フリースケール、新次元の性能を実現する 最新Airfast RFパワー・ソリューションを発表
PR TIMES / 2012年6月28日 11時27分
フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区下目黒1-8-1、代表取締役社長:ディビッド M. ユーゼ)は、次世代基地局の効率、ピーク出力、信号帯域幅を大幅に上回る新しいAirfastトランジスタを発表しました。今回の最新製品導入により、フリースケールのフラッグシップであるAirfast RFパワー製品ラインは、各セルラー・バンドに対応するソリューションが完全に揃い、小型セルと大型セル両方の基地局展開をサポートするようになります。
費用対効果に優れたAirfast RFパワー・ソリューションにより、ネットワーク機器メーカーや通信事業者は、さまざまなワイヤレス標準規格をサポートし、急増するデータ伝送を管理しつつ、導入コストと運用コストを抑えることができます。
また、最新Airfastデバイスを補完するべく、フリースケールは、先進ドハティ・アライメント・モジュール(ADAM)という新しい制御製品も導入します。位相や振幅をリアルタイムで調整できるため、従来のドハティ・パワー・アンプが最適化されます。このモジュールは、Airfastデバイスと連動して、電力効率、出力、全周波数帯域のリニアリティなど、システム全体の性能を大幅に改善します。
フリースケールの副社長兼RFディビジョン担当ジェネラル・マネージャであるリトゥ・ファブレは、次のように述べています。「フリースケールのAirfast RFパワー・ソリューション・ポートフォリオの新メンバーは、小型セルやマクロセルの基地局を対象に、リニア効率を飛躍的に高め、高い出力を提供します。長年にわたりRFパワー市場をリードし、LDMOS技術のパイオニアとなったフリースケールは、RFトランジスタを幅広く提供し、パワー・アンプ性能を高めつつ、コストと設計サイクルを削減します。」
製品の主な特長
AFT09S282Nは、フリースケールの900MHz 28V LDMOS製品です。720MHz~960MHzの最新のRF性能を発揮し、現在市場供給しているOMNIプラスチック・オーバーモールド・パッケージ製品の中で最高のピーク出力を実現します(490Wロード・プル・ピーク出力)。
AFT18S230Sは、1.8GHz 28V RFパワーLDMOSトランジスタで、8dBのOBOで45%の対称ドハティ効率、17dBのゲインを実現します。この効率水準は、非対称専用のドハティ方式を利用した複雑かつ高価なソリューションとほぼ同等です。また、新デバイスを非対称ドハティ・パワー・アンプで利用すると、さらに優れた効率性能を実現することができます。
AFT21S230Sは、2.1GHz 28Vデバイスで、230W定格RFパワーLDMOSトランジスタとして比類のない効率を実現します。NI-780S-6パッケージで提供され、最大100MHzのVBWに対応するこの製品は、対称型と非対称型のどちらのドハティ・アプリケーションでも利用できます。対称ドハティ方式で導入した場合、8dBのOBOで45%の効率、15.5dBのゲインを実現します。
AFT18HW355Sは、インパッケージのドハティ・デバイスで、高出力PCS/DCSバンド・アプリケーションに対応します。単一デバイスで56dBmのピーク出力を達成し、平均出力8dBのOBOで48%を超える効率を実現するこの製品は、はるかに高価なGaNベースのソリューションに匹敵する性能を発揮します。このコンパクトなデバイスは、1805MHz~1880MHzと1930MHz~1995MHzのいずれでも動作可能で、フリースケールの拡張ビデオ帯域幅技術を活用して、フルバンド・マルチキャリア動作を実現します。
MMDS25254H ADAMは、高性能なGaAs(ガリウム砒素)MMIC(モノリシック・マイクロ波集積回路)で、2300MHz~2800MHzにおいて位相とピークの調整を可能にします。700MHz~1000MHz向けと1800~2200MHz向けの製品ファミリも開発中です。
価格と供給
価格やサンプルの詳細については、フリースケール・セミコンダクタまたはお近くの販売代理店にお尋ねください。フリースケールのRFパワーLDMOSソリューションの詳細については、www.freescale.com/RFpowerのWebサイトをご覧ください。
フリースケール・セミコンダクタについて
フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は、先進の自動車、民生、産業、およびネットワーク市場において、業界を牽引する製品を提供する組込みプロセッシング・ソリューションの世界的リーダーです。マイクロプロセッサ、およびマイクロコントローラ、センサ、アナログ製品やコネクティビティといった私たちの技術は、世界中の環境、安全、健康を向上させ、そしてそれらをよりつなげるイノベーションの基盤となります。また、オートモーティブ・セーフティ、ハイブリッドや電気自動車、次世代のワイヤレス・インフラストラクチャ、スマートエナジー、ポータブル医療機器、家電やスマート・モバイル製品といったアプリケーション向けの製品を提供しています。フリースケールは、テキサス州オースチンを本拠地に、世界各国で半導体のデザイン、研究開発、製造ならびに営業活動を行っています。詳細は、http://www.freescale.comまたは、http://www.freescale.co.jpをご覧ください。
FreescaleならびにFreescaleのロゴマークは、米国、またはその他の国におけるフリースケール社の商標、または登録商標です。文中に記載されている他社の製品名、サービス名等はそれぞれ各社の商標です。
(C)2012フリースケール・セミコンダクタ・インク
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