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便利!カワイイ!を生み出してくれるのは、ダントツで和歌山県

PR TIMES / 2015年8月25日 16時42分

~毎日を彩ってくれる日用品雑貨製造TOP3は和歌山、福井、大阪~

NTTタウンページ株式会社(代表取締役社長:岡田 昭彦、本社:東京都港区虎ノ門3-8-8)は、タウンページデータベース(職業 別電話帳データ)を活用してさまざまなマーケティング情報を提供しており、自社が運営する商品紹介サイト「TPDB.jp」では、毎月独自の都道府県ランキングを発表しています。第49弾のテーマは、「日用品雑貨製造卸」です。



 日用品雑貨と言われて思い浮かぶものは、何でしょう?
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 例えば、赤ちゃんを育てているならおむつやベビー用品、若い女性なら化粧雑貨やアクセサリー、1人暮らしならキッチングッズやパソコン周辺機器などと、暮らす環境で思い浮かぶものは異なります。日用品雑貨のお店をネットで調べてみると、扱っ ている商品は、ほうきや食器、ろうそく、写真立てまで様々。それだけ大きな範囲のものを「日用品雑貨」として括るのはどうかと思われるかもしれませんが、 実は、括りが大きいからこそ自由な発想で次々と新たな日用品雑貨が生まれているという側面もあるのです。今月は、日用品雑貨の製造と卸のランキングです。

◆◇日用品と雑貨の範囲は◇◆
 国語辞典で調べてみると、「日用品」とは主に家庭での日常生活に用いられる品のことで、「雑貨」も日常生活に必要な細々とした品のこと。食料品や衣料品は含めず、かつ生活必需品以外を含めることが多いため、趣味や嗜好だけで選ばれることもあり、日用品雑貨が示す範囲は無限にあるようです。家の中を見回しても、洗剤やシャンプー、おむつ等の衛生用品、掃除用具、食器、リネン、インテリア小物など、暮らしは日用品雑貨にあふれています。
 特に便利なアイデアグッズは、日本人の細やかさや潔癖さがそのまま製品に反映されていると言えるでしょう。その豊富なバリエーションから、大量生産には向かないニッチ製品も多いようで、中小企業での生産が主となっています。
 洗濯で例をあげると、狭いスペースに効率よく干すための小物干しやシャツの形崩れを防ぎながら乾きを良くするハンガー、立体的に連結できるピンチ、ブラの形を崩さず洗える専用ネットなど、それまで不便に感じたことがなかったのに商品を見た瞬間に「これがあれば便利!」と思えてしまうものばかり。その工夫の数々は、テレビの情報番組や雑誌などでも度々紹介されています。海外からの観光客にも「日本の雑貨は安くて便利」と好評なようで、滞在中には100円ショップや雑貨店を訪れる人が多いとか。中国人観光客の爆買いには、電化製品やお菓子だけでなく様々な日用品雑貨も含まれるというニュースも話題になりましたね。

◆◇日本人の気質とアイデアが、新たな商品を生み出す◇◆
 日用品雑貨製造卸の登録件数は、この10年、緩やかな減少傾向となっています。
 生産拠点の海外への移転は一段落したものの、中小企業につきものの後継者不足も背景にありそうです。一方、日用品の出荷数はほぼ横ばいです。
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 人口10万人当たりの登録件数1位を獲得したのは和歌山県(14.52件)で、その理由のひとつとして「家庭用日用品」を地場産業としている海南市が大きく貢献しています。2位は福井県(3.67件)、3位に大阪府(3.33件)と続いています。
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[画像5: http://prtimes.jp/i/2308/52/resize/d2308-52-465804-4.jpg ]

 和歌山県海南市は国産家庭用日用品の全国シェア80%を誇り、特に水回り品は全国一のシェア。古くからタワシの原料となるヤシ科の常緑植物シュロ(写真右参照)の栽培が行なわれていた所で、栽培の始祖は弘法大師とも言われています。江戸時代からシュロを材料としてタワシやほうきなどが作られていましたが、昭和に入って加工技術が発達し、シュロから椰子の実の繊維へと変化。ビニロンやポリエチレン等の新素材が開発されると、それらを工夫して製品にするというように、時代の流れで原料が変わるとそれに応じたものを作り続けてきました。こうした県民気質があるからこそ、アイデア商品や高付加価値商品を開発し、安価な輸入品との差別化を図りながら圧倒的なシェアを保ち続けているのです。
 また、昔ながらのシュロほうきやブラシを手作業で作る職人もおり、県の伝統工芸品の指定も受けています。和歌山県の日用品雑貨は、奥が深く幅も広いのが最大の特徴のようです。
 
 2位の福井県は、メガネ産業や繊維産業で有名ですが、伝統工芸産業が古くから盛んな地域。越前和紙は1500年前、越前漆器は6世紀、越前焼きは平安時代、越前打刃物は南北朝時代からと、時代ごとに様々な日用品雑貨を生み出しています。県として「もの作り」に力を入れているのは、こうした歴史的背景もあるのですね。
 3位の大阪府は、天下の台所と謳われるだけあって、江戸時代から物流、商業の中心として栄えたため、多種多様な業種がバランスよく存在、大阪府でも、もの作り支援として地場産業をサポートしています。そのため、生活用品関係でもカバンやガラス製品、線香、洋傘など28業種の地場産業があり、多数の中小企業が活力ある町づくりに寄与しています。

◆◇進化し続ける日用品雑貨◇◆
 日本のキッチンの特徴の一つに、ものの多さがあります。
 食器ひとつをとってもお椀、皿、湯のみ、小鉢、大鉢などがあり、海外が皿やスープボウルで食べるのに比べて器の形状が多様で、和食器の複雑な形状が食器洗い乾燥機の普及を遅らせた理由の一つと言われるほど。台所道具もその分多様で、そこに西洋料理も入ってきたためますます道具が増え、必然的に整理整頓術が進化しました。収納グッズや細かい場所専用の掃除グッズが生まれるのも当然で、まさに、痒い所に手が届くようなアイデアグッズが次々と誕生している状態です。

 洗面所の鏡の側に髪ゴムを置いておきたいというニーズがあれば、かわいいフォルムのゴムかけが誕生し、使う側の工夫でデスクのクリップかけに変身することなど今や当たり前。サニタリー(浴室やトイレ、洗面所などの水回りに関する衛生品)を作っていたはずが、作る技術と使う工夫が相まって如何様にも使える製品になっていくので、もはや業界を細かく括る意味など不要なほど、日用品雑貨は進化し多様化し続けているのです。
 日本の片付け本が世界的にヒットしたことも記憶に新しいところ。
どんどん増えるものをどう片付けるかの日本的な考え方は、海外の人をも魅了したようです。片付けに関しても、独自のアイデアグッズを生み出す日本の日用品雑貨。今後どんな進化を見せてくれるのか、目が離せませんね。

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