ispace、ミッション2マイルストーンSuccess 3「安定した航行状態」を確立!
PR TIMES / 2025年1月16日 10時15分
株式会社ispace(東京都中央区、代表取締役:袴田武史、以下ispace)(証券コード9348)はMission 2 “SMBC x HAKUTO-R VENTURE MOON”(以下ミッション2)において、RESILIENCEランダーと管制室の通信が確立され、ランダー姿勢の安定とともに、軌道上での安定した電源供給の確立を確認しましたので、お知らせいたします。これにより、ミッション2マイルストーンSuccess 2の完了に引き続き、 Success 3に成功いたしました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/140640/51/140640-51-fbcaeda065e731c580d0393428cd60a6-1096x519.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
日本橋にあるMission Control Center(管制室)内の様子
ミッション2のRESILIENCEランダーは、2025年1月15日(水)15時11分(日本時間)に打ち上げられたSpaceX社のFalcon9により、所定の軌道に投入されました。ランダーは同日、午後4時44分(午前7時44分24秒 協定世界時)にロケットから分離された後、ispaceの管制室との通信を確立し、ランダーの姿勢の安定と、軌道上での安定した電源供給の確立を確認しました。引き続き、Success 4達成に向けて、その他のランダーの基幹システムに不備が無いことを確認してまいります。
■ 株式会社ispace 代表取締役CEO & Founder 袴田武史のコメント
「RESILIENCEランダーとの通信確立、姿勢制御、電力供給の確立により、安定した航行状態を確立することにまずは成功いたしました。今後予定されている初回軌道制御マヌーバの実施へ向けて、ミッション1で獲得した知識と経験をフルに活用し準備を進めてまいります。」
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/140640/51/140640-51-d7e30ff2247a77154ea922c80df421c6-1377x918.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Space XのFalcon 9ロケットがRESILIENCEを搭載してケネディー宇宙センター 39A射点から打ち上げられる様子
■ ミッション2 マイルストーン
ispaceは打ち上げから月面着陸まで、10段階のマイルストーンを設定しました。各マイルストーンには基準を設け、達成を目指します。基準に基づき評価された結果は、後続する開発中のミッションに適宜フィードバックされます。なお、各マイルストーン達成の進捗状況等は適時に公開を予定しております。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/140640/51/140640-51-f09d6da4f4e37710affd38fe426d64cd-1378x775.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/140640/51/140640-51-acfe3f0525dd5978c78deed8f56dad38-1134x978.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■ ミッション2で輸送するペイロードについて
ispaceはミッション2のRESILIENCEランダーに6つのペイロードを搭載し、輸送します。
・ HAKUTO-Rのコーポレートパートナーである高砂熱学工業株式会社の月面用水電解装置
・ 株式会社ユーグレナの月面環境での食料生産実験を目指した自己完結型モジュール
・ 台湾の国立中央大学宇宙科学工学科が開発する深宇宙放射線プローブ
・ 株式会社バンダイナムコ研究所の「GOI宇宙世紀憲章プレート」
・ ispaceの欧州法人ispace EUROPEが開発したマイクロローバー”TENACIOUS”
・ スウェーデンのアーティストによるムーンハウスと呼ばれる赤い小さな家
また、RESILIENCEランダーには、人類の言語と文化遺産を保護したユネスコのメモリーディスクも搭載しています。
■ 株式会社ispace ( https://ispace-inc.com/jpn/ )について
「Expand our planet. Expand our future. ~人類の生活圏を宇宙に広げ、持続性のある世界へ~」をビジョンに掲げ、月面資源開発に取り組んでいる宇宙スタートアップ企業。日本、ルクセンブルク、アメリカの3拠点で活動し、現在約300名のスタッフが在籍。2010年に設立し、Google Lunar XPRIZEレースの最終選考に残った5チームのうちの1チームである「HAKUTO」を運営した。月への高頻度かつ低コストの輸送サービスを提供することを目的とした小型のランダー(月着陸船)と、月探査用のローバー(月面探査車)を開発。民間企業が月でビジネスを行うためのゲートウェイとなることを目指し、月市場への参入をサポートするための月データビジネスコンセプトの立ち上げも行う。2022年12月11日には SpaceXのFalcon 9を使用し、同社初となるミッション1のランダーの打ち上げを完了。続くミッション2も2025年1月15日[i]に打ち上げ完了。ミッション3は2026年[ii]、ミッション6は2027年に[iii]打ち上げを行う予定。
ミッション1の目的は、ランダーの設計および技術の検証と、月面輸送サービスと月面データサービスの提供という事業モデルの検証および強化であり、ミッション1マイルストーンの10段階の内Success8まで成功を収めることができ、Success9中においても、着陸シーケンス中のデータも含め月面着陸ミッションを実現する上での貴重なデータやノウハウなどを獲得することに成功。ミッション1で得られたデータやノウハウは、後続するミッション2へフィードバックされました。更にミッション3では、より精度を高めた月面輸送サービスの提供によってNASAが行う「アルテミス計画」にも貢献する計画。
■HAKUTO-R ( https://ispace-inc.com/jpn/m1 )について
HAKUTO-Rは、ispaceが行うミッション1およびミッション2を総称する、民間月面探査プログラム。独自のランダー(月着陸船)とローバー(月面探査車)を開発して、月面着陸と月面探査の2回のミッションを行う。SpaceXのFalcon 9を使用し、2022年にミッション1(月面着陸ミッション)のランダーの打ち上げを完了。2025年1月15日ivにミッション2(月面探査ミッション)の打ち上げを完了。
オフィシャルパートナーである株式会社三井住友銀行により命名されたMission 2 “SMBC x HAKUTO-R VENTURE MOON”には、新たな始まりやチャンスの意が込められている。
HAKUTO-Rはオフィシャルパートナーとして株式会社三井住友銀行、コーポレートパートナーとして、日本航空株式会社、三井住友海上火災保険株式会社、日本特殊陶業株式会社、シチズン時計株式会社、スズキ株式会社、高砂熱学工業株式会社、SMBC日興証券株式会社、Sky株式会社、Epiroc AB、株式会社ジンズ、栗田工業株式会社が参加している。
[i] 2025年1月時点の想定
[ii] 2025年1月時点の想定
[iii] 2025年1月時点の想定
[iv] 2025年1月時点の想定
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