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ソナス株式会社への出資を決定

PR TIMES / 2021年4月5日 10時45分

東大IPC、協創1号ファンドから、IoT向け無線通信規格を展開するソナス株式会社に出資

東京大学協創プラットフォーム開発株式会社は、東京大学関連ベンチャーで、革新的な無線通信技術により、あらゆる産業におけるIoT化促進を目指すソナス株式会社に対して、2億円の出資を実行しました。



[画像: https://prtimes.jp/i/25017/51/resize/d25017-51-541039-0.png ]


東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(本社:東京都文京区本郷、代表取締役社長 大泉克彦、以下「東大IPC」)が運営する協創プラットフォーム開発1号投資事業有限責任組合(以下「協創1号ファンド」)は、IoT向け無線通信規格「UNISONet(ユニゾネット)」を展開するソナス株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:大原 壮太郎、以下「ソナス社」)に対して、2億円の出資を行うことを決定しました。今回のソナス社への投資は、JR東日本スタートアップ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 柴田裕、以下「JR東日本スタートアップ」)、既存投資家のANRI株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:佐俣アンリ、以下「ANRI」)との共同出資となります。


IoT無線のグローバルスタンダードを目指す「UNISONet」

ソナス社は、従来の無線の常識を覆す無線通信規格「UNISONet」によって、あらゆる産業のIoT化促進へ貢献し、本格的なIoTサービスを手軽に実現可能にする世界を目指しています。

UNISONetは、「同時送信フラッディング」という革新的な転送方式を用いることにより、従来の無線では難しかった「安定」「省電力」「高速」「双方向低遅延」「データロスレス」「ネットワーク内時刻同期」「ネットワーク内多数収容」を同時に実現したソナス社独自のIoT向け無線通信規格です。このUNISONetを軸に、同無線を搭載した通信モジュールや計測システムといった製品の提供や、システムインテグレーションサービスを展開しています。


製造業をはじめとしてあらゆる産業へ普及加速を目指す

2017年の事業開始当初は、橋梁や建築物の維持管理のための構造モニタリングに使用される無線振動計測システムの販売を主としていましたが、製品・サービスの拡充などにより、製造業や鉄道業界など多くの業界でUNISONetが利用されるようになっています。

今後ソナス社は、今回調達した資金により、新製品開発や品質強化、新規事業開発を活発化させながら、広告宣伝やパートナー企業開拓のためのマーケティング活動にも投資し、UNISONetの標準化やグローバルスタンダード化に向け、ビジネス展開を加速させる予定です。


ソナス社の優れた商品や経営メンバーの高い経営・事業推進能力を評価し、また世界で戦う可能性を秘めた東大の研究開発モノづくりベンチャーを支援すべく、この度の出資を決定しました。今後のソナス社の事業について、東大IPCは積極的な支援を進めていきます。

東大IPCは、イノベーション・エコシステムの発展のため、ベンチャーキャピタルや企業との連携とともに、東京大学関連ベンチャーへの直接投資による育成促進を更に進めていきます。


東京大学関連ベンチャーの育成促進を目指す協創1号ファンド

協創1号ファンドは、東京大学関連ベンチャーの育成促進と、東京大学を取り巻くベンチャーキャピタルの質・量の充実、を中心に据えて運用を行なうことで、東京大学の周辺に持続可能なイノベーション・エコシステムを構築し、世界のベンチャー創出拠点の一つとなることに寄与することを目的としています。具体的な運用として、今までに6つのベンチャーキャピタルへのLP出資(ファンド オブ ファンズ)と、19社の東京大学関連ベンチャーへの直接投資を行い、現在も積極的に東京大学関連ベンチャーへの直接投資を行っています。


東大IPCは第1回東大IPC起業支援プログラム(※1)でソナス社を会社設立直後に採択、会社の立ち上げ支援や事業計画策定などを支援。その後、東大IPCのLP出資先ベンチャーキャピタルであるグローバル・ブレイン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 百合本安彦)も支援して参りました。

代表の大原氏は東京大学大学院工学系研究科修了後、5年間ソニーで半導体開発に従事した後、2004年より無線センサネットワークの研究に従事してきた鈴木誠CTO、研究室の後輩で2016年度IPA未踏スパークリエーターの神野響一氏と共同創業に至ります。またアドバイザーには東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻 准教授の長山智則先生が参画しています。

(※1)東大IPCが主催するインキュベーションプログラム。2019年より各業界のリーディングカンパニーがパートナー企業として参加するコンソーシアム型プログラムとして、「1st Round」というプログラム名で展開。
https://program.utokyo-ipc.co.jp/


<東大IPC マネージャー 古川圭祐 コメント>

2017年に弊社の起業支援プログラムでソナス社を採択させて頂き、創業当初から支援して参りました。世界には様々なIoT 向け無線通信技術がある中、ソナス社の「UNISONet」は、これまで事業者が課題に感じていた通信速度と通信範囲のトレードオフ等を絶妙に解決できる技術だと大いに期待しており、この度、株主として改めてご一緒できることを非常に嬉しく思います。今後、ソナス社と共に日本発世界標準となる無線通信方式の展開を目指します。


<ソナス代表取締役CEO 大原 壮太郎コメント>

弊社は独自の省電力無線UNISONetにより、あらゆる産業がIoTの恩恵を享受可能な社会の実現を目指しています。東大IPC様には創業当初から継続してご支援をいただいていおりましたが、この度株主として経営参画いただけることとなり大変嬉しく思います。担当者様からは「早く海外展開しましょうよ」とのお言葉をいただいております。プレッシャーをしっかり背中で受け止め追い風とし、東大発、日本発、IoT無線のグローバルスタンダードを実現すべく、タッグを組んで取り組んで参ります。


ソナス株式会社について
概要 センシングに関するハードウェア、ソフトウェア、サービスの企画、設計、製造、販売
設立 2015年11月
所在地 東京都文京区本郷5-24-2 グレースイマスビル6F
代表者 代表取締役 大原 壮太郎
URL https://www.sonas.co.jp/


東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東大IPC)について
概要 東京大学周辺のイノベーション・エコシステムの発展を目指す投資事業会社
設立 2016年1月
株主 国立大学法人東京大学(100%)
所在地 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学南研究棟アントレプレナーラボ261
代表者 代表取締役社長 大泉克彦
URL https://www.utokyo-ipc.co.jp/

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