NVIDIA、AI でレンダリング性能をスーパーチャージ
PR TIMES / 2017年8月1日 15時5分
NVIDIA DGX Stationで実行される新しいOptiX 5.0がサーバー 150 台分のレンダリング性能を実現
[画像: https://prtimes.jp/i/12662/51/resize/d12662-51-604413-0.jpg ]
ロサンゼルス—SIGGRAPH 2017—(2017年 7 月 31 日)—NVIDIA は本日、強力な最新のレイトレーシング機能を備えたNVIDIA OptiX™ 5.0 SDKをリリースして、レンダリングに人工知能 (AI) の能力を取り入れることを発表しました。
NVIDIA が最近発表したデスクサイドの AI ワークステーションであるNVIDIA DGX Station™ でOptiX 5.0 を実行すると、デザイナーやアーティストのほか、プロのコンテンツクリエーターの皆さまは、標準的な CPU ベースのサーバー 150 台分のレンダリング性能を得ることができます。このような GPU アクセラレーテッドコンピューティングへのアクセスによって、反復作業やイノベーションを驚くべきスピードとパフォーマンスで進めながらも、コストを数分の 1 に抑えることが可能になります。
NVIDIA のプロフェッショナルビジュアライゼーション事業のバイスプレジデントであるボブ・ペティ (Bob Pette) は、次のように述べています。「当社のプラットフォームを利用される開発者の皆さまは、何百万人ものアーティストやデザイナーが各自のデスクにいながらにしてレンダーファームの機能にアクセスできるようにすることが可能になります。OptiXベースのアプリケーションを開発することで、AI の卓越した能力を顧客にもたらし、その創造力を高めて、生産性を大幅に向上させることができるでしょう。」
OptiX 5.0の新しいレイトレーシング機能は、デザインやキャラクターを可視化するために必要なプロセスを加速し、プロのクリエーターが独自のコンテンツを操作できる能力を大幅に高めます。AI による新しいノイズ除去機能を備え、画像からのグレインの除去を高速化します。また、リアリスティックなアニメーション効果には、GPU アクセラレーテッドのモーションブラーを採用しています。
OptiX 5.0 は、登録済み開発者の皆さまを対象に、11 月に無償で提供される予定です。
レンダリングアプライアンスが AI のワークフローを促進
DGX Stationで NVIDIA OptiX 5.0 を実行することで、コンテンツクリエーターの皆さまは、トレーニングや推論、レンダリングを大幅に加速できます。デスクの下に収まる静音性の高いシステムであるNVIDIA DGX Station は、NVIDIA Volta世代の最新 GPUを搭載し、もっとも強力な AI レンダリングシステムを実現します。
コンテンツクリエーターの皆さまがDGX Stationと同等のレンダリング性能を達成するには、約 200 キロワットの電力を必要とする150 台を超えるサーバーで構成されたレンダーファームにアクセスできる必要があります (対して、DGX Stationは 1.5 キロワット)。そのようなレンダーファームの購入と運用にかかるコストは、3 年間で 400 万ドルに達するでしょう (対して、DGX Stationは 75,000 ドル未満)。
AI ベースのグラフィックスに対する業界のサポート
NVIDIA は、仮想世界のレンダリングやデザイン、キャラクターの生成、創造に AI を利用するための道筋をつけるべく、世界できわめて重要なテクノロジ企業の多くや、ハリウッドのスタジオ各社の先見的なクリエーターと連携して取り組んでいます。NVIDIA の最新のイノベーションには、各社が幅広いサポートを表明しています。
· 「AI はあらゆる業界に変革をもたらしています。当社は、NVIDIA の最新の AI テクノロジによって映画製作プロセスがいかに改善されるか、楽しみにしています。」 -- ピクサー、バイスプレジデント兼 CTO、スティーブ・メイ (Steve May) 氏
· 「私たちはNVIDIA OptiXの大ファンです。OptiXによって、当社のClarisseレンダラーのレイトレーシングコアを NVIDIA GPU に移植すると同時に、当社の開発コストを大幅に削減することができました。また、きわめて高速なパフォーマンスを達成できます。さらに、AIアクセラレーテッドのノイズ除去機能によって大幅にレンダリング時間を短縮できる可能性のあるOptiX 5 は、生産ワークフローの状況を一変させることができるでしょう。大いに期待しています。」--Isotropix、プリンシパルエンジニア、ニコラ・ギアール (Nicolas Guiard) 氏
· 「AI にはクリエイティブなプロセスを加速できる可能性があります。当社は、将来、当社のアーティストの創造力が AI によって解き放たれると考えています。それは、ペイントブラシが本当に "考える" ことが可能になり、わずか数年前には想像もつかなかったイメージや体験をアーティストが生み出せるようになる、そんな将来です。Technicolorでは、NVIDIA と同じビジョンを共有し、クリエーターがユーザーの体験を深めることができるよう、ツールセットの拡張を目指します。」 -- Technicolor、テクノロジ戦略担当バイスプレジデント、スタ・カマル (Sutha Kamal) 氏
NVIDIAについて
NVIDIAが 1999 年に開発した GPU は、PC ゲーム市場の成長に拍車をかけ、現代のコンピューターグラフィックスを再定義し、並列コンピューティングを一変させました。最近では、GPUディープラーニングが最新のAI、つまりコンピューティングの新時代の火付け役となり、世界を認知して理解できるコンピューター、ロボット、自動運転車の脳の役割をGPUが果たすまでになりました。今日、NVIDIAは「AIコンピューティングカンパニー」として知名度を上げています。詳しい情報は、http://www.nvidia.co.jp/ をご覧ください。
NVIDIAについての最新情報:
プレスリリース:http://www.nvidia.co.jp/page/newsandevents.html
ブログ:https://blogs.nvidia.co.jp/
Facebook: https://ja-jp.facebook.com/NVIDIAJapan/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
菱洋エレクトロ、「NVIDIA H200 PCIe Tensor コア GPU」の取り扱い開始
PR TIMES / 2024年9月20日 12時15分
-
オラクル、業界初となるゼタスケールのクラウド・コンピューティング・クラスタを発表
PR TIMES / 2024年9月13日 19時15分
-
デル・テクノロジーズとRed Hatがコラボレーションを発表
PR TIMES / 2024年9月5日 17時45分
-
菱洋エレクトロ、AI導入を加速する最新のNVIDIA DGXシステムの取り扱いを拡大
PR TIMES / 2024年8月29日 13時15分
-
GPUの「レイトレーシング処理」改良の歴史をひもとく【Radeon RX 7000シリーズ編】
ITmedia PC USER / 2024年8月23日 20時5分
ランキング
-
1ゆうちょ顧客情報を不正流用 日本郵便、かんぽの保険営業に
共同通信 / 2024年9月21日 18時30分
-
2「佐渡島の金山」世界遺産登録、経済効果585億円…政投銀が3年前の試算を上方修正
読売新聞 / 2024年9月21日 17時22分
-
3PAULの「3080円・高級モーニング」超正直な感想 フランス発ベーカリー・カフェチェーンの実力は?
東洋経済オンライン / 2024年9月21日 8時0分
-
4「うどんみたいな布団」が突如爆売れ、Xで16万いいね 「売れたらラッキーくらいに思ってた」と担当者
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月21日 7時40分
-
5渋谷・おしゃれ飲食街の「インフレ」が進む"裏事情" 立ち飲みのワイン1杯1200円も躊躇なく飲む若者たち
東洋経済オンライン / 2024年9月21日 9時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください