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~オーストラリア北東部、クイーンズランド州~ グレートバリアリーフ、ムーア・リーフでサンゴの一斉産卵

PR TIMES / 2023年11月8日 19時40分

新しい生命誕生で、次世代へとつなぐ

G’Day! クイーンズランド州政府観光局(オーストラリア クイーンズランド州ブリスベン、CEO:パトリシア・オキャラハン)の日本事務所(東京都港区、日本局長:ポール・サマーズ)は、毎年恒例のサンゴの産卵が、ケアンズの東47kmに位置するムーア・リーフで、11月2日(木)深夜に、今年初めて記録されたと発表しました。この産卵を受けて、グレートバリアリーフでは研究者や観光業者がグレートバリアリーフの健康状態と共に、次世代のサンゴについての分析を開始します。



クイーンズランド州政府観光局では、毎年この時期にグレートバリアリーフでのサンゴの産卵をお伝えしていますが、年々厳しさを増している気候変動による影響を考えると、今年もこのように無事に各所で産卵が行われていることに感慨深いものを感じます。そして、クイーンズランド州で行われているさまざまな保護活動が今後も実りある形でサンゴの再生につながることを願わずにはいられません。

[画像1: https://prtimes.jp/i/11804/49/resize/d11804-49-0a27569c31aafe54c7d5-0.jpg ]

サンゴの産卵では、夜間にわたり次から次へと産卵が起こり、数十億個ものピンク色の小さな玉が海中に飛び出し、さまざまな種類のサンゴの再生プロセスが始まります。そして性細胞の束が破れ、精子と卵子が互いにぶつかり合いながらサンゴの海流にのって浮遊し、サンゴの破片に着地して、赤ちゃんサンゴを形成します。

海洋生物学者のスチュアート・アイルランド氏は、1996年より毎年このグレートバリアリーフ再生の様子を撮影しており今年は、ムーア・リーフにあるサンラバー・リーフ・クルーズのポンツーン(浮き桟橋)から10回目となる撮影を行い、次のように述べています。「過去6年間にわたって力強い成長が見られ、ムーア・リーフのサンゴの被覆率と多様性が非常に高く、2023年の産卵にもそれが反映されていました。従来のように、私たちは軟らかいサンゴが産卵プロセスを開始し、数時間をかけて精子と卵の束が放出される様子を観察しました」

今回アイルランド氏は、ジェームズ・クック大学の熱帯水・水生生態系研究センター(TropWATER)の研究者であり、観光業者と協力して産卵後のサンゴの加入(生まれたサンゴが幼生になってサンゴ礁に加わって成長すること)について研究をしている、ケアンズ・ポートダグラス・リーフ・ハブのコーディネーター、アビ・スコット博士と共に調査を行いました。

[画像2: https://prtimes.jp/i/11804/49/resize/d11804-49-bda6ec74d36d261a169f-0.jpg ]

スコット博士によると、5つのサンゴ礁にタイルを配置し、その上で成長するサンゴの赤ちゃんは、サンゴの幼生分散モデルのデータと共に翌年分析され、幼生が発生したサンゴ礁の連結性のより良い理解に役立つということです。スコット博士は、「タイルは2月に回収され、観光業者、非政府組織、伝統的所有者(Traditional Owners)からなるハブ・ネットワークによる、TropWATER研究所で分析される予定です。この調査によって、調査対象となった各サンゴ礁におけるサンゴの繁殖の相対的なばらつきや、サンゴ礁ごとにサンゴの繁殖がどのように異なるかについての知識を得ることができます。そして、サンゴの回復を支援する取り組みや、高付加価値の観光地における観光業者の役に立つでしょう。尚、今回の調査には、観光業者5社(ダウンアンダー・クルーズ&ダイブ、エクスペリエンス社、パッションズ・オブ・パラダイス、クイックシルバー・グループそしてウェーブレングス・リーフ・クルーズ)と、ムーア・リーフの水中サンゴの苗床を管理している非営利団体リーフ・レストレーション財団が関わっています。このような地域規模での調査は、ケアンズ・ポートダグラス地域に貴重なデータを提供することになり、観光と調査活動がより緊密になれば、他の観光地のモデルとなる可能性につながります」と述べました。

ケアンズ・ポートダグラス・リーフ・ハブ・ネットワークは、健全で回復力のあるサンゴ礁を守るために尽力している伝統的所有者、科学者、観光業者、そして地域によって支えられているサンゴ礁の健康を目指す草の根コミュニティのプロジェクトです。オーストラリア政府が手掛けるプログラム「リーフ・トラスト」とグレートバリアリーフ財団の助成金によって行われているこのプロジェクトでは、気候変動に直面する地域のサンゴ礁と社会にとって利益となる、サンゴ礁の回復、保護、適応を支援するための新しいアプローチを試験的に実施するために、理解、共有し、協力したいと思う個人や組織、団体を集めています。

グレートバリアリーフ財団のアンナ・マースデン専務理事は次のように述べています。「今、グレートバリアリーフは新しい生命で満ち溢れています。年に一度のサンゴの産卵は、地球上で最も驚異的な自然現象のひとつであるだけでなく、気候変動の影響からサンゴの未来を守るために、世界トップ水準の研究を急ピッチで進める機会を与えています」

■サンゴの産卵とは
サンゴの産卵は、地球上で最大の繁殖のショーです。年に一度、サンゴは同じ時期に卵子と精子の塊(バンドル)を海中に放出し、海面に向かって上昇し、受精が行われます。この間、グレートバリアリーフはまるでスノードームのように変貌します。受精後、卵子は海底に着底し、長い時間をかけてサンゴへと成長していきます。産卵自体は数時間から数日間に及ぶこともあります。サンゴは海洋生物の住処としての役割もあるため、サンゴの産卵は海洋環境および生命体の維持に重要な役割を担っています。

サンゴの産卵について、沿岸の伝統的所有者の人々には語り継がれていましたが、1982年までその事実は全く知られておらず、現在でも、この現象についてまだ知られていないことが多くあります。沿岸のサンゴ礁は、サンゴ礁の広がるアウターリーフの産卵が盛んなサンゴ礁よりも1ヶ月早く産卵する傾向があります。ケアンズやポートダグラス沖のアウターリーフでは、一般的に水温が27~28℃になる11月の満月の2~6日後に産卵が行われます。
今年の満月は10月、11月いずれも月末となり、それぞれの月の満月後に分割産卵となる可能性がありました。満月の翌週は満潮と干潮の間の水の動きが少なく、この穏やかな条件が受精プロセスを最大化するのに役立ちます。産卵は、卵が食べられてしまうリスクを減らすために、主にプランクトンを食べるリーフフィッシュが寝ている夜間に行われます。

■サンゴの産卵をみるには
ツアー業者では、サンゴの産卵が予測される時期に、ダイビングやシュノーケリングのナイトツアーを催行しています。ダイバーズ・デン ( https://www.diversden.com.au/unique-experiences/great-barrier-reef-coral-spawning-expeditions/ ) とプロダイブ・ケアンズ ( https://prodivecairns.com/coral-spawning-trip.html )、ツサ( https://tusareeftours.com.au/great-barrier-reef-coral-spawning-trips/ ) は2023年11月と12月にサンゴの産卵期に合わせてナイトツアーを催行しているほか、グレートバリアリーフに向けてライブアボードが出港します。自然現象なので、サンゴの産卵が必ず見られるという保証はありませんが、日没後に現れる海の生き物たち見つけながらクルーズを楽しむことができます。

サンゴの産卵については、クイーンズランドのHPでもご紹介しています。
https://www.queensland.com/jp/ja/places-to-see/experiences/great-barrier-reef/coral-spawning

■クイーンズランド州について
人口約530万人、オーストラリアの約1/4の面積を占めるクイーンズランド州は、北東部に位置し、ケアンズ、ブリスベン、ゴールドコースト、グレートバリアリーフ等、人気の観光地を有する州です。年間を通じて温暖な気候に恵まれ日本との時差も僅か1時間と、日本との行き来がしやすいことも特徴です。より詳しい情報はホームページよりご確認ください。

公式ホームページ https://www.queensland.com
公式X(旧ツイッター) https://twitter.com/queenslandjp
公式Facebook https://www.facebook.com/visitqueensland
公式Instagram https://www.instagram.com/queensland

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