国連機関とパートナー:シリア難民、国内避難民支援の2つの支援計画を発表

PR TIMES / 2014年12月22日 18時36分

総計約1800万人対象。周辺国を含めた包括的な支援が求められる

シリア紛争が5年目に突入するのを前に、国連機関とパートナー団体は新たな人道支援計画である「シリア国内戦略対応計画(以下、SRP)」と「シリア周辺地域・難民・回復計画(以下、3RP)」を発表し国際社会に支援を要請した。この計画に必要な84億米ドル超の予算は、シリア国内にいる避難民、またシリア周辺地域に避難している難民(2015年新たに避難する難民も含める)合わせて約1800万人が対象である。

今回の支援要請は、約1220万人のシリアの国内避難民を対象にしたSRPと、シリア周辺国などに逃れたシリア難民を対象にした3RPの、大きく分けて2つの柱でなりたっている。

これらの計画はドイツ、ベルリンで行なわれた会議でドナーに対し、初めて発表された。会議では世界が直面する最大規模の人道危機において、人命救助を優先した支援が重要であることに加え、常に変化するシリアをめぐる情勢が伝えられた。

シリア国内戦略対応計画(The Syria Strategic Response Plan 2015 : SRP)

SRPは、シリア国内で1220万人が保護と人命救助を優先した支援、生活支援といった緊急支援を必要としていると明記している。シリア国内と、シリア周辺国で活動している団体がこの活動に必要な予算額は29億米ドルである。

ヴァレリー・エイモス人道問題担当国連事務次長兼緊急援助調整官は、「内戦は何百万人ものシリア人の生活を破壊し、基本的な支援や保健サービスを受けられない紛争地域のなかに閉じ込めている。多くが恐怖の中で生活し、子どもは学校に通えず、親は仕事にも行けない」と述べた。「もし資金が調達できれば、この計画は子どもに食糧や薬を届け、冬の寒さから守る住居を家族に与え、絶望とトラウマを抱えた人々への支援を可能とする。シリアにおける支援は多くの困難と危険を伴うが、この危機にとらわれたもっとも支援を必要とする人々へ支援を届けるために人道支援団体は全力で取り組んでいる」。

シリア周辺地域・難民・回復計画(The Regional Refugee and Resilience Plan : 3RP)

3RPは、シリア周辺地域における支援のあり方に戦略的な転換を求めている。この計画は、緊急人道支援と受け入れコミュニティの回復を支援する長期プログラムを含んでいる。約600万人への直接的な支援を実現するために550億米ドルの資金を求めている。2015年末までには、約427万人のシリア難民がシリア周辺国に逃れると予想され(2014年よりは難民流出はやや減少すると考えられている)、彼らに加え受け入れコミュニティにおける100万人以上が支援の対象である。

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