量が減ったこと、そして昨今の物価高で生産・物流コストが高まっていることなどが挙げられます。
新たまねぎの価格も前年比で10%以上アップ
いま、新たまねぎの出荷がピークを迎えています。「農家の直売所」の新たまねぎの出荷データによると、今年4月の出荷量は前年と比べ25.5%減少、価格は18.4%上昇していることが明らかとなりました。
原因ですが、今年は産地の兵庫・淡路島では生育時期に雨の日が少ない日が続きました。雨が少ないと、たまねぎの生育は遅くなってしまいます。そのため出荷量が減少し、価格も上がったとみられます。
人気が急上昇している淡路島産たまねぎ
全国のスーパーマーケット2,000店舗以上の「農家の直売所」のたまねぎの出荷データで、昨年度最も取扱量が多かったのが、兵庫・淡路島産のたまねぎです。
日本最大のたまねぎの産地としては、北海道が知られています。ですが、大阪や神戸などの関西の都市では特に淡路島産も好まれています。新たまねぎは鮮度が重要ですが、産地との距離が近く鮮度を保ちやすいこと、たまねぎも輸送コストが少なくて済むためです。
こうした淡路島産のたまねぎのなかでも、特に注目を集めているのが特別栽培(※)の「あやたけ」です。「あやたけ」は株式会社池上農場が展開する淡路島産たまねぎの独自ブランドです。味も格別で「甘い」、「匂いが良い」と高い評価を得ています。
(※)その農産物が生産された地域の慣行レベル(各地域の慣行的に行われている節減対象農薬及び化学肥料の使用状況)に比べて、節減対象農薬の使用回数が50%以下、化学肥料の窒素成分量が50%以下、で栽培された農産物です。
出典:農林水産省 https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/tokusai_a.html
「あやたけ」は、オリジナルの竹粉を混ぜた肥料を使って栽培しています。竹の持つ殺菌作用によって、病気になりにくく、質の良いたまねぎが育つのです。もともとは淡路島で放置竹林が増えたため、その活用方法を考えたことがきっかけでした。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/38953/48/38953-48-2fe14be5d08cfc2903c26229ce9218b1-390x390.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
生産者である株式会社池上農場の代表取締役・齋藤亜紀美さんの経歴もユニークです。以前は福島県に住んでいましたが、東日本大震災をきっかけに実家がある淡路市に自主避難。2011年に父と一緒に、たまねぎ栽培を行ったことが農業を始めたきっかけです。
ユニークな栽培方法や美味しさで、関西のニュース・情報番組を中心に多くのメディアで取り上げられるなど、まさに注目の存在です。
生産者オススメのレシピ:バター醤油が濃厚!新たまねぎステーキ
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/38953/48/38953-48-b7e3b49e259e62372aec865a1dfe1808-462x461.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【材料(2人前)】
新たまねぎ 1個、バター 大さじ1.5、にんにく 1片(みじん切り)、醤油 大さじ1、酒 大さじ1、みりん 大さじ1、水 大さじ1、あさつき(万能ねぎでもOK)お好みで適量
調査方法
調査期間:1月1日~4月30日
調査方法:当社が全国2,000店舗以上のスーパーマーケットで展開する「農家の直売所」、及び産直卸での販売データ、及び、スーパーマーケット担当者や生産者への当社の担当者が直接のヒアリングを基に導出
調査に協力いただいた生産者
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/38953/48/38953-48-a28b8d8342384c4c7d0507eb532755b4-700x466.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
株式会社池上農場 代表取締役 齋藤 亜紀美氏(兵庫県淡路市)
会社概要
株式会社 農業総合研究所 (JPX 証券コード3541)
〒640-8341 和歌山県和歌山市黒田99番地12 寺本ビルII4階
https://nousouken.co.jp/
「持続可能な農産業を実現し、生活者を豊かにする」をビジョンに掲げ、日本及び世界から農業が無くならない仕組みを構築することを目的とした産直流通のリーディングカンパニーです。全国約10,000名の生産者と都市部を中心とした約2,000店舗の小売店をITでダイレクトに繋ぎ、情報・物流・決済のプラットフォームを構築することにより、農産物の産地直送販売を都市部のスーパーで実現した「農家の直売所事業」と、生産者から農産物を買い取り、ブランディングしてスーパーに卸す「産直卸事業」を展開しています。
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