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アストンマーティン 新型Vantage GT3 ル・マン24時間デビュー戦にて20回目のクラス優勝を目指す

PR TIMES / 2024年6月12日 13時45分



アストンマーティンは、新設LMGT3クラスでVantage GT3初勝利を狙う

アストンマーティンは、ラ・サルトでの初レースから96周年を迎える

IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTDクラス優勝経験のあるHeart of Racingが伝説のフランス開催レースに復帰、2回目の出場

D’station Racingは、新型Vantage GT3での国際レース初優勝を果たした前戦に続く連勝を狙う

2025年ル・マンでのValkyrie AMR-LMHデビューへのカウントダウン開始



[画像: https://prtimes.jp/i/121164/52/resize/d121164-52-45ff5ebf5d950316c541-0.jpg ]


2024年6月10日、ル・マン(フランス):
アストンマーティンの新型Vantage GT3は、今週末(6月15日、16日)に開催される世界で最も有名な耐久レース ル・マン24時間レースでのデビュー戦に、満を持して挑みます。ウルトラ・ラグジュアリー・スポーツカーのブリティッシュ・ブランドであるアストンマーティンにとって20回目となるクラス優勝を狙います。

フランス中部で24時間にわたって繰り広げられるレースには、2台のアストンマーティンVantage GT3が出場します。Vantage GT3は、今年初めにシルバーストンで初公開された新型ロードカーのVantageと同じ機械的アーキテクチャを採用し、アストンマーティンの実績ある接着アルミシャシーを中心に組み立てられ、恐るべき4.0リッターV8ツインターボエンジンを動力源としています。2台のVantage GT3は、アストンマーティンが2025年にValkyrie AMR-LMHでトップクラスに復帰するための土台を築くべく、2024年新設のLMGT3カテゴリーに出場します。

ル・マンでアストンマーティンの名を背負うのは、FIA世界耐久選手権 [WEC] のパートナーチームである日本のD’station Racingと米国のHeart of Racingです。世界舞台の最高峰レースであるル・マンには今回、過去最高の9社のGTマニュファクチャラーが参戦します。

D’station Racingは、今月初めに鈴鹿にて開催されたSUPER GTのGT300クラスで藤井誠暢(日本)とチャーリー・ファグ(英国)が新型アストンマーティンVantage GT3初の国際レース優勝を勝ち取るという、歴史に残る快挙を成し遂げました。今回藤井誠暢は、マネージングディレクターとして、アストンマーティンのワークスドライバーでFIA世界耐久選手権では3度チャンピオンに輝き2022年ル・マンではクラス優勝を果たしているマルコ・ソーレンセン(デンマーク)が率いるチームを統括します。

ソーレンセンが#777でのレースを共にするのは、今回ル・マン初参戦となる、GT4ヨーロピアンシリーズとGTフランスシリーズ両方のタイトルを獲得したエルワン・バスタード(フランス)と、昨シーズン最終戦のバーレーン8時間レースで2位に入って以来のFIA WEC参戦となるチーム代表の星野敏(日本)です。

2025年にハイパーカークラスでアストンマーティンのワークスカーValkyrie AMR-LMHを走らせるHeart of Racingは、#27のVantageでWECシーズン開幕戦のカタール1812kmレース2位という最高成績で新たなLMGT3時代のスタートを切りました。ラ・サルトでは、昨年のル・マン初参戦での6位を超える成績を狙います。チームのドライバー戦力の中心となるのはチーム代表のイアン・ジェームス(英国)で、シングルシーターのチャンピオン経験者ダニエル・マンチネッリ(イタリア)とIMSA優勝経験者のアレックス・リベラス(スペイン)が共に戦います。

重要なことに、FIA世界耐久選手権第4戦のル・マンは、その長さと難易度からダブルポイント制を採用しています。つまり、ル・マンは、現在チーム順位3位と5位につけているHeart of RacingとD’station Racingにとってシーズンのヨーロッパ戦終了時点のスタンディングでトップに躍り出るチャンスです。

アストンマーティンの耐久レースの歴史は、ル・マンと切っても切り離せない関係にあります。ロバート・バンフォードとライオネル・マーティンが創業してからわずか15年後の1928年には、ラ・サルトのレースにAM415「International」が2台出場しました。3年後、アウグストゥス・チェザーレ・ベルテッリとモーリス・ハーヴェイがInternationalで1.5リッタークラス優勝し、初勝利を挙げました。1932年と1933年にもクラス優勝を果たしています。30年代にはUlsterがさらに2度の勝利を収め、第二次世界大戦前の時代、アストンマーティンはル・マンを代表するマニュファクチャラーのひとつとなっていました。

1940年から1948年、ヨーロッパが第二次世界大戦に見舞われる中でレースも中断されましたが、1949年に再開されるとアストンマーティンも参戦し、1950年代にかけて3リッタークラスを独占しました。1951年にはDB2が1位、2位、3位となり、6度クラス優勝をしています。この全盛期は、1959年のキャロル・シェルビーとロイ・サルヴァドーリのDBR1の輝かしい総合優勝で頂点を極めることになります。アストンマーティンが、レース界の伝説的なスターたちが集まることで知られるようになったのもこの頃です。アストンマーティンでル・マンを戦った数多くの名ドライバーには、ジム・クラーク、サー・スターリング・モス、ピーター・コリンズ、サー・ジャック・ブラバム、シェルビー、サルヴァドーリ、トニー・ブルックス、フィル・ヒル、サー・ジョン・サーティース、イネス・アイルランド、グラハム・ヒル、ブルース・マクラーレンなどが名を連ねます。

今世紀に入り、アストンマーティンは再び真の偉大なGTマニュファクチャラーのひとつとして台頭しています。2006年にレースに復帰してGT1クラスの表彰台を獲得すると、2007年にはダレン・ターナー、リカルド・リデル、デビッド・ブラバムが、強大なパワーを誇るV12を搭載したDBR9でコルベットを抑えて圧勝しました。アストンマーティンは、翌年も再び優勝を手にします。

2012年にWEC時代が幕を開けると、アストンマーティンはVantageで5回のクラス優勝を勝ち取ります。まずは2014年にV8 Vantage GTEでニッキ・ティーム、クリスティアン・ポウルセン、デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソンというデンマーク組でGTE Amクラス優勝を達成し、次に2017年にジョニー・アダム(英国)が最終ラップでライバルのコルベットを華麗に追い抜いて、チームメイトのターナー(15回の出走。3回の優勝、とアストンマーティンの中でル・マンで最も成功を収めたドライバー)、ダニエル・セラ(ブラジル)と共に劇的なGTE Pro優勝を勝ち取りました。

Vantage GTEがル・マンにデビューしたのは2018年で、2020年に鮮やかなダブルクラス優勝を飾りました。アレックス・リン(英国)、マキシム・マルタン(ベルギー)、ハリー・ティンクネル(英国)は従来の日曜朝のブレーキ交換のためのピットインを行わない戦略でフェラーリに対し大勝を収め、もう一方のTF Sportはサリ・ヨルック(トルコ)、アダム、イーストウッドがGTE Amを制しました。TF Sportは世界選手権タイトルを獲得した2022年にも、ベン・キーティング(米国)、エンリケ・シャヴェス(ポルトガル)、ソーレンセン組が優勝しています。

アストンマーティンの53回目の出場でもあった昨年の100周年大会での表彰台獲得と同時にル・マンにおけるGTE時代は幕を閉じ、新しいLMGT3カテゴリーの夜明けへとファンを導いていきました。Vantage GT3は、ル・マンで競ってきた28台のアストンマーティンのシャシーとエンジンの集大成です。アストンマーティンにこれほどまで数多くの成功をもたらし、アストンマーティンのDNAがレースの本質そのものから作り出されていることを揺るぎなく証明し続けたサーキットは、ル・マンをおいてほかにはありません。

耐久モータースポーツ責任者のアダム・カーターは次のように述べています。「ル・マン24時間レースは、モータースポーツの中でも最もアイコニックなレースのひとつであり、アストンマーティンのレースの歴史と切り離せない関係にあるのも当然なことです。2025年にハイパーカーのValkyrie AMR-LMHでトップクラスへの復帰の準備を進めていく一方で、今年は2つの素晴らしいパートナーチーム、D’station RacingとHeart of Racingが新型Vantage GT3をル・マンにデビューさせてくれます。これ自体が極めて重大な出来事です。今回はアストンマーティンのル・マン出場54回目の大会になりますが、これまでを通して学んだのは、純粋なスピード勝負だけではこのレースを制することはできないということです。パフォーマンスも粘り強い技術力も必要ですし、不屈の精神も少なからず求められます。この名高いレースで20回目のクラス優勝を目指して戦う中で、アストンマーティンはこのすべてを発揮できるよう、力を尽くしていきます。」

今年のル・マンLMGT3クラスの出場台数は23台と、WECの今シーズン最大の台数になっています。競技は2週末にわたって開催され、公開車検と公式テストは6月8日と9日に実施されました。練習と予選は水曜日と木曜日、レースは6月15日中央ヨーロッパ時間15:00 に開始されます。

レースの詳細はWECの公式ウェブサイトと公式アプリでご覧いただけます。


こちらのプレスリリースに関する素材は、下記よりダウンロード可能です。
https://we.tl/t-fpO975trww


アストンマーティン・ラゴンダについて
アストンマーティンは、世界でもっとも熱望されるウルトラ・ラグジュアリー・ブリティッシュ・ブランドとなることを目指し、人々を魅了してやまないハイパフォーマンス・カーを作っています。

ライオネル・マーティンとロバート・バンフォードによって1913年に設立されたアストンマーティンは、スタイル、ラグジュアリー、パフォーマンス、エクスクルーシブネスを象徴するグローバル・ブランドとして知られています。アストンマーティンは、最先端のテクノロジー、卓越したクラフトマンシップ、美しいスタイルを融合させ、Vantage、DB12、DBS、DBXに加え、同社初のハイパーカーであるValkyrieなど、高い評価を得ている一連のラグジュアリー・モデルを生み出しています。また、Racing. Green.サスティナビリティ戦略に沿って、アストンマーティンは2025年から2030年にかけて、PHEVとBEVを含むブレンドドライブトレインアプローチによる内燃エンジンの代替システムの開発にも取り組んでおり、電気自動車のスポーツカーとSUVのラインナップを持つという明確なプランを描いています。

英国のゲイドンを拠点とするアストンマーティン・ラゴンダは、ラグジュアリー・カーを設計、製造、輸出し、世界で50以上もの国で販売しています。スポーツカー・ラインナップはゲイドンで製造されており、ラグジュアリーSUVのDBXは、ウェールズのセント・アサンで製造されています。同社は、2030年までに製造施設をネットゼロにする目標を掲げています。

ラゴンダは1899年に設立され、1947年にアストンマーティンとともに故デビッド・ブラウン卿に買収され、現在は「Aston Martin Lagonda Global Holdings plc」としてロンドン証券取引所に上場しています。

2020年には、ローレンス・ストロールが同社のエグゼクティブ・チェアマンに就任し、未来の重要な分野に対して新たな投資を行うと同時に、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1(R)チームとともにモータースポーツの頂点へと復帰し、英国を象徴するブランドとして新たな時代へと乗り出しています。

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