AIインフルエンザ検査を受けた累計患者が5万人に到達、アイリスの “nodoca”
PR TIMES / 2024年3月26日 13時15分
~保険適用のAI検査、利用開始から1年が経過~
AI医療機器を開発するアイリス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:沖山翔、以下アイリス)は、AI搭載の咽頭内視鏡システムnodoca(R)を使用したインフルエンザ検査を受けた累計患者数が、2024年3月末日現在、5万人に到達したことをお知らせします。
nodocaは日本で初めて(※1)「新医療機器(※2)」として承認されたAI医療機器として2022年12月23日に発売を開始、痛みが少なく、数秒~十数秒と判定結果もスピーディに得られる事から様々な医療現場で導入と利用が進んできました。発売開始約1年後の12月18日には47全都道府県の医療機関に導入され、インフルエンザ流行期の診療負担軽減に更なる期待が寄せられています。
[画像: https://prtimes.jp/i/35813/49/resize/d35813-49-93f5f2578e7e5e6c57e4-0.jpg ]
■nodocaの特徴~患者さんに優しいインフルエンザ検査で診療効率を向上
nodocaを用いたインフルエンザ検査では、専用の咽頭カメラで患者の咽頭(のど)を撮影した画像と診療情報からAIがインフルエンザの判定を行います。写真を用いた検査なので患者の負担も小さく、判定結果が数秒から十数秒で判明するため医療現場での迅速な診療の支援につながり、インフルエンザ流行期の発熱診療の課題解決に寄与すると期待されます。
アイリスはAIで医療の未来を切り開くプロフェッショナル集団として、今後も新たな医療技術の開発と普及に力を入れてまいります。
■nodocaについて
nodocaは、咽頭(のど)の画像と問診情報等をAIが解析し、インフルエンザに特徴的な所見等を検出することでインフルエンザの診断に用いるAI医療機器です。日本で初めての(※1)、「新医療機器(※2)」として承認を取得したAI搭載医療機器となります。また、nodocaを用いたインフルエンザ診断は、2022年12月1日より保険適用されました。AI医療機器を用いた診断への新機能・新技術(C2区分)での保険適用も、日本で初めて(※3)の事例です。
nodocaは累計100施設超の国内医療機関が関わり開発されました。 併せて「日本救急医学会推薦AI研究」としての研究開発、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による事業化支援、国立研究開発法人 産業技術総合研究所の国産スーパーコンピューター「ABCI」の活用など、医学×情報工学の「産官学医」が連携して開発されました。
■アイリスについて
「みんなで共創できる、ひらかれた医療をつくる。」をミッションに掲げ、2017年に創業。現役医師である代表・沖山をはじめ、医療従事者、厚生労働省・経済産業省ほかの行政出身者、AI医療領域に特化したデータサイエンティスト、大手医療機器メーカー出身者など多数のプロフェッショナルが揃い、深層学習技術(AI技術)を活用し、医師のもつ匠の技をデジタル化するAI医療機器を開発しています。
【会社概要】
・会社名:アイリス株式会社
・代表取締役:沖山翔
・事業内容:AI技術を用いた医療機器の開発・製造・販売及び人工知能技術の研究開発
・設立:2017年11月
・本社所在地:〒104-0028 東京都中央区八重洲2-2-1 八重洲セントラルタワー7階
・企業URL:https://aillis.jp/
※注釈
(1)独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)が公開する令和3年度~平成23年度の新医療機器の一覧及び令和4年度の承認医療機器を当社が確認する限りの情報(2022年5月9日時点)
(2)医療機器の製造販売承認時の区分の一つ。「医療機器の製造販売承認申請について」(平成26年11月20日 薬食発1120第5号)」第1・2(2)に定義される。
(3)厚生労働省が公開する令和4年度~平成25年度の中央社会保険医療協議会総会議事録を当社が確認する限りの情報(2022年9月14日時点)
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