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無溶剤型ラミネート加工の用途を拡大し、脱溶剤化を加速する新製品を開発

PR TIMES / 2022年7月25日 12時45分

~新規無溶剤型ラミネート接着剤で環境対応の推進と、包材の生産拡大およびコストダウンに貢献~

東洋インキグループの東洋モートン株式会社(代表取締役社長 小林 雄一、東京都中央区)は、無溶剤型ラミネート接着剤「ECOAD(エコアド)(R) EA-N6008」および硬化剤「EA-N5618/EA-N5633」を開発いたしました。シャンプー・コンディショナーなどの詰替え用パウチや、ケチャップ・チリソースといった酸性内容物の個包装パウチなど、これまで溶剤型ラミネート接着剤での加工が中心であった分野で無溶剤型への切り替えを可能とし、用途拡大によりラミネート接着剤の脱溶剤化を加速させることで、CO2排出量の削減に寄与いたします。



[画像1: https://prtimes.jp/i/68461/52/resize/d68461-52-8bc2c316782b509a58fb-0.png ]


ラミネート接着剤は主に軟包装材の複層フィルムの貼り合わせに用いられ、一般的に有機溶剤で希釈し加工されます。CO2排出量削減やエネルギー効率化といった環境負荷低減の意識が高まる中、希釈溶剤を使用しない無溶剤型ラミネート接着剤への注目が高まっています。さらに現在の世界的な原材料高騰および溶剤の調達難により、無溶剤化はお客様の生産拡大およびコストダウンにも寄与することから、無溶剤ラミネート加工の普及拡大は喫緊の課題となっています。
しかしながら、従来の無溶剤型ラミネート接着剤は層構成によって外観と物性との両立が困難であることから、スナック菓子等の包装材に用途が限定されており、日本国内のラミネート接着剤使用量のうち5-10%に留まっているのが現状です。

この度、東洋モートンが新たに開発した無溶剤型ラミネート接着剤「ECOAD(エコアド) (R) EA-N6008」および硬化剤「EA-N5618/EA-N5633」は、溶剤型と比較し接着剤由来のCO2排出量を76%削減するとともに、これまで困難であった用途や層構成の無溶剤化を実現する製品です。東洋インキSCホールディングス株式会社の解析技術研究所との連携のもと新たな塗膜レオロジー解析手法を確立したことで、無溶剤型ラミネート接着剤の物性低下の要因を解明し、従来とは異なる塗膜設計アプローチにより外観と物性の両立に成功しました。また、技術開発研究所と連携し連続ラミネートに必要なパラメータを導き出したことで、これまで困難であった3層構成での無溶剤ラミネート加工を可能にしました。これにより、無溶剤型ラミネート加工の用途拡大を実現し、脱溶剤化を加速させることで、CO2排出量の削減に寄与いたします。

東洋モートンは、ラミネート接着剤のリーディングカンパニーとして、無溶剤型ラミネート接着剤のさらなる用途拡大を図り、お客様やエンドユーザ様のSDGs目標や課題解決の取り組みに寄与することで、サステナブルな社会の実現に貢献してまいります。

 東洋モートン株式会社は、国内トップシェアのラミネート接着剤をはじめとするポリマー関連製品のご提供により、みなさまの暮らしに貢献する接着剤のリーディングカンパニーです。軟包装材用途から、リチウムイオン電池のパッケージやメディカル分野まで、幅広い分野に製品を提供しています。
単なるモノづくりでは無く、CSV(Creating Shared Value)を意識した新時代にふさわしい独自の付加価値を提供することで、お客さまのニーズにお応えします。東洋モートンの詳細については、ウェブサイト(toyomorton.co.jp)をご覧ください。

【新製品の特長】


[画像2: https://prtimes.jp/i/68461/52/resize/d68461-52-c65ec8df609af7d91aaa-1.png ]




Toyo-Morton、Toyo-Mortonロゴ、およびECOADは、東洋インキSCホールディングス株式会社の登録商標です。


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