橋本大臣に面会し、提言書を手交。#男女共同参画ってなんですか
PR TIMES / 2020年9月7日 18時15分
第5次男女共同参画基本計画の素案に対して、若者たちが提言書を提出しました。
「#男女共同参画ってなんですか」に30歳以下の若者が寄せた1000件以上の意見をとりまとめ、若者たちが9月4日、橋本聖子男女共同参画大臣を訪問。直接、提言書を手渡しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/17711/49/resize/d17711-49-533384-1.jpg ]
公益財団法人ジョイセフは、7月下旬から9月上旬までのおよそ1カ月半にわたり、30 歳以下の若者を対象としたプロジェクト「#男女共同参画ってなんですか」を、若者たちと協働で進めてきました。
これは、日本政府が2020年8月1日からパブリックコメントの募集を開始した「第5次男女共同参画基本計画策定に当たっての基本的な考え方(素案)」に対して、より多くの若者が意見を提出することで、策定される男女共同参画基本計画にジェンダー平等や女性活躍推進についての若者の声が反映されることを目指すものです。
「#男女共同参画ってなんですか」を開始して以降、プロジェクトでは政府関係者や専門委員を迎え、若者向けの勉強会や、若者同⼠の意見交換会、インスタライブなど、積極的な活動を続けてきました。
開始から1カ月半余りで、賛同した若者団体は32団体を数え、1カ月間で230件の投稿を重ねたSNSのフォロワー(Twitter&Instagram)は1700人。勉強会やイベントへの参加人数は延べ600人となりました。
若者が同じ世代の仲間たちに対して働きかけたことや、コロナ禍によるオンラインアクティビティの盛り上がりもあいまって、若者から集まった意見は最終的に1000を超えました。集まった意見を基に、賛同団体から16人の若者有志がオンライン上で議論し「ユースからの提言」を作成。32ページにわたる提言では、マッチングアプリを使った就活セクハラへの対策の必要性や、多様化する性暴力への対策、性的指向・性自認など多様なセクシュアリティを含むジェンダー平等などを取り上げています。
9月7日のパブリックコメント募集の締め切りが迫る中、ユース提言作成に関わった有志で、4日(金)に提言書を橋本聖子男女共同参画担当大臣に直接手渡しすることが出来ました。大臣は、当初の予定時間を延長して、若者たちとじっくり意見を交換しました。
若者たちは、各団体が取り組む課題に加え、パブコメで集まった就活セクハラや、ジェンダーの多様性、国や地方の意思決定機関へのユースの参画、パブコメをもっと出しやすくしてほしいことなど、多岐にわたる課題について大臣に伝えました。
それを受けて大臣は、「基本計画の策定に、もっとユースが関わって欲しい」と、若者の意見を反映することの重要性を強調。今回のように、若者が自らの考えを示して政策決定に関与することに、非常に前向きな考えを示しました。
大臣を訪問したメンバーは、オンラインでやり取りをしていたものの、顔を合わせるのはこれが初めて。大臣はそのことにも驚いていました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/17711/49/resize/d17711-49-908967-0.jpg ]
#男女共同参画ってなんですか には目標とする1000以上の意見が集まりましたが、事務局もこれだけ多くの若者から意見が寄せられるとは想像していませんでした。私たちは今回のプロジェクトを通して、若者の行動で政策がダイナミックに変わっていく可能性を感じています。第5次男女共同参画基本計画に、集まった若者の声が十分に反映されることを期待するとともに、今後も、各地で若者が声を上げることで、ジェンダー平等が進んでいくよう願っています。
本プロジェクトにご協力いただいたすべての方々に感謝いたします。
U30でまとめた「男女共同参画基本計画パブリックコメントに伴うユース(U30)提言」(要約)のPDFは、こちらからダウンロードできます。
https://prtimes.jp/a/?f=d17711-20200907-7354.pdf
【#男女共同参画ってなんですか】
Website:https://u30equal.com/
Instagram:https://www.instagram.com/u30genderequal/
Twitter:https://twitter.com/u30genderequal
[画像3: https://prtimes.jp/i/17711/49/resize/d17711-49-699985-2.jpg ]
本プロジェクトは、GUCCIがジェンダー平等を訴えるグローバルプロジェクト『チャイムフォーチェンジ#CHIMEFORCHANGE』の一環として、公益財団法人ジョイセフが受託しています。
<男女共同参画基本計画とは>
男女共同参画基本法に基づき、国が2000年より策定している男女共同参画社会を実現するための5か年計画。2020年現在は、2015年に策定された第4次基本計画が適用されています。本年12月に第5次計画が策定され、来年から国のさまざまな施策に反映される予定です。
[画像4: https://prtimes.jp/i/17711/49/resize/d17711-49-884219-3.jpg ]
<国際協力NGOジョイセフについて>
ジョイセフは、世界でセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(SRHR)を推進する、日本生まれの国際協力NGOです。国連、国際機関、現地のNGOや地域住民と連携し、アジアやアフリカで、保健分野の支援活動を行っています。2017年に第1回ジャパンSDGsアワードのパートナーシップ賞を受賞。2018年に創立50周年を迎えました。
ウェブサイト:https://www.joicfp.or.jp/
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