訪日中国人の主目的は体験型消費。雪見とウインタースポーツ、着付け体験、グルメ巡りが人気上昇。
PR TIMES / 2020年1月22日 17時35分
Trip.comグループが中国人旅行者の2019年傾向レポートを発表
世界最大級のオンライン旅行会社Trip.com Group Limited(CEO:孫潔、本社:中国・上海、以下「Trip.comグループ」)が、2019年に日本を訪れた中国人旅行者の傾向及びビザ申請数の伸びを示したレポートを発表します。
<ポイント>
1. 2019年訪日中国人観光客動向レポート
・ 訪日中国人の旅行の目的は、「お花見」、「紅葉狩り」、「温泉」が人気
・ 「雪見とウインタースポーツ」、「着付け体験」、「グルメ巡り」の人気が上昇
・ 過去2年間で高松への中国人観光客は約30倍の増加
2. 2019年ビザ申請状況データレポート
・ 2019年のビザ申請件数は、84カ国中1位で日本がトップ
・ 訪日ビザの申請数は28%増
1. <2019年訪日中国人観光客動向レポート>
先週17日、2019年度に日本を訪れた中国人旅行者数は、14.5%増の959万4,300人と発表されました。※1外国人観光客総数の3割を占め、また、この度、全市場で初めて年計で950万人を超えた中国人が、訪日に期待する旅行の目的には関心が集まるところです。Trip.comグループは、中国人海外個人旅行(FIT)客の新しい旅行の好みと消費状況をまとめた「2019年訪日中国人FIT観光客動向レポート」を発表します。本レポートは、 Trip.comグループ傘下のCtripの海外個人旅行(FIT)向けセミダイナミックパッケージ、ダイナミックパッケージ、現地ツアー・観光スポットのチケットの予約データに基づいています。
※1 JNTO発表の訪日外客数(2019年12月および年間推計値)
●「お花見」、「紅葉狩り」、「温泉」が人気
「雪見とウインタースポーツ」、「着付け体験」、「グルメ巡り」の人気が上昇
2019年における日本への旅行はFITが主流の一つになり、Trip.comグループのFIT商品を予約して訪日する中国人観光客の数は46%増加し、ツアーの申込数は3倍に増えました。
日本を訪れる中国人旅行者の観光目的の人気トップ10は、以下の通りです。
(1)お花見、 (2)紅葉狩り、 (3)温泉、 (4)雪見とウインタースポーツ、 (5)離島バケーション、 (6)着付け体験、 (7)グルメ巡り、 (8)神社仏閣への参拝、 (9)テーマパーク、 (10)コンサート/ショー観賞・スポーツ観戦
FIT客の間では「爆滑り」が新造語になるなど、体験型消費を求める傾向が一層強くなっています。中でも、「雪見とウインタースポーツ」、「着付け体験」、「グルメ巡り」の人気が大幅に上昇していました。
●人気旅行先のトップ3は、大阪、東京、沖縄
FIT客の人気旅行先のトップ20は次の通りです。
(1)大阪、 (2)東京、 (3)沖縄、 (4)札幌、 (5)名古屋、 (6)福岡、 (7)高松、 (8)鹿児島、 (9)京都、 (10)仙台、 (11)松山、 (12)青森、 (13)広島、 (14)長崎、 (15)箱根、 (16)伊豆、 (17)佐賀、 (18)神戸、 (19)静岡、 (20)熊本
●人気急上昇したエリアトップ3は、高松、神戸、佐賀
中国人FIT客の旅行先は、日本の各地に広がっており、これまで中国人旅行客を見かけなかったような都市にも旅行者が見られるようになりました。
FIT客の人気が急上昇した旅行先のトップ10は次の通りです。
(1)高松、 (2)神戸 、(3)佐賀、 (4)仙台、 (5)伊豆、 (6)松山、 (7)熊本、 (8)名古屋、 (9)鹿児島、 (10)札幌
これらの都市の人気が上昇した背景には、日本を旅行するリピーターの増加、直行便の開通、地元観光インフラの改善などが考えられます。過去2年間で高松への中国人FIT客は、約30倍増加しました。
●人気観光スポットのトップ2は、USJと東京ディズニーランド
FIT客の人気観光スポットのトップ5は以下の通りです。
1. ユニバーサルスタジオジャパン(大阪府大阪市)
2. 東京ディズニーランド(千葉県浦安市)
3. 海遊館 (大阪府大阪市)
4. 東京タワー(東京都港区)
5. レゴランド・ジャパン(愛知県名古屋市)
●人気デパート・店舗のトップ2は、高島屋と近鉄百貨店
FIT客に人気のデパート・店舗のトップ5は以下の通りです。
1. 高島屋
2. 近鉄百貨店
3. ビックカメラ
4. 小田急百貨店
5. 大丸
出典:2019年中国游客赴日自由行报告
2. <2019年ビザ申請状況データレポート>
Ctripでは、中国人が海外旅行するにあたってのビザ申請代行サービスを提供しています。「2019年オンラインビザ申請データレポート」によると、ビザ申請代行サービスを利用するお客様のうち、4人に1人以上が日本行きのビザを申請しており、中国人FIT客のビザ申請先として日本は1位となりました。
以下、ビザ申請状況についての傾向です。
・訪日中国人観光客のうち1990年代~2000年代生まれの世代が増加
・四大都市(北京・上海・広州・深セン)以外の都市から訪日する観光客数が増加
なお、2019年における訪日ビザ申請代行サービスの利用者数は2018年比で28%増加し、うちマルチビザの申請者数は87%増加となりました。
●ビザ申請対象国のトップ10
「2019年オンラインビザ申請データレポート」によると、シートリップが大使館と領事館にビザ資格の代行申請を行っている84カ国のうち、申請先人気トップ10カ国は次の通りでした。
また2019年における訪日のビザ申請件数は、84カ国中1位でした。
[画像1: https://prtimes.jp/i/34124/51/resize/d34124-51-465949-1.png ]
1. 日本
2. タイ
3. シンガポール
4. マレーシア
5. ベトナム
6. アメリカ合衆国
7. フィリピン
8. オーストラリア
9. イギリス
10. カナダ
●ビザ申請者の居住地トップ2は上海と北京
申請者が居住する地域の上位10都市は次の通りでした。
1. 上海
2. 北京
3. 広州
4. 南京
5. 深セン
6. 杭州
7. 蘇州
8. 成都
9. 天津
10. 西安
出典:2019年在线签证大数据报告(日本)
[画像2: https://prtimes.jp/i/34124/51/resize/d34124-51-163613-0.png ]
■Trip.com(トリップドットコム)グループについて
Trip.comグループ(NASDAQ:TCOM)は、Trip.com、Ctrip、SkyscannerおよびQunarをブランドに持ち、多彩な旅行商品をワンストップサービスでお届けする旅行サービスプロバイダーです。モバイルアプリ、WEB、24時間356日対応のカスタマーサポートなど高度なトランザクションを可能とするTrip.comグループのプラットフォームを通して、世界中のお客さまと各地の旅行事業パートナーの皆さまに、便利でお得なご予約をご提供しています。1999年設立。2003年に米国NASDAQに上場。「あらゆる旅を最高に」をミッションに、世界で最もよく知られている旅行ブランドへと成長しています。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
中国、中秋節・国慶節の海外旅行商品予約が好調
Record China / 2024年9月15日 12時0分
-
日本が外国人から旅行先に選ばれる最大の理由…「ビッグマックがたった480円」欧州最貧国グループのルーマニアよりもマクドナルドが安く食べられる日本の現状
集英社オンライン / 2024年9月13日 8時0分
-
昔の面影がなくなった大阪「黒門市場」…インバウンド価格で“儲け主義”に走った先に訪れる未来
日刊SPA! / 2024年9月9日 8時54分
-
訪日は「爆買い」から「体験型」へ!その先の課題とは?
PR TIMES / 2024年8月30日 14時51分
-
中国人の訪日客数「コロナ前の7割」に届かぬ事情 団体ツアー減少、日本側の受け入れ能力不足も
東洋経済オンライン / 2024年8月28日 19時0分
ランキング
-
1ミニストップ、外国籍の利用客に“不適切な張り紙” 「問題を重く受け止め」謝罪
ORICON NEWS / 2024年9月20日 15時53分
-
2あの「ポーター」が人気商品を大胆に変えた裏側 価格2倍にしても素材変えた吉田カバンの挑戦
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 13時0分
-
3ほっかほっか亭「コラボ依頼して賛否」への違和感 日清食品「10分どん兵衛」の成功例に倣えるか
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 15時20分
-
4血管をむしばむ「超加工食品依存症」に要注意!医師が食べてほしくないもの3選
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月20日 11時0分
-
5「令和のコメ騒動」不足解消でも楽観できない事情 人口減少社会で「農地改革」が進まない本当の理由
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください