AIによるデータ生成が次世代クラウドストレージの成長を加速 ～Seagateが委託した最新調査レポートより～

回答者の61％が、ハードドライブを基盤とするクラウドストレージ容量が、2028年までに100%以上増加すると予測

抄訳版プレスリリース
本プレスリリースはSeagate Technologyが2025年1月14日発表したプレスリリースの抄訳版です。

米カリフォルニア州フリーモント - 2025年1月14日 - シーゲイト・テクノロジーがRecon Analyticsに委託した最新のグローバル調査[1]によると、15の産業分野および10カ国のビジネスリーダーたちは、人工知能(AI)アプリケーションの導入がこれまでにない規模のデータを生成し、特にクラウドベースのストレージに対する需要が急増すると予測しています。

ハードドライブは、テラバイトあたりのコスト効率に優れた拡張性を提供するため、クラウドサービスプロバイダーは膨大なデータを保存する際にハードドライブに依存しています。最近、調査会社IDCは、大手クラウドサービスプロバイダーが保存するデータの89%がハードドライブに保存されていると推定しました[2]。さらに、今回のRecon Analyticsの調査によると、クラウドを主要なストレージ手段として利用している企業の回答者の約3分の2(61%)が、今後3年間でクラウドベースのストレージ容量が100%以上増加すると予想しています。

Recon Analyticsの創設者であり主任アナリストであるロジャー・エントナー(Roger Entner)氏は、次のように述べています。「この調査結果は、データストレージに対する需要が急増することが間近に迫っており、その中でハードドライブが明確な勝者として浮上していることを示しています。調査対象となったビジネスリーダーたちは、AI活用によるデータをこれまで以上にクラウドに保存する計画を持っています。これを踏まえると、クラウドサービスは次なる成長の波を迎える準備が整っていると言えるでしょう。」

主な調査結果：
- 調査対象者の72%（日本では71％）が現在AIを活用していると回答。
- 主にクラウドストレージを利用している回答者の61%（日本では54％）が、今後3年間でクラウドベースのストレージが100%以上増加すると予測。
- ストレージはAIインフラの中で2番目に重要な要素であり、セキュリティが最も重要な要素として1位にランクされている。
- - 重要度の高い順に：セキュリティ、ストレージ、データ管理、ネットワーク容量、コンピューティング、規制、LLMの実現可能性、エネルギー
- AI技術を導入している企業のうち、世界では90%が、日本では79%が、より長期にわたるデータの保持がAIの成果の質を向上させると考えている。
- 現在AIを活用している回答者の88%（日本では90％）が、信頼できるAIの採用には、より多くのデータを長期間保存する必要があると認識。


調査結果は、AIモデルを最適にトレーニングするために必要なデータの整合性を確保するために、企業がデータをより長期間保存する傾向が強まっていることを裏付けています。AIの革新と導入を継続するためには、AIの結果と成果はますます正確になることが求められます。

Seagateの上級副社長(EVP)兼最高商務責任者(CCO)であるB.S.テ(B.S. Teh)は、次のように述べています。「信頼性の高いAIこそが、AIの主流化を実現する鍵です。調査対象者の大多数が、AIの質を向上させるには、より長期間にわたってデータを保存する必要があると回答している中、当社ではHAMR技術を採用したハードドライブの各プラッターのストレージ容量を増加させるために必要な記録密度の革新に重点的に取り組んでいます。今後数年間で、プラッターあたりのストレージ容量を2倍以上にする明確なロードマップがあります。」

調査結果の詳細および分析については、Recon Analytics（ https://reconanalytics.com/impact-of-ai-on-corporate-storage-requirements/ ）をご覧ください。

[1] 2024年11月に実施された本調査では、年間収益が1000万ドル以上で、すでにAIを導入済み、または今後3年以内にAIを導入する予定である企業において、ストレージインフラの役割を担う意思決定者1,000人以上を対象にサンプル抽出を行いました。 この調査結果は、AIアプリケーションの利用がインフラの優先事項やデータの保存・管理に現在どのような影響を与えているかについての洞察を提供します。また、AIの導入拡大が今後3年間のインフラニーズにどのような影響を与えるかについての回答者の予想も調査しています。

[2] 2024 IDC Cloud Infrastructure Indexレポートによる。

Seagate Technologyについて
Seagateは、大容量データストレージのリーダー企業です。過去45年以上にわたり、4.5ゼタバイト以上のデータ容量を提供してきました。Seagateは拡張可能なストレージを提供し、データに依存するイノベーションに信頼と安心をもたらしています。かつてないほどの創造が求められる時代において、Seagateは無限の可能性を秘めています。Seagateがストレージの革新をどのようにリードしているかについては、www.seagate.comまたはブログをご覧ください。また、X、Facebook、LinkedIn、およびYouTubeをフォローしてください。

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