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袴田事件の再審を強力にアピール

PR TIMES / 2013年10月10日 14時5分

冤罪の可能性がありながら拘禁47年。今こそ正義を。

強盗殺人の罪で死刑が確定し、人生の半分以上を拘置所で過ごしている袴田巌さん。今、この事件は、再審決定に向け大きなヤマ場を迎えています。現在進められている第2次再審請求の審理で、袴田さんが犯行時に着ていたとされる衣類のDNA鑑定が行われ、血液は被害者のものでも、袴田さんのものでもないことが明らかになったのです。再審が確実なものとなるよう他の支援団体とともに活動しているアムネステイは、死刑廃止デーの10月10日、署名運動を開始します。



死刑確定後すぐに行われた第1次再審請求は27年かけて最高裁まで争われましたが2008年に棄却され、現在、2010年から始まった第2次再審請求の審理が静岡地方裁判所で続いています。その鍵を握っているのが、第1次再審請求時には「鑑定不能」だった、血液のDNA鑑定です。技術の進歩で、半世紀前の血痕でも鑑定できるようになったのです。

死刑判決の決め手となったのは、犯行時に袴田さんが着ていたとされる「5点の衣類」に付着していた血液です。裁判では、犯行から1年後に発見されたこれらの衣服に被害者と袴田さんの血液が付着しているとして証拠採用されました。しかし昨年、弁護側・検察側双方の専門家による鑑定が行われ、袴田さんのものとされていた血痕は本人のDNA型とは「完全に一致するものはない」と結論づけられました。この鑑定結果は、袴田さんの無罪を裏づける新規の証拠といえます。一昨年に鑑定が行われた被害者の血痕については、弁護側は被害者のものとは確認できないと結論づけ、検察側は可能性を排除できないとしましたが、DNAが血液によるものかは不明など、あいまいな内容でした。

現在、12月2日までに弁護側、検察側がそれぞれ最後の意見を述べる段階にあり、早ければ来年3月には再審開始が決定される可能性があります。アムネスティは、再審開始の決定が下された場合、抗告などで再審を妨げないよう、静岡地方検察庁検事生に要請する署名キャンペーンを行います。参加は、アムネスティ日本のホームページからできます。また、日本だけでなく、オーストラリアやイギリスなどでも署名を集めています。

袴田さんは現在77歳。長い拘禁生活によって、深刻な精神状態にあると言われています。
もはや一刻の余裕もないのです。

▽署名キャンペーン
http://www.amnesty.or.jp/get-involved/action/hakamada_201310.html

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